2016.11.18
共有機能や使い勝手がさらに向上!
MacとiOSデバイスには標準で「メモ」が搭載されています。これまでは機能がとてもシンプルというイメージでしたが、バージョンアップを重ねるにつれて、フォルダ分けや各種メディアファイルへの対応、クラウドを活用した同期、さまざまな共有機能の追加によって、プライベートからビジネスまで利用できる高機能ツールへと発展を遂げました。
そしてmacOSシエラからは新たに個別のメモのロック機能、メモの共同編集、デフォルトのテキストサイズやタイトル・見出し設定などが強化されています。本格的な書類を共同作成するならページズなどのほうが適していますが、メモでもかなりのことが実現できますので打ち合わせやアイデア出しなどに活用してみましょう。
メモを複数人で共有して打ち合わせをする
新しくなったメモの目玉機能の1つが「共同制作」機能です。これはアイクラウドを介してほかのアップルユーザとメモを共有して同時に編集できるというものですが、Macはシエラ以上、iOSデバイスはiOS 10以上の環境が必要です。なお、共有メモはロックで保護できません。
使い方は簡単で、共有したいメモを選んで人をメールやメッセージで招待し、参加したらそのメモがリアルタイムに編集可能となります。ただし、編集履歴など高度な機能はないため、あくまで打ち合わせの記録など簡易的な用途に限って利用するのが現実的です。
(1)ツールバーの[人を追加]ボタンをクリックして、メモを共有する方法をメールやメッセージ、各種のSNSなどから選択します。近場の相手ならエアドロップも使えます。