メモリとストレージの違いを理解すべし!|MacFan

アラカルト 今さら聞けないMacの常識・非常識

メモリとストレージの違いを理解すべし!

文●中村朝美

わかっているつもりでも、人に尋ねられるとあやふやになってしまう知識というのは、意外と多いのではないでしょうか。そこで、今さら人に聞けないようなMacに関わる知識や疑問を再確認してみましょう。

【常識1】メモリとストレージの違いを理解すべし!

「メモリ」という言葉はいろいろな場所で使われます。一般的に「Macのメモリ」という場合には「RAM(ランダムアクセスメモリ)」を指すことが多いです。

一方、ハードディスクやフラッシュストレージなども、時々「メモリ」と呼ばれることがありますが、これはRAMとはまったく別の部品です。ハードディスクやフラッシュストレージのことをアップルは「ストレージ」と呼称しています。

メモリもストレージも同じ「データを保存する場所」ですが、両者は異なる性質を持っています。メモリはCPUと直接やりとりするため読み書きが非常に高速ですが、電源が切れると内容を保持できません。フラッシュストレージやハードディスクはメモリに比べると読み書きは遅いものの、大容量であり、電源を切っても内容が保持されます。

この2つの保存領域を、Macは上手に使い分けて動いています。普段はストレージにファイルを保存しておき、ユーザがソフトなどを起動した際には、都度必要なファイルをメモリに移して作業をするのです。こうすることにより、大きなファイルはストレージに格納し、メモリで高速な処理を行えます。ストレージは「書類棚」、メモリは「作業机」、それらを操るCPUは「人間」によくたとえられます。




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