WWDC 2016開幕!非開発者が楽しむためのノウハウ|MacFan

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「開発者の祭典」はワンランク上のアップル通になれるチャンス

WWDC 2016開幕!非開発者が楽しむためのノウハウ

文●氷川りそな

アップルが毎年6月に開催している開発者の祭典、WWDC(世界開発者会議)。基調講演は気になるので見るけど、それ以外はどうせ難しい話しかしていないだろうし見ていない、という読者も多いだろう。だが、チェックの仕方だけ知っていればWWDCの内容は誰にでも楽しめるビッグ・イベントなのである。

WWDCを最大限に楽しむ

今年もアップルの「ソフトウェアの祭典」とも呼ぶべきWWDC(世界開発者会議)の季節となった。今年は現地時間6月13日から17日の間に開催が決定した。このイベントはOS XやiOSといったアップルのプラットフォーム上で動作するソフトウェアを開発するユーザをターゲットとして1995年から毎年行われており、アップル界隈のみならず、IT業界を代表するビッグイベントの1つとしても有名だ。

WWDCはソフトウェア、中でもOS(オペレーティングシステム)を中心としたトピックを扱う。そのため、ほぼ必ずといっていいほど次期リリースバージョンに関する情報が公開され、ベータ(開発途上)版が配布される。最初のセッションとなる基調講演(キーノートスピーチ)では概要が公開されるため、メディアからも注目が高いのは多くの読者諸氏にとってはもはや「常識」といってもいいだろう。

また、アップルは「サプライズ」を含んだマーケティング戦略を好む傾向にある。そのため過去にはWWDCのタイミングに合わせて初代iMac(1998年)やPower Mac G5とiSight(2003年)、インテルCPUに移行したXserveとMacプロ(2006年)、iPhone 3G(2008年)、レティナディスプレイに対応したMacBookプロ(2012年)、そして大幅にデザインチェンジしたMacプロ(2013年)といった新製品を発表したこともあった。

しかし、ここ数年はハードウェアの発表もなく、OSに関しても2~3カ月程度で正式版がリリースされるため、一般ユーザにはさほど大きな意味を持つイベントだと感じられなくなってしまったようにも見受けられる。だが、その一方でWWDCの参加希望者は増え続けており、4月下旬頃には参加当落の悲喜こもごもがネット上に溢れるなど相変わらずの盛況ぶりだ。




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