[インタビュー]柿本ケンサク(映像作家、写真家)|MacFan

アラカルト 林檎職人

デジタル化する時代が生んだ稀代の映像作家が夢見る未来のワークスタイル

[インタビュー]柿本ケンサク(映像作家、写真家)

文●山田井ユウキ写真●黒田彰

Macを用い、世の中にとって「新しいもの」を生み出していくクリエイターたちに迫る本連載。今回登場するのは、映像作家、写真家の柿本ケンサク氏だ。

 

 

柿本ケンサク(Kensaku Kakimoto)

1982年生まれ。映像作家・写真家。映画、テレビCM、ミュージックビデオを中心に活躍。言葉では表現できない空気、体温、感情を切り撮ることを大切にし、“Think globally, Act locally”をモットーに作品制作を行う。今年1月には初の写真展を開催。日本のみならず、欧米やアジアへも活動範囲を広げている。代表作に映画「UGLY」、主な活動に東日本大震災被災地の復興イベント「LIGHT UP NIPPON」など。

 

 

デジタル化で頭角を現す

20世紀から21世紀にかけて訪れたデジタル化の波は、あらゆる業界におけるワークフローを一変させた。映像・写真業界においてもそれは同じで、今はもうデジタルなしでは仕事が成立しないまでになっている。そんなアナログとデジタルの狭間の時期に頭角を現したのが柿本ケンサク氏。トヨタやコカ・コーラ、アサヒビールといった企業のテレビCMや、Mr. Children、坂本龍一といったアーティストのミュージックビデオを手がける注目の映像作家だ。

柿本氏が愛用する仕事道具はMacBookプロとiPadプロ。どこにいても作業ができる機動力と、プロの仕事にも耐えうるマシンパワーを両立する。テレビCMのような大きなプロジェクトともなると最後は専用の機材を使うが、それでも自分の仕事のほとんどはこの2台のみで完結するという。飛行機の機内で編集作業を行い、到着したらすぐに納品する─そんなことはMacBookプロとiPadプロにしかできない芸当だ。常に多くのプロジェクトを同時進行する柿本氏にとって、このフットワークの軽さは何ものにも代えがたいメリットなのだ。




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