Macの熱を効率的に逃がす|MacFan

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Macの熱を効率的に逃がす

文●今淳一

Macに限った話ではないが、パソコンの排熱が追いつかない場合、熱暴走を起こして処理速度が低下したり、正常な動作をしなくなる。これが、ものすごい負荷のかかる処理をしているときに、内蔵のファンがぶんぶんと回りっぱなしだというのなら、それも仕方のないことだ。しかし、通常の操作をしているだけなのにファンが止まらない、という場合がある。今回は、そのような場合の対処方法をご紹介しよう。

ファンが回りっぱなしの場合、何らかのプロセスが暴走していて、リソースを食いつぶしている場合がある。再起動で解決する場合もあるが、状況を確認したい場合は、[アプリケーション]フォルダから[ユーティリティ]と辿った先にある、アクティビティモニタというアプリを起動しよう。



このように、[CPU]タブと[メモリ]タブを切り替えたり、それぞれCPUやメモリをどれだけ消費しているかをソートして見て、明らかに異常な数字がずっと続いている場合は、対象のプロセスが暴走している可能性がある。単純に、極めて重い処理を実行し続けているだけで動作そのものは正常だったり、スポットライトのインデックス作成のように、時間がかかるものもあるが、だいたいこれで「犯人」がわかる。よくわからないプロセスを無闇に終了させるのは危険なので、そのような場合はプロセスの名前で検索をかけると、解決作が見つかることがある。終了させても問題ない、とわかっている場合は、プロセスを選択して左上の×マークのボタンから、終了または強制終了させることができる。覚えておこう。

なお、利用している環境によっては、排熱がうまくいかないせいで熱暴走をしていることもある。熱を排気するために回っているファンの、その出口がふさがれている場合、当然だが熱が籠もることになる。排気がうまくいくように空間を作ることも検討しよう。