【TOPICS1】今、Macの業務利用を 妨げている障壁とは何か?(1)|MacFan

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企業導入の現状

【TOPICS1】今、Macの業務利用を 妨げている障壁とは何か?(1)

文●牧野武文立体イラスト●イシカワコウイチロウ写真●黒田彰

Macの売れ行きが好調だ。確実にMacを使うビジネスパーソンが増えている。一方で企業のMac導入は増えてはいるものの、Macの売れ行き増ほど伸びていないように思える。多くのMacが“企業が承認しない”シャドーITとなっている可能性がある。Macの業務利用を妨げている原因とは何なのだろうか。

大きな問題になりつつある「シャドーIT」

7月下旬、アップルが2015年度第3四半期の決算報告を行った。Macの好調ぶりが際立っている。前年同期と比べて、世界での販売台数が9%増になり、日本でも円安の影響があったにも関わらず、販売額が9%増。iPadの販売が伸び悩む中で、Macがそれを補っている形だ。

一方のウィンドウズPCは昨年4月のウィンドウズXPサポート終了後の買い替え需要が一巡してしまったこともあるが、どのメーカーも販売台数を大きく落としている。実際、周囲を見てもMacBookエアやMacBookを中心に、Macを見かける頻度が年々高くなっている。

Macの輪が広がることはいちMacユーザとしてうれしいことだが、一方で、深刻な問題が潜行中だ。シャドーIT問題だ。