第30話 英語=グローバルという誤解|MacFan

アラカルト フツウを変える、フツウをつくる

第30話 英語=グローバルという誤解

文●上野美香

いろいろなところで耳にしたり目にすることが多い「グローバル」という言葉。世界で活躍できる人材、世界で勝負しようという製品や会社を表現するときに使われますね。セミナーや転職資料、イベントなどでも頻繁に用いられるキーワードです。将来子どもに言語や国籍を超えて活躍してもらいたいという理由で、英語教育投資に積極的な人もいます。グローバルである(世界で活躍する)とは、どんな状態で、そこにはどんなスキルが必要だと思いますか。「英語が話せること」と同義になっていないでしょうか。

私はごくごく普通の一般家庭出身で、学生時代の留学や家族で海外移住などといった機会はまったくありませんでした。それでも、縁あって海外(主に米国)に本社があるベンチャーの日本支社で働くことが多かったのですが、仕事や日本以外の友人たちとのやりとりをとおして実感するのは、グローバルなチームの中で働いたり活動するとき、英語が流暢に話せることは最重要事項にならないということです。それ以上に大切なポイントがあると感じています。




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