2012.11.22
データの移動などにUSBメモリを利用している人は多いと思うが、小さい機器だけに紛失した経験がある人も多いだろう。USBメモリに個人情報を保存していた場合、何らかのトラブルに見舞われる可能性もある。OS X MTライオンには、こんなトラブルを手軽に避けられる機能が用意されている。
Mac OS Xには以前より、ディスクを暗号化する機能が用意されていたが、ちょっと設定が面倒だった。しかし、MTライオンではUSBメモリやSDカードなどをマウント後、右クリックメニューから［xxxxを暗号化］を選択するだけで暗号化ができるようになったのだ。
ただし、対応するボリュームは「Mac OS 拡張」フォーマット（GUIDパーティションテーブル）で初期化されている必要がある。MS-DOS（FAT）形式などでは暗号化できないので注意しよう。
ファイルフォーマットに問題がない場合は、パスワード、パスワードの確認、ヒントの入力をするためのダイアログが表示されるので、それぞに設定を行う。あとは［ディスクの暗号化］をクリックすれば、暗号化がスタートする。
作業が終了すると、Mac OS Xライオン以降でしかマウントできないボリュームとして使用できる。対応していない機器で使用すると、以下のようなアラートが表示されて使用できない。
暗号化を解除したいときは、Macに挿した後、右クリックメニューから暗号化解除のメニューを選択すると、パスワード入力の画面が表示されるので、先に設定したパスワードを入力すればいい。
