【イベントレポート】Mac Fan Fes. 2023 presented by Claris FileMaker|MacFan

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【イベントレポート】Mac Fan Fes. 2023 presented by Claris FileMaker

文●栗原亮(Arkhē)写真●黒田彰

2023年9月2日、Mac Fan創刊30周年記念イベント「Mac Fan Fes.2023 presented by Claris FileMaker」がマイナビPLACE 歌舞伎座タワーで開催され、YouTubeチャンネル「Mac Fan TV」での同時配信も行われました。出張人気連載のトークイベントや来場者・視聴者参加型のクイズセッションなどで盛り上がったイベントの様子をお届けします。

抽選で選ばれたMac Fan読者約100人が集まったイベント会場は12時の開場とともに賑わいを見せ、会場入り口に展示されたMac Fan創刊号を含む歴代のバックナンバーを撮影したり、Appleファン同士で思い出話に花を咲かせたりする様子も。

また、会場内ではイベントスポンサーが出展するブースを回覧できるようになっており、スタンプラリーによるプレゼント企画も実施されました。

イベント開演はMac Fan編集長・笹本貴大より宣言され、「『Mac Fan』で振り返るAppleの30年とこれから」と題した基調トークセッションでは、本誌連載陣であるテクノロジーライターの大谷和利さんとITジャーナリストの松村太郎さんが登壇。30年分のMac Fanのバックナンバー473号からピックアップされた5冊を振り返りながら、Apple製品との印象的な出会いや故スティーブ・ジョブズへのインタビュー秘話、日本未上陸のApple Vision Proのデモ体験など、Appleファン必聴の貴重なエピソードが語られました。

また、100均ショップのアイテムで再現した大谷さんによる自作Vision Pro(?)が披露されるサプライズに会場から喝采が上がりました。

続けて、人気連載「それ、iPhoneで払えますか?」の出張版、ビジネス書作家・商品開発コンサルタントの美崎栄一郎さんによるトークセッションが始まりました。テーマは「ローカライズとグローバライズ」。世界各地のApple Storeを巡った経験からインフラとしての“お金”が将来どのように変わっていくか、そこでAppleが果たす役割など興味深い話が展開されました。

次に、Appleユーザにとってはおなじみの「Claris FileMaker 2023」を用いたローコードアプリ開発の実演が、Claris International Inc. 法人営業本部 セールスエンジニアの古谷豪さんによって行われました。「ローコードでできる!Apple の最新テクノロジーを活用した業務アプリ開発」というタイトルにもあるように、iPhoneのカメラで撮影した写真からのテキスト認識や、Appleの機械学習フレームワーク「CoreML」の機能をシンプルな手順でアプリに追加する様子がデモンストレーションされました。また、教育機関向けのFileMakerキャンパスプログラムを導入した公立千歳科学技術大学の事例ビデオがイベント会場で初公開され、学生が地元の課題解決に取り組む様子が紹介されました。

イベントスポンサーのClaris、ウエスタンデジタル、QNAP、Synology Japan、PFU、ベルキン、StarTech.com、Mysuranceの出展ブース紹介ののち、佳境を迎えたイベントはいよいよ後半戦へ。

出張人気連載のトークセッション「宮本佳林のDTMでは研修生」では、歌手の宮本佳林さんが登壇し、講師の野見山美貴さんと一緒にLogic ProのDrummer機能を用いてかっこいいドラムパートを10数分で作る実演を披露。

宮本さんは「私自身もアマチュアとして楽しみながら、DTMやその周辺機器の良さを伝えていきたいと思っています」と話します。

続けて、来場者とYouTubeライブ視聴者が参加できるクイズセッション「Apple Deep Q」では、人気YouTuberの堀口英剛さん、平岡雄太さん、イマムラケンタさんが登壇。3人からの出題と編集部からの出題で合計12問のマニアックなAppleクイズ大会が開かれました。見事12問全問正解したのは…? その結果は「Mac Fan TV」で期間限定公開しているアーカイブ動画でご確認ください!
https://www.youtube.com/live/geVsM5J7mEY

そしてイベントも終盤に差し掛かり、来場者もライブ視聴者も楽しみにしていたプレゼントセッションの開始です。出展ブースの各社に、エム・エス・シー、エントリージャパン、アイ・オー・データ機器を加えた9社から提供された合計22個の豪華プレゼントが抽選方式で当選者に手渡されました。

エンディングの挨拶はMac Fan編集長・笹本貴大より行われ、30周年を迎えたMac FanがこれからもAppleとAppleユーザの皆さんの架け橋として活動していくことを述べると、会場からは万雷の拍手で迎えられる感動的なフィナーレとなりました。