エレコム株式会社 | Apple Pencil 交換ペン先 P-TIPAP02|MacFan

アラカルト アップルのミカタ

エレコム株式会社 | Apple Pencil 交換ペン先 P-TIPAP02

文●小平淳一構成●Mac Fan編集部写真●黒田彰

今おすすめの最新プロダクトの魅力に迫る!

エレコム株式会社

ネットワーク機器をはじめとしてメモリやキーボードといったコンピュータ関連製品から、テレビ関連やヘルスケア製品まで幅広く開発・販売しています。
【URL】https://www.elecom.co.jp/

 

Apple Pencil 交換ペン先 P-TIPAP02

[発売]エレコム[価格]オープン価格
[実売価格]2個入り2380円(直販価格)
[URL]https://www.elecom.co.jp/products/P-TIPAP02.html

Apple Pencil第1世代、第2世代に対応した交換用ペン先。摩耗しにくい金属製で、シャープペンシルのようなさらさらとした書き心地が特徴。接地点とのズレを軽減できるため、イラスト制作のような細かい作業では特にオススメです。

 

 

【私がレビューします】

Mac Fan編集部 笹本貴大

本誌編集長。最近はApple Pencilに関するアクセサリもどんどん充実してきましたね。ペン先と侮るなかれ。書き心地が全然違いますよ。

 

 

 

極細ペン先の絶妙な摩擦感が心地よい

アップルペンシル(Apple Pencil)を使っていて、書きにくさを感じたことはないでしょうか。ツルツル滑る、先端が見えにくい、接地点がズレる…。こうした不満は、ペン先を交換することで解決するかもしれません。

エレコムが開発・販売する「P-TIPAP02」は、アップルペンシルの第1世代、第2世代に対応した交換用ペン先です。先端に高感度の銅製素材を採用し“シャープペンシルのような書き心地”を謳っています。

実際に使ってみると、まさにキャッチフレーズどおりの書き心地を堪能できました。擬音で表現するなら、「ザラザラ」と「サラサラ」のちょうど中間。ちょうどいい摩擦を感じながら、本当の紙とシャープペンシルで書くような感覚を味わえます。

また、先端は約1ミリと細くなっていて、細かな絵や文字を書くのにピッタリです。アップル純正のペン先は先端が丸くなっているため、厳密な接地点がわかりにくいのが難点でした。一方、本製品ではペン先を極細にすることでその課題を解決し、狙ったところに接地できるようになっています。

さらに、先端部に銅製素材を採用していて、磨耗しにくいのも重要なポイントです。アップル純正のペン先は、ヘビーに使うと数カ月ですり減りが目立ち、先が丸まってくることでいっそう接地面がズレているように感じます。快適な書き心地を維持するうえで、耐久性が高いことは極めて重要です。もちろん、耐久性が高いことで交換頻度も下がるため、ランニングコストの面で有利であることは言うまでもありません。

 

試行錯誤を重ねたうえのわずかな違い

2022年11月にリリースされた本製品は、同社が販売するアップルペンシル用の交換ペン先としては2世代目に当たります。銅製の極細ペン先という点では初代と同じですが、接地点のズレがさらに少なくなるよう形状を改良しています。

前モデルとよく見比べたところ、先端の金属部分がわずかに短くなっているのに気づきました。本当にわずかな違いにすぎませんが、書いてみると確かにズレが少なくなっているのを実感できました。ほんのちょっとの違いでここまで書き味が変わるとは驚きです。

同社に話を聞いたところ、最終的な形が決まるまでに数々の試作を繰り返したといいます。社内には趣味で絵を描く人も多いそうで、試作のたびにアンケートを行い、最適な形状を追い求めたのだとか。数々の試行錯誤を繰り返したうえでようやく辿り着いた“ほんのちょっとの差”というわけです。

 

好みで選べる豊富なラインアップ

2022年11月のリリースでは、本製品のほかに3種類の交換用ペン先が登場しました。アップル純正のペン先に近い書き心地の「P-TIPAPS01WH」、アップル純正に近い形状でありながらペン先を銅製にすることで耐久性を高めた「P-TIPAP03」、そして金属製のペン先と透明な樹脂を組み合わせた「P-TIPAP04CR」です。

1つ目の製品は純正品に近い形状、書き心地でありながら、純正品より安価なのが魅力です。2つ目の製品は、純正品に近い形状でありながら先端が金属になっていて、耐久性が高いことで交換頻度を減らせます。

一方、3つ目の製品は、緻密な書き味を追求したタイプです。先述の「P-TIPAP02」と同様に極細の金属製ペン先を採用しており、書いたときの感触もほぼ同じです。しかし、樹脂が透明になっていることでその部分の存在感が薄まり、金属の先端部に意識を向けやすくなります。結果として、ペン先の接点に対する精度が高まり、より緻密な絵を描きやすくなるのです。先端ではなく周りの材質を変えるだけで描きやすさが変わるというのは、非常に面白い発見でした。「P-TIPAP02」より少しだけ値段が上がりますが、緻密な絵を描く人ならきっと「P-TIPAP04CR」が満足できると思います。

このように同社には複数のペン先がラインアップされており、用途に応じて好きな製品を選べるのも魅力の1つです。場合によっては、いくつかの製品を購入しておき、状況によって使い分けるというのもアリだと思います。ペン先の付け替えは至って簡単です。

なお、今回の検証では、紙のような手触りを再現する「ペーパーライクフィルム」をiPadと組み合わせて使いました。同社ではケント紙タイプや上質紙タイプなど、ぺーパーライクフィルムも何種類か販売しており、ラインアップも豊富です。個人的には何度も貼ったり剥がしたりできる着脱式のものがお気に入り。こちらも併せてオススメします。

 

エレコムの「Apple Pencil交換ペン先」のココがすごい!

用途に応じて選べる豊富なバリエーション

エレコムでは、さまざまな種類のApple Pencil用の交換ペン先を発売しています。2022年11月に発売された「P-TIPAPS01WH」「P-TIPAP03」「P-TIPAP04CR」をはじめとしてラインアップは豊富なため、用途や好みに合わせて選びましょう。

 

形状の改良により接地点のズレがさらに小さく

交換用ペン先2代目となる本製品は、先端の金属部分の長さをわずかに変更。先端をガラス面に当てたときの位置のズレがさらに小さくなりました。緻密な絵を描く人ほど恩恵を強く感じられるはずです。

 

まるでシャープペンシルのような書き心地

ペーパーライクフィルムと組み合わせると、本当にシャープペンシルで書いているような心地よい摩擦感になります。iPad+Apple Pencilの書き心地に不満を持っていた人も、この製品で認識がガラリと変わることでしょう。

 

充電式ハイブリッドタッチペン「P-TPACSTHY01シリーズ」

 

【私がおすすめします】

服部なつみさん

エレコム株式会社
非通電開発部 サプライ課 デジタル雑貨チーム チームリーダー

 

 

「iPadモード」と「汎用モード」を切り替えられるタッチペンです。iPadモードでは、手のひらの接触による誤動作を抑える「パームリジェクション」に対応。Apple Pencilに比べ筆圧検知ができないといった違いがありますが、7990円(直販価格)というコストパフォーマンスの高さが魅力です。また、ペアリングしなくてもすぐに使える手軽さや、USB-Cケーブルで充電できる使い勝手の良さもポイント。汎用モードに切り替えれば、iPhoneでもタッチペンとして利用できます。

1.5mmの極細ペン先は、繊細な書き込みも可能。iPadを手書きメモとして活用したいけれど、純正のApple Pencilが高価なため、購入をためらっているという人にとってオススメです。