2022.10.13
『Mac Fan』新人編集者の中臺です。皆さんの役に立つ情報を発信できるように頑張ります！
2歳から音楽を習っていた私は、長い間「楽譜」に触れてきました。慣れもありますが、楽譜といえばやっぱり「紙」。書籍もなんだかんだ言って“紙派”でした。でも、最近になって、私の大好きな小説家がこんなことを言っていたんです。
「書斎にあった本はかさばるから処分した。電子書籍で必要な時に読み、それでも手元に置きたい時はAmazonで買っている」
そう聞いてしまうと、私も紙にこだわる必要はないかも‥と思い立ち、重い腰を上げて、楽譜の電子化に挑戦してみることにしました。（さすがに2歳から愛用した楽譜は捨てませんが）。
使ったのは「Piascore」という無料の電子楽譜ビューアプリ。手持ちの楽譜をスキャンしたデータを表示できるだけでなく、著作権の切れた楽譜をアプリ上で無料で閲覧できます。ほかにも、ペン機能を使って楽譜への文字や記号の書き込みもOK。紙の楽譜だと汚れを気にして躊躇することもあるのですが、その心配も無用です。
一番驚いたのは、iPadなどのフロントカメラに向かってウインクすると楽譜をめくってくれる機能です。右目でウインクすると１ページ先に進み、左目でウインクすると１ページ戻るようになっていて、たとえばピアノの演奏時は常に両手が塞がっているので、そんなときにとても便利！こんなに多機能なのに無料。本当に無料なのです。
「譜めくり」というのは、コンサートでそのために人を雇うほど音楽演奏では不可欠な行為で、重要なのが“タイミング”。「譜めくり」のタイミングが悪いと、「ちょっと早いよ！」などと心の中で文句を言ったり、焦ったりしてしまうです。（笑）
このアプリを使えば、自分の好きなタイミングでページをめくることができるので、コンサート中にウインクするのはちょっと恥ずかしいですが、とにかく演奏に集中できる！ なんなら演奏に没頭して、目を閉じて演奏しているように見せかけてウインクしちゃってもいいんかもしれませんね‥
問題なく演奏できるか、今度iPad上に電子楽譜を表示させてピアノを弾いてみようと思います！
【中臺さや香／Mac Fan】
