トレンドマイクロ | パスワードマネージャー|MacFan

アラカルト アップルのミカタ

トレンドマイクロ | パスワードマネージャー

文●栗原亮構成●Mac Fan編集部イラスト●keita mizutani

トレンドマイクロのおすすめの製品群の魅力に迫る!

トレンドマイクロ株式会社

「ウイルスバスター」シリーズをはじめ、コンピュータやスマートフォン、タブレットといったデジタルライフの安全を守るためのソリューションを提供するセキュリティベンダーです。[URL]https://www.trendmicro.com/ja_jp/forHome.html

 

パスワードマネージャー

[発売]トレンドマイクロ
[価格]月額 280円、 年額 2800円 ※ともに自動更新(2021年11月時点App Store価格)
[OS]macOS Mojave、iOS 12、iPadOS 13.1以降
[備考]Safari 12.0以降(Mac)、Chrome・Firefox の最新版
[URL]https://www.go-tm.jp/pwm

 

 

【私が紹介します】Mac Fan編集部 笹本貴大

本誌副編集長。これを機にセキュリティ意識を高めましょう!

 

 

 

デジタルライフにおけるセキュリティの基本は、何といっても「IDとパスワードの管理」ではないでしょうか。SNSやショッピングサイトなど、登録しているWEBサービスが増えると、管理するのが大変ですよね。かといって、面倒くさがって簡単なパスワードに設定したり、同じパスワードを複数サイトで使い回したりしてしまうと、不正アクセスされる危険性が高まります。

もしAppleデバイスを使っているなら、「iCloudキーチェーン」による一元管理が可能ですが、利用しているすべてのデバイスが最新のOSにアップデートされているとは限りませんし、WindowsやAndroidデバイスも一緒に利用している人も少なからずいるでしょう。いくら厳重にパスワードを管理しているつもりでも、1カ所でも綻びが生じたら、そこから不正アクセスを許してしまうことになるため、何層にも防御しておくことが重要だと断言できます。

「ウイルスバスター」でお馴染みのトレンドマイクロでは「パスワードマネージャー」という製品で、こうしたパスワードの一元管理機能を提供しています。セキュリティ専門ベンダーならではの高い信頼性があるだけでなく、マルチOS対応や、近年話題になっている「ダークウェブ」への個人情報流出の検知など、Apple純正機能では搭載していない、独自の機能を備えているのも大きな利点です。

すでに利用しているパスワードに脆弱性がある場合には警告を表示し、安全性の高いパスワードを自動生成してくれる機能も標準で備わっているので、多くのWEBサービスを利用している場合でも安心してインターネットを楽しめます。

「パスワードマネージャー」の“推しポイント”はここだ!

安全性を高めるパスワードチェッカー

アカウント作成時などに、単純なパスワードや複数サービスで利用しているパスワードに設定してしまうと、アカウントが不正利用される危険性が高まります。パスワードマネージャーには、安全なパスワードを自動生成する機能や、危険なパスワードを警告する「パスワードチェッカー」機能が備わっています。安全性の高いパスワードを運用するには必須の機能といえるでしょう。

 

厳重に保存できるセキュアメモ

銀行口座の暗証番号やマイナンバーなど、WEBサービス以外でも利用する重要な情報も暗号化して、パスワードマネージャー内に「セキュアメモ」として保存できます。iPhoneではFace IDやTouch IDによってマスターパスワードの入力を省いてロックを解除できるのも便利です。

 

危険を監視してくれるダークウェブモニタリングク

一般的なWEBブラウザなどではアクセスできない「ダークウェブ」には、不正に入手されたクレジットカード番号などが犯罪目的で取引されています。「ダークウェブモニタリング」機能によって、ダークウェブへの個人情報流出が検知されたらアラートを通知して、被害拡大を防ぐ方法を提示してくれます。

 

 

メーカー担当者に突撃!トレンドマイクロの製品群をもっと詳しく教えて!

 

【この人に聞きました!】転法輪浩昭さん

トレンドマイクロ株式会社
コンシューマセキュリティグループ プロダクトマーケティングマネージャー

30年以上も続くブランドをリフレッシュしました!

 

 

「安全」から「安心」へ

MF●多くのセキュリティ対策製品を扱っているトレンドマイクロさんですが、2021年10月15日にブランドをリフレッシュされたんですよね。

転法輪●そうなんです。皆さんがデジタルライフにおいて、思いきり新しいことに挑戦できるように応援していきたいという想いを込めて、ブランドメッセージを「自由に、もっと、やりたいこと」へと変更しました。

MF●リブランディングの背景を教えてください。

転法輪●これまでは、ユーザに対して、ウイルスバスターの機能的な価値を中心にメッセージを発信していたのですが、それだけでなく、「安心」という感情的な価値もお届けしたかったのです。

MF●「安全な機能」だけでなく、「安心感」も大事ということですね。

転法輪●セキュリティ製品を使うのが目的ではなくて、使った結果、インターネット上の危険や不安を気にせずに、ユーザが「やりたいこと」に打ち込めるようにしたいという想いがあります。

 

暮らし全体を守る

MF●最近のインターネット上の脅威にはどのようなものが多いのでしょうか。

転法輪●IPA(情報処理推進機構)の最新の発表では、個人では「スマホ決済の不正利用」「フィッシングによる個人情報の詐取」、組織では「ランサムウェアによる被害」「標的型攻撃による機密情報の窃取」が上位に来ています。新しい動きではテレワーク等を狙った攻撃も出現しています。

MF●なんだか、「目の前にあるデバイスだけ守れればいい」というセキュリティ対策は過去のものになりつつある気がしますね。

転法輪●個人的な感覚でも、リモートワークの普及によって自宅でも仕事のデータなどセンシティブな情報に触れる機会が増えましたし、オンライン通販やネット決済を利用するシーンは増えています。攻撃者がこうした時代の変化に目を付けるのは、ある意味当然のことと言えます。

MF●手口もだんだん洗練されてきています。先日もiPhoneの「メッセージ」アプリに宅配便を装った詐欺SMSが届き、以前は不自然な日本語だったりしてすぐ判別できましたが、最近はそのあたりもわかりにくくなっています。

転法輪●急増する詐欺SMSを防ぐために「ウイルスバスター モバイル」では、不明な発信元や不正なURLや文字列を含む可能性があるSMSをフィルタリングして警告できるようになりました。

MF●ウイルスバスター モバイル以外にも、トレンドマイクロさんには多彩な製品群がありますね。

転法輪●自宅やオフィスのMacは「ウイルスバスター」、自宅のネットワーク全体を守るのであれば「ウイルスバスター for Home Network」、外出先のWi│Fiであれば「フリーWi│Fiプロテクション」なども提供しています。私たちとしては、難しいセキュリティ設定をしなくても安全にインターネットを楽しめる環境を提供したいという考えに基づいて、これらの製品群を展開しています。

MF●まさに、新しいブランドメッセージと共通していますね!

 

トレンドマイクロではブランドコンセプトを「自由に、もっと、やりたいこと」へと一新しました。安全なセキュリティ機能だけでなく、普段の生活で安心してインターネットを楽しんでもらいたいという思いが込められています。

 

自宅のWi-Fiルータに接続するだけで、家庭内のデバイスやゲーム機、IoT機器などを保護できるのが「ウイルスバスター for Home Network」です。初年度は9900円で利用開始できます(次年度以降、6600円)。

 

モバイル環境も守れる
「ウイルスバスター モバイル」

「ウイルスバスター モバイル」は、年々巧妙化するネット詐欺といった脅威から、あなたのプライバシーやデバイスを守る、総合セキュリティアプリです。危険なWEBからの保護機能をオンにしておけば、Safariはもちろん、FacebookやTwitterなど、そのほかのアプリに組み込まれているブラウザまで保護することが可能。SNSのプライバシー設定チェックや広告ブロックなど、さまざまな機能を備えています。

 

ウイルスバスター モバイル

「詐欺メッセージ対策機能」は、「メッセージ」アプリで送られてきたSMSの文面からURLを抽出してチェックし、不正サイトに誘導するSMSだと判断したら、自動的に[迷惑メッセージ]フォルダに振り分けます。[価格]月額 360円、1年版 3000円、2年版 5860円 ※2年版以外は自動更新(2021年11月時点App Store価格)
[URL]https://www.go-tm.jp/vbm