2019.10.30
アップル製品を手厚くサポートするハード&ソフトメーカーの新製品について担当者に直撃!
iPhoneをバックアップするには、アイクラウド(iCloud)などを使っている人が多いかもしれません。しかし、インターネットに接続できる環境がないとバックアップできないのが難点。また、バックアップの作業を手間に感じる人もいるでしょう。そこで、登場したのが、iPhoneを充電しながら自動的にデータをバックアップできる「キュービィ・プロ(Qubii Pro)」。写真や連絡先データに加えて、SNSにアップした写真や「ファイル」アプリまで対応しているユニークな製品です。
充電するだけでバックアップ
MF●クラウドファンディングで1200人以上から支援を集めたキュービィ・プロは、一般販売でも好評のようですね?
田中●はい。正直、これほどたくさんの方にご支援いただけるとは思っていませんでした。
MF●それだけユーザの期待が高い製品だったということですね。
田中●ええ。キュービィ・プロは台湾のMaktarというメーカーが開発した製品で、私たちは前モデル「キュービィ」の頃から注目していました。そして、Maktarが次世代モデルを出すというタイミングで代理店契約を結び取り扱うことになりました。
MF●どのような製品でしょうか。
田中●iPhoneに付属する充電器と同じくらいのサイズのガジェットで、本体にはマイクロSD(別売)を挿入できるようになっています。そして、iPhoneをキュービィ・プロとライトニングケーブルで接続すると、充電に加えてデータのバックアップが自動で行える製品です。ケーブルを接続するだけで、何か複雑な操作をすることは一切ありません。
MF●キュービィ・プロをバックアップに使うメリットは?
田中●iPhoneのバックアップをアイクラウドでする場合は5GBまでなら無料ですが、それ以上の場合は有料プランにして容量を増やす必要があります。Macで行う場合はバックアップのたびに接続する必要があり、手軽ではありません。キュービィ・プロは本体さえあれば継続型課金などは不要ですし、バックアップにかかる時間も、2回目からは差分だけ保存するのでそれほどかかりません。
MF●インターネット環境がなくても使えることもメリットです。
田中●旅行では必ずしもインターネット環境を確保できるとは限りません。でも、たくさんの写真を撮影したので、バックアップしておきたい。そんなときに活躍します。また、海外へiPhoneと一緒に持っていくのもいいですね。
iPhoneを充電しながら自動的にバックアップも行えるアイデア製品
Qubii Pro
【発売】フォーカルポイント
【価格】6980円
【URL】https://focal.co.jp/qubii-pro/
【備考】カラー1種(スペースグレイ)
SNSやファイルアプリに対応
MF●どのようなデータをバックアップできるのですか?
田中●「写真」アプリの中にある写真や動画、「連絡先」アプリの連絡先データ、さらにiTunesストアで購入したコンテンツや、CDから取り込んだ楽曲ファイルなどをバックアップできます。標準アプリ「ファイル」に入っているPDFやマイクロソフト・オフィスファイルは手動になりますがバックアップ可能です。インターネット接続が必要になりますが、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどにアップロードした写真もバックアップできます。
MF●それはユニークですね!
田中●写真や連絡先のバックアップができる製品は他社にもありますが、SNSのデータや「ファイル」アプリまで対応しているのはキュービィ・プロならではです。
MF●新しいiPhoneにバックアップしたデータを戻すことはできますか。
田中●キュービィ・プロを接続した上で、専用アプリからデータを復元することができます。
MF●どんなユーザに人気がありますか。
田中●日本ではガジェット好きの男性に人気ですが、台湾では女性ユーザが多いそうです。コンパクトですし、見た目もファッショナブルなので、日本でも女性人気が高まっています。特に、整理整頓を心がけている主婦層が、iPhoneもお片づけする感覚で使ってもらっています。クラウドという目に見えないのでわかりにくいものではなく、実際に手元で手軽にバックアップできるのが受けているのだと思います。
フォーカルポイント株式会社 マーケティング部 部長
田中大士さん
iPad Proの接続にうってつけな「ALMIGHTY DOCK C3」の新製品がすごい!
Macのインターフェイスを拡張するためのハブとして大人気の「ALMIGHTY DOCK」シリーズ。新製品となるALMIGHTY DOCK C3は、USB-Cポートを搭載するMacやiPadなどのデバイスのために作られたハブ。本体にはSDカードスロット、マイクロSDカードスロット、HDMIポート、USB-Aポート×3、USB-C(PD)ポート×1、イーサネットポートを備えるほか、シリーズ初となる3.5mmオーディオジャックも搭載しています。オーディオポートのないiPadなどで活用できるほか、iPadでも使われることを想定し、22cmのロングケーブルを採用。MacやiPadにさまざまな周辺機器やアクセサリを接続したい人におすすめです。
SDカードとマイクロSDカードの同時使用にも対応。両方を認識するので、データの転送も素早く行えます。
旧モデルよりもケーブルが長くなったことで、本体が浮いてしまうことがなくなりました。