E-りんご:エプソン フォトスキャナ「FF-680W」|MacFan

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アップルユーザに最適なエプソン製品の使い心地をレポート

E-りんご:エプソン フォトスキャナ「FF-680W」

紙焼き写真が鮮やかに蘇るフォトスキャナ!“高速&高画質、退色復元機能”がいいね

デジタル化すれば思い出は未来につながる

写真は一瞬の思い出を形に残し、一瞬で思い出を蘇らせます。先日、実家を訪れて荷物の整理をしていたところ、押し入れから何冊ものフォトアルバムが見つかりました。昭和を思わせる重厚なアルバムのページをめくると、小さい頃の自分や兄弟、若い頃の両親、昔住んでいた家の景色や飼っていた犬や猫の姿がそこにありました。自分にもこんな時代があったのだなぁと感慨深かったのですが、そこでふと気になったのが、この紙焼き写真の今後の行方。保存状態が比較的良かったとはいえ、よく見れば退色が進み、一部は千切れています。10年後、50年後、そして100年後、このままだと大切な思い出の一枚一枚がどんどんん色褪せていってしまいます。

皆さんのアルバムは大丈夫ですか? 整理していない昔の紙焼き写真がしまわれていませんか? 「令和」という大きな時代の変わり目ですし、思い出を未来に残すためにも、紙焼き写真は今すぐデジタル化すべきなのだと強く思いました。自分だけではなく、家族のためにも。

とはいえ、何百枚もある膨大な写真をどうやってデジタル化すればいいのか? iPhoneで一枚一枚撮影するのは手間がかかりますし、フラットベッドのスキャナでも同時にスキャンできるのはせいぜい2枚から4枚。一度に大量のスキャンが可能なドキュメントスキャナは書類のスキャンがメインなので、写真用途には向きません。とはいえ、スキャンサービスを利用するのは、他人に写真を見られるのでなんだか抵抗がある…と途方に暮れていたときに見つけたのが、エプソンから発売開始されたばかりのフォトスキャナ「FF-680W」だったのです。

幅が30センチ未満とコンパクトで、卓上にも気軽に置ける本体の形状は一般的なドキュメントスキャナのようですが、FF-680Wは紙焼き写真のデジタル化を前面に打ち出したスキャナです。その最大の特徴は、一度に36枚の写真をセットして連続で高速にスキャンできること。読み取り解像度は300dpi、600dpi、1200dpiから選べ、私の場合は手軽に複製してスマホ表示&SNS共有したかったので300dpiでスキャン。スピードは1枚1秒と速く、たくさんの写真もあっという間に読み取り終了。まさに電光石火のごとく。ただ、引き延ばしてプリントしたい写真に関しては1200dpiで読み取り。スキャンサービスに頼むと解像度が高いほど高額になりますから、コストを気にせず、用途に合わせてスキャンできるのがいいところですね。

 

 

FF-680W

【URL】https://www.epson.jp/ff680wsp/
【価格】オープンプライス(実売6万円前後*1)
【SPEC】サイズ:296(W)×169(D)×176(H)mm、重量:約3.7kg、光学解像度:600dpi×600dpi、最大原稿サイズ:8×10インチ(写真)/A4(ドキュメント、長尺対応、キャリアシートでA3/B4対応)、読み取り速度:1秒/1枚

 

 

▶︎写真のスキャン

紙焼き写真をデジタル化するスキャン方法にはいくつかのアプローチがあります。たとえば、iPhoneのスキャンアプリは遠近補正や傾き補正を備えたものがあり、手軽にスキャンできます。しかし、一度に1枚しか読み込めないのがネック。また、一般的なフラットベッドスキャナであればL判で同時に4枚、2L判で2枚読み込めますが、原稿台に1枚ずつセットするのが手間。一度に多くの写真を高速に読み込みたいときには「FF-680W」が最適です。

 

紙焼き写真のスキャンを謳っているだけあって、実に細かい部分もよく考えられています。まず便利に感じたのが、サイズの異なる写真を同時にセットできる点。昔の紙焼き写真はサイズにバラツキがあり、「サービス判」と言っても70年代まではEサイズが主流で、時代の変遷とともにL判が登場、学校の集合写真などは2L判だったりしましたよね。こうしたサイズ違いの写真も一度にスキャンすることができるほか、パノラマ写真やインスタント写真、写真年賀ハガキなどにも対応します。また、アルバムの台紙から剥がした際に糊が残った写真や破れかけの写真に関しては、付属のキャリアシートに挟むことでスキャンが可能です。

そして、もっとも素晴らしかったのが、写真の退色復元機能。補正度合いは自動調整され、効きはナチュラルで当時のフィルムメーカーごとに違う色乗りの“味”は個性としてそのまま残されるように感じました。この塩梅の良さは画像処理技術に長けたエプソン製品の強みと言えそうです。画像処理ソフトで一枚一枚手動補正するのと比較するとはるかに効率的。

FF-680Wでスキャンした写真は、Macでは専用アプリケーション「Epson FastFoto(エプソン・ファストフォト)」に取り込まれ、自動的に指定した場所に保存されます。FF-680Wは自動両面スキャンに対応しているので、写真の裏に書かれたメモも自動で読み取ってくれるほか、写真の自動サイズ認識や自動回転にも対応。また、読み取った写真をメールに添付して送信したり、クラウドサービス(ドロップボックスまたはグーグル・ドライブ)へアップロードすることもできます。Macユーザの場合は、保存先をデスクトップや[書類]フォルダにしてアイクラウド(iCloud)に保存しておけば、写真を転送しなくてもiPhoneやiPadで見ることができて便利ですよ。

聞くところによると、写真スキャンに特化したこのタイプのスキャナはこれまでにないジャンルの製品でありながら、人々のニーズを的確に捉えたことで海外でも大変評判がいいのだとか。紙焼き写真のためだけ、と考えると高価だと感じるかもしれませんが、FF-680Wは普通のドキュメントスキャンとしても使えます。旅行のパンフレットや子どもの絵、家族からの手紙など、写真以外の“紙”の記憶も美しく残したいすべての人へおすすめします。

 

※1 本誌調べ。
※2 専用ソフト「Epson ScanSmart(エプソンスキャンスマート)」を使用。

 

36枚まとめてスキャン

フィルム写真は24枚撮りや36枚撮りが一般的でした。FF-680Wでは36枚の写真をフィーダにセットできるので、1ロール分の写真をまとめてスキャンできます。前面のシンプルなボタン類で簡単に操作できます。

 

破れた写真も読み取れる

破れていたり、裏面に糊が付着している写真は付属のキャリアシートに挟み込んでからスキャンするとスムースにデジタル化できます。

 

色褪せた写真が蘇る

経年劣化した写真も鮮やかに蘇らせる退色復元機能を搭載しています。オン/オフを切り替えられるので、あえてレトロな風合いを残すこともできます。

 

クラウドに自動で保存

写真専用アプリケーション「Epson FastFoto(エプソンファストフォト)」を利用すれば、数ステップでスキャンした写真を保存できます。また、メールで送信したりGoogleドライブやDropboxへの保存にも対応します。

 

ドキュメントスキャナとしても

FF-680Wはドキュメントスキャナとしても利用可能。文書や名刺・はがき・レシートなど、さまざまな原稿をスキャンできます*2。

 

【ココもいいね】
写真の保存形式はJPEG以外にTIFFが選べます。JPEG圧縮による劣化は実用上はほとんど感じられないレベルでしたが、サイズが大きくても非圧縮が良い場合はTIFFにすることも可能です。

 

【ココもいいね】
OS/Androidに対応したアプリ「Epson DocumentScan」を使えば、iPhoneやiPadなどのスマートフォン/タブレット端末から直接読み取ることも可能です。

 

企画協力●エプソン販売