第10回 応用的なプログラムを1人で書いてみよう|MacFan

レクチャー Swiftのたまご

第10回 応用的なプログラムを1人で書いてみよう

文●崎谷実穂写真●黒田彰

素人プログラマー・崎谷実穂がツバメのびびと一緒にSwiftの知識を身につける

変数や値の根幹にある「タプル」

 

 

タプルを使ったプログラム

一見すると配列のような上のプログラムですが、よく見ると「=」のあとが「()」になっています。これはいったいどういうことでしょうか?

 

 

自由度の高いタプル

配列よりも自由度の高いタプルでは、格納した要素にラベルをつけたり、型を指定したりできます。

 

 

 

 

Lesson 1 変数の基本「タプル」を理解しよう

「タプルがあれば、変数や配列を憶えなくてもよかったのでは?」という人もいるかもしれません。でも、そんなことはありません。たしかに、複数の値を格納でき、型も指定可能で、しかも柔軟取り出せるタプルは非常に便利。しかし、変数や型など、それぞれの概念を学ばなければ「型の違う複数の値が格納できる」という意味が理解できませんよね。そのうえで、タプルがこれまでに学んだ「変数と値の関係」の根幹になっていることを説明します。

タプルで「var(name, level, HP) = (“崎谷”, 99, 7)」とし、「print(name)」とすると「崎谷」が出力されます。それを、左下の図のように「name」だけにしたうえで、初期の頃に習った「変数に値を入れる」プログラムと並べてみます。すると、「()」以外同じになるのです。Swiftで扱っている変数は、すべてタプルのラベルであった、ということなんですね。つまり我々はタプルを利用して変数を作っていたのです。




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