2019.04.20
素人プログラマー・崎谷実穂がツバメのびびと一緒にSwiftの知識を身につける
変数や値の根幹にある「タプル」
タプルを使ったプログラム
一見すると配列のような上のプログラムですが、よく見ると「=」のあとが「()」になっています。これはいったいどういうことでしょうか?
自由度の高いタプル
配列よりも自由度の高いタプルでは、格納した要素にラベルをつけたり、型を指定したりできます。
Lesson 1 変数の基本「タプル」を理解しよう
「タプルがあれば、変数や配列を憶えなくてもよかったのでは?」という人もいるかもしれません。でも、そんなことはありません。たしかに、複数の値を格納でき、型も指定可能で、しかも柔軟取り出せるタプルは非常に便利。しかし、変数や型など、それぞれの概念を学ばなければ「型の違う複数の値が格納できる」という意味が理解できませんよね。そのうえで、タプルがこれまでに学んだ「変数と値の関係」の根幹になっていることを説明します。
タプルで「var(name, level, HP) = (“崎谷”, 99, 7)」とし、「print(name)」とすると「崎谷」が出力されます。それを、左下の図のように「name」だけにしたうえで、初期の頃に習った「変数に値を入れる」プログラムと並べてみます。すると、「()」以外同じになるのです。Swiftで扱っている変数は、すべてタプルのラベルであった、ということなんですね。つまり我々はタプルを利用して変数を作っていたのです。