2019.01.21
[はじめに]ここではApple Pencilの基本的な使い方について解説します。Apple Pencilには2015年に発売された第1世代と、2018年に発売された第2世代がありますので、ご自身の所有するモデルをよく確認してから読み進めてください。
本体/付属品を確かめる
シンプルな白のパッケージボックスを開けると、Apple製品でよく見る「Designed by Apple in California」の文字が現れます。中にある「クイックスタート」や「安全性と取り扱い」などが入ったスリーブを取り出すと、Apple Pencil本体が見えます。本体には保護用のクリアフィルムが巻かれているので、使う前に取り外しましょう。
各部の名称
Apple Pencilはシンプルな構造を採用しており、スイッチ類などもありません。第1世代で搭載されていたキャップおよびLightningコネクタは、第2世代では廃止されています。また、第2世代のApple Pencilは側面にTouchサーフェスを内蔵しており、ダブルタップすることでツールを切り替えたりできるようになっています。
対応するiPadを確認する
第1世代と第2世代のApple Pencilの基本的な機能は同じですが、互換性はありません。それぞれに使えるiPadも決まっています。たとえば、第2世代のApple Pencilは2018年にリリースされたiPad Pro(12.9インチまたは11インチ)のみで利用できます。また、Apple Pencilを使えないiPadも存在するので、Apple Pencilを購入する際には、自分のiPadに対応しているかをしっかり確認しましょう。なお、第2世代のApple Pencilは1万4500円(税別)、第1世代のApple Pencilは1万800円(税別)で販売されています。第2世代では、自動ペアリング、ワイヤレス充電、磁力で取りつけ、ダブルタップしてツールを切り替え、タップしてスリープ解除、無料の刻印サービス(Apple公式サイトからオンラインで購入する場合のみ)が可能です。
iPadとペアリングする
Apple Pencilを最初に使うときは、ペアリングという作業が必要です。第2世代のApple Pencilでは、iPad Pro側面にある磁気コネクタに平らな面を近づけることでペアリングします。ペアリングが必要なのは最初の1回のみです。
(1)iPad Proの側面に近づける
ペアリングに使う磁気コネクタは、iPad Proの側面、音量を上げる/下げるボタンがある側にあります。反対側やほかの側面にはありません。
(2)磁力でくっつけてペアリング
Apple Pencilの側面(平らな部分)を近づけると磁力で固定されます。正しく接続されるとiPad Proの画面上に[Apple Pencil]と通知が表示されます。
第1世代Apple PencilはLightningコネクタでペアリング
第1世代のApple Pencilを使う場合は、Apple Pencilのキャップを外して端子をiPadのLightningコネクタに差し込みましょう。
Apple Pencilを充電する
Apple Pencilはバッテリで動作するので、定期的な充電が必要です。充電もiPad Pro側面にある磁気コネクタで行います。第1世代のApple Pencilの場合は、iPadやiPhoneのLightningコネクタに挿して充電するか、付属のApple Pencil充電アダプタを使ってUSB電源アダプタで充電します。
磁気コネクタで充電
Apple Pencilのバッテリ残量は、接続したときに表示される通知、もしくはiPad Proのウィジェット画面の[バッテリ]でも確認できます。
USB-Cに挿し込むと故障の原因に
第1世代のApple Pencilは、iPad Pro 11インチやiPad Pro 12.9インチ(第3世代)のUSB-Cコネクタに絶対に差し込まないでください。充電できないだけでなく、Apple PencilやiPad Proが故障する危険があります。
Apple Pencilを持ち運ぶ
Apple Pencilの持ち運びには特に決まったルールはありません。ほかのペンと同じ感覚で持ち運びましょう。ただし、鉛筆と違ってApple Pencilは精密な電子機器なので、丁寧に扱ってください。
iPad Proにくっつける
第2世代のApple Pencilおよび最新のiPad Proであれば、iPad Pro側面の強力な磁気コネクタにくっつけたまま持ち運べます。
ペンケースに入れる
Apple Pencilは、鉛筆などの筆記用具と同じサイズ感のため、お手持ちのペンケースの中に入れて持ち運ぶこともできます。
ポケットに入れる
Apple Pencilは小型なので、サッとポケットに入れても持ち運べますが、座ったときに折らないように十分注意しましょう。