アラカルト Macintoshビギンズ

~ ようやく入手できた個人向けカラーマシン~

初のノートMacとしてのPowerBook 100

文●大谷和利

Blast from the past ── あの頃の懐かしい思い出

1991年のMacBook Air

故スティーブ・ジョブズがビジネス封筒から取り出すパフォーマンスで薄さと軽さを印象づけたMacBook Airシリーズは、一瞥しただけでは見分けがつかないほど臆面もなく外装を真似たフォロワーたちを生み出している。しかし、もっと根源的なところで、現在のすべてのノートPCのデザインに影響を与えたノートMacが、1991年に誕生していた。それが初代のPowerBookシリーズである。

モデルは、筐体サイズやCPU、ディスプレイの差によって100、140、170の3種類があったが、僕が選んだのはエントリーモデルのPowerBook 100で、上位2機種と比べて非力ながら小型で軽量だった。といっても、幅28cm×奥行22cm×厚み4.6cmで重量が2.3kgもあり、9インチのモノクロLCDの解像度は640 x 400ピクセルしかない。また、初代モデルではもっとも安価とはいえ、本体のみでも35万8000円、外付けフロッピーディスクドライブをつけると39万8000円もした。

最新のMacBook AirのRetinaモデルは、幅30.41cm×奥行21.24cm×厚み0.41~1.56cmで重量1.25kg。2560×1600ピクセルの13インチフルカラーLCDを搭載している。しかも、価格は13万4800円からと、これが約28年分の進化だ。

上のパンフレットを見てもわかるように、PowerBookシリーズは初代モデルから奥にキーボード、手前にパームレストを配したレイアウトが特徴で、その中央にポインティングデバイスを内蔵していた。そのポインティングデバイスこそ当時の技術を反映したトラックボールではあったが、この基本デザインを他社はこぞって真似して現在に至っているのである。




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