2019.01.02
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macOS Mojaveに搭載された「ダークモード」は、ディスプレイによるユーザの目への負担を軽減する新機能だ。ダークモードは現状、インターフェイス(外観)を変更するものであるが、これをWEBコンテンツにも適応できるように、試験的にブラウザで機能対応を始めている。
進化の裏にある代償
最新のmacOS 10.14モハベ(Mojave)に採用された「ダークモード」は、メニューバーやウインドウなどの配色を、白基調から黒基調に変更する新しいインターフェイス表示だ。この機能の導入の背景に、「ディスプレイ」の進化の“功罪”があることをご存じだろうか。
ディスプレイ技術は近年でもっとも進化の著しい分野だ。高精細表示の代名詞となった「レティナ(Retina)」への対応を筆頭に、映り込みを大きく低減する「フルラミネーション」やシネマフィルムと同じレベルの色を再現する「DCI-P3」色域への対応など、この5年間だけでもその表現力は劇的なまでに成長を遂げた。
しかし、思わぬところで弊害も出始めている。高いコントラスト比を持つ最新Macのディスプレイは、300ないし500ニトという非常に明るいバックライト性能を持っている。これによって非常に明るい環境でもクリアに映像を閲覧できるが、その一方で白基調のコンテンツが“眩しすぎる”と感じ、長時間の作業を行う場合に目への負担が高くなってしまう恐れがあるのだ。
編集部でダークモード対応のサンプルページを試作した。macOS MojaveがインストールされたMacを用意し、Safari Technology Previewで以下のURLにアクセスしてみよう。【URL】http://bit.ly/darkmode_sample