2018.12.06
ファイル名を自動で生成する賢いドキュメントスキャナ
6年ぶりの新モデル
思い起こせば、私のスキャンスナップ(ScanSnap)歴は、2012年にリリースされた「S1500M」から。今でもハガキ、資料、領収書などを取り込んでMacでドキュメントを管理していますが、スキャンする度にMacとUSBケーブルでつなぐのが面倒で、最近はモバイルモデルの「iX100」をメインに使っています。しかし「iX100」で取り込んだデータをそのままMacに保存したりクラウドサービスに転送する際には、その都度Mac側の「スキャンスナップ・マネージャ(ScanSnap Manager)」で読み取り方式を変えたり、保存先を切り替えたりしなければなりません。もっと効率よくドキュメント管理できないかと思っていたところ、6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした「iX1500」が登場しました。
基本的な構造やデザインは据え置きモデルの「S1500M」と似ていますが、大きく違うのがタッチパネルが搭載されたこと。これにより今までMac側で行っていた読み取り設定の変更などを本体側で操作できるのです。また、用途にあわせた設定をタッチパネルにアイコン登録できるので、こっちのアイコンをタッチすればMacの[書類]フォルダに保存、こっちならクラウドサービスに保存、といった使い分けが本体だけで簡単にできます。
本製品とMacの接続方法は、Wi−Fi接続の場合はアクセスポイント接続モードかダイレクト接続モード、有線の場合はUSBケーブルでの接続です。本製品は据え置きタイプですが、私はルータを経由するアクセスポイント接続モードを選択。2.4GHzだけでなく5GHzにも対応しているので、電波干渉の影響も少なく安定接続できるのも評価ポイントです。