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ZUUが金融×ICT活用『金融教育体験プログラム』を高校生向けに実施

2023.02.22

株式会社ZUU(本社:東京都目黒区、代表取締役:冨田和成、以下「ZUU」)は東京都教育委員会が運営する「子供を笑顔にするプロジェクト(※1)」を通じて、1月19日に東京都立上水高校にて金融×ICTを活用した『金融教育体験プログラム』の出張授業を行い、237名が参加した。

※1:東京都教育委員会「子供を笑顔にするプロジェクト」公式Webサイトはこちら

プログラム実施の背景

ZUUの金融の知識を有する講師を派遣し、iPadを用いて授業を行った。講師は相談者役とアドバイザー役という立場に分かれ、対談形式で「18歳になって変わることと注意点」についてデジタルコンテンツなども用いて生徒に寄り添った授業を実施した。お金に対する興味関心レベルを問わず、誰もが将来に向けてお金に対する正しい知識を学び、計画的に考え行動することの大切さを伝えた。

本プログラムは、2022年度から始まった高等学校の新学習指導要領に準拠し独自に開発したもの。新学習指導要領では家庭科などの授業で、投資や金融商品による資産形成という視点を学校教育に盛り込むことが求められている。専門性の高い分野のため、知識を持った講師が授業を行うことにより教員の負担を減らすことが可能となる。

2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられた。それに伴いお金や契約、経済に関する知識を身に付けていくことへの重要性が改めて見直されており、老後の生活保障が減少する可能性もあることから、改めて金融知識や貯蓄の大切さを知ってもらうとともに、今後の人生設計について考えてもらうきっかけになれば望ましいとしている。

プログラムの講義内容

1.18歳になって変わったこと、注意点

クレジットカードを作ったりローンを組んだりすることが、親の同意なしで可能になったこと、契約時の注意などの説明。

2.お金に対する考え方

将来の生活費増加の不安や預金と投資の違いなどをリスクリターンも踏まえて伝えるとともに、投資の始め方やつみたてNISAについて説明。

3.グループワーク

グループワークでは「株式投資」について「株価を決定する要因」について説明し、ニュースや景気動向を調べ、5社の企業をサンプルに分析を行った。

生徒からの感想(一部抜粋)

お金はこれからの生活で必要不可欠なものだから、向き合っていきたい。
投資についてよく知らなかったので、学ぶことができてよかったです。高い利益を得ようとすると、その分リスクも高くなることが分かったので、もし、投資をすることがあれば、投資する企業についてしっかり調べてからするようにしようと思いました。
なかなかきっかけのない投資などに触れる機会としてとても興味深い時間だった。これからもこのような機会を設けてほしいと感じた。
投資に関しては、やはり尺の問題で説明しきれてないから胡散臭いギャンブルだと誤認されてると思う
後半に行ったグループワークが思ったより大変で、リサーチの難しさと大変さを知った。投資は備え次第で大損することも大きな利益を得ることもあると思うので情報を集める能力と取捨選択する能力を養っていきたい

アンケート結果からも人生設計に必要な「お金」に対し、普段学ぶ機会がないからためになった、情報を取捨選択する力をより身につける必要性を感じた、などさまざまな感想がみてとれる。

ZUUは改めて「金融教育」に対して長期的視野を持ち学ぶことが可能な体験プログラムの重要性を認識し、つづく2月の小学校向け、3月の中学校向けの出張授業に向けて先生、生徒たちに寄り添ったオリジナルプログラムの開発に取り組んでいる。

今後も「機会格差を解消し、持続的に挑戦できる世界へ」の実現に向け、今後も全国各地にて金融教育の普及の推進を目指す。