1級最高得点で4回合格しています(後編)
2019.08.27
今年も日本ビール検定が9月29日(日)に開催されます。
今年で8回目を迎え、その受検者総数は23,881名。ビール検定をきっかけに、人生がどのように変化していったのか。この連載では、検定合格後の人生にスポットを当てて、合格者へのインタビューをお届けします。
ビールとの出会いが、人生を変えた瞬間!ぜひ、お楽しみください。
日本ビール検定の公式サイトはこちら
・現在の職業 →会社員
・趣味 →マイブームはバス利用。地下鉄より時間はかかりますが、普段見ない景色を眺めながらの移動は新鮮です。
・自分PR →雑学が好きです。明治時代、北海道で自生ホップを発見した外国人が、論文で暴風警報の必要性を建白したことを全く無関係の文献で知ったりとか、大阪麦酒吹田村醸造所を設計した人が、実は東京駅を設計した人と並んで明治の建築界の巨匠だったことなどを知ると、意外な繋がりからなんとなく得をした気分になります。ビールの勉強を続けられる理由かもしれません。
<前篇>はこちら
編集部:1級最高得点を過去に4回も経験された長畑さん。勉強方法をぜひ教えてください。
長畑さん:至極基本的なんですが、本を読むこと、インターネットを見ることです。よく見るサイトは、日本ビアジャーナリスト協会、大手ビール会社のニュースリリース、1級合格新年会で知り合った方々が発信しているSNSなどです。 ずっと定点観測していると、連続性を知ることができ、ストーリーにつながっていくのも面白い。
ちなみに、私が一番好きな勉強スタイルは、休日の昼間、屋外でビールを片手に本を読むことです。 編集部:北海道の夏の太陽を浴びて、ビールを片手に本を読む。想像しただけでも、気持ちがいい!
長畑さん:びあけんを受検する前は、ビール専門店に入るということは、常連さんにあふれハードルが高いと勝手に思っていました。しかし受検後に知り合った皆さんに誘われて、お店にいってみると、様々なビールと出会い、そこに集うお客様との会話の中から、いろんなビールを飲めるようになりました。また、地元の祭りにもでかけて、珍しいビールが出品されていないか、見て回るようにもなりました。
札幌では毎年7月に「サッポロクラフトビアフォレスト」(上写真)というビール祭りが開催されます。フォレストそのものの場所であり、冬はスキー場ですが、夏は緑豊かな山間です。気持ち良い斜面でみな、思い思いにビールを楽しんでいます。 編集部:長畑さんの本棚も見せていただき、ありがとうございます(上写真)。ビール本が並び、ビールを知り尽くしている長畑さんに、改めまして、ビールの魅力を教えてください。
長畑さん:多様性です。びあけんを受検する前は、見聞きした情報からビールは麦芽100%が一番!と思っていましたが(漫画【美味しんぼ】による刷り込みが大きい)、勉強を通して、多様なビール文化があることを知りました。また歴史がつながって今のスタイルがあったり、原料や醸造方法によって味わいが多様に広がっていき、幅広い個性が世界中にあるなんて、素晴らしいことだと思っています。
編集部:これからやってみたいことはありますか?
長畑さん:まだまだビールのことを知りたいです。また、全国各地のビアイベントにも参加してみたい。あとは、どうしてもテイスティングやマリア―ジュが苦手なので、もっと舌を鍛えないと(笑)
長畑さん:以前から一度はまると、とことん追求するタイプでありましたが、今はとにかくビールについての「好奇心」が原動力です。
2026年に酒税が統一されるのも、これからの日本のビール業界が変わっていくきっかけになると思って、楽しみにしています。発泡酒や新ジャンルは機能性のものや、特別な副原料を使用したこだわりの味わいのものが生き残ると思います。また、大手、クラフトブルワリーを問わず、日本各地の地元でとれた農産物を副原料として使ったり、原料以外にも土地柄や味覚などその地域のニーズにあわせた、そこでしか飲めないビールにあふれ、それを各地方の消費者が支えていける姿になると、ビールの魅力は一層増すであろうと、期待しています。
<長畑勝則さん>
プロフィール
・現在のお住まい →北海道札幌市・現在の職業 →会社員
・趣味 →マイブームはバス利用。地下鉄より時間はかかりますが、普段見ない景色を眺めながらの移動は新鮮です。
・自分PR →雑学が好きです。明治時代、北海道で自生ホップを発見した外国人が、論文で暴風警報の必要性を建白したことを全く無関係の文献で知ったりとか、大阪麦酒吹田村醸造所を設計した人が、実は東京駅を設計した人と並んで明治の建築界の巨匠だったことなどを知ると、意外な繋がりからなんとなく得をした気分になります。ビールの勉強を続けられる理由かもしれません。
<前篇>はこちら
編集部:1級最高得点を過去に4回も経験された長畑さん。勉強方法をぜひ教えてください。
長畑さん:至極基本的なんですが、本を読むこと、インターネットを見ることです。よく見るサイトは、日本ビアジャーナリスト協会、大手ビール会社のニュースリリース、1級合格新年会で知り合った方々が発信しているSNSなどです。 ずっと定点観測していると、連続性を知ることができ、ストーリーにつながっていくのも面白い。
ちなみに、私が一番好きな勉強スタイルは、休日の昼間、屋外でビールを片手に本を読むことです。 編集部:北海道の夏の太陽を浴びて、ビールを片手に本を読む。想像しただけでも、気持ちがいい!
長畑さん:びあけんを受検する前は、ビール専門店に入るということは、常連さんにあふれハードルが高いと勝手に思っていました。しかし受検後に知り合った皆さんに誘われて、お店にいってみると、様々なビールと出会い、そこに集うお客様との会話の中から、いろんなビールを飲めるようになりました。また、地元の祭りにもでかけて、珍しいビールが出品されていないか、見て回るようにもなりました。
札幌では毎年7月に「サッポロクラフトビアフォレスト」(上写真)というビール祭りが開催されます。フォレストそのものの場所であり、冬はスキー場ですが、夏は緑豊かな山間です。気持ち良い斜面でみな、思い思いにビールを楽しんでいます。 編集部:長畑さんの本棚も見せていただき、ありがとうございます(上写真)。ビール本が並び、ビールを知り尽くしている長畑さんに、改めまして、ビールの魅力を教えてください。
長畑さん:多様性です。びあけんを受検する前は、見聞きした情報からビールは麦芽100%が一番!と思っていましたが(漫画【美味しんぼ】による刷り込みが大きい)、勉強を通して、多様なビール文化があることを知りました。また歴史がつながって今のスタイルがあったり、原料や醸造方法によって味わいが多様に広がっていき、幅広い個性が世界中にあるなんて、素晴らしいことだと思っています。
編集部:これからやってみたいことはありますか?
長畑さん:まだまだビールのことを知りたいです。また、全国各地のビアイベントにも参加してみたい。あとは、どうしてもテイスティングやマリア―ジュが苦手なので、もっと舌を鍛えないと(笑)
山の中でクラフトビールが思う存分楽しめる「サッポロクラフトビアフォレスト」。来年お会いましょう!
長畑さん:以前から一度はまると、とことん追求するタイプでありましたが、今はとにかくビールについての「好奇心」が原動力です。
2026年に酒税が統一されるのも、これからの日本のビール業界が変わっていくきっかけになると思って、楽しみにしています。発泡酒や新ジャンルは機能性のものや、特別な副原料を使用したこだわりの味わいのものが生き残ると思います。また、大手、クラフトブルワリーを問わず、日本各地の地元でとれた農産物を副原料として使ったり、原料以外にも土地柄や味覚などその地域のニーズにあわせた、そこでしか飲めないビールにあふれ、それを各地方の消費者が支えていける姿になると、ビールの魅力は一層増すであろうと、期待しています。