【作品】一覧 詩 【第4回】幻書の街から その街の本屋という本屋 書架という書架におさまった 本は、ページがなくて背表紙しかない。 遠いアトラス | 石田瑞穂 詩 【第4回】我ら装う たくさんお酒を飲んだので 昨夜のことはよく憶えていません だけど何を隠そう終電間際の高円寺の改札口で 私と遊んで | 大崎清夏 短歌 【第4回】第四週 いつかガソリンが尽きるときも来る。 よく目立つ赤い車はせめてもの擬装で夕暮れに燃え上がれ 僕らの旅が終わるときも来る。 流星の予感 | 山田航 詩 【第3回】なまこサバイバル ほらほら、 われわれのわたくしは、 なまこなまこなまこ、 なまこサバイバル | 野村喜和夫 詩 【第3回】きみが冷凍庫に住む、3 アイスキューブかきわけ掴む腕(かいな)あり、わたしのあかごわたしのあかご とうめいなくちびるひらきひたひたとわたしの罪に吸いついてくる 気管支たち | 野口あや子 | 三角みづ紀 詩 【第3回】妙蓮寺、弁財Temple さても妙なる 青じゃ、青じゃ、と声のするほう 遠いアトラス | 暁方ミセイ 詩 【第3回】たのしいデモ行進 友達がデモに行った いいラッパーが先導車に乗っているらしい おもしろいコースを歩くらしい 私と遊んで | 大崎清夏 短歌 【第3回】第三週 逃亡者はとりあえず海を目指すものなのだろうか。 二人くらいは砂丘を目指してみるのもありなのではないだろうか。 でも君が「海がいいの」と言った以上は従うさ。 流星の予感 | 山田航 詩 【第2回】なまこサバイバル ほらほら、 われわれのわたくしは、 骨のないところをみせて、 なまこサバイバル | 野村喜和夫 47/48最初のページ前へ…464748…≫最後のページ