世田谷区下高井戸で野望の旗を揚げる
1円にも ならないものを
空気から かきあつめて
わたしは 歌う
朝陽だったものが 夕陽になり
朝陽のときには ここにいたあの人が
夕陽のときには もういないのなら
そのあいだに あるものを
かきあつめて
1円にも ならなくても
かきあつめて
わたしの 情緒など どうでもいいのだ
わたしの 感情など くだらないのだ
かきあつめる 仕事を やりとおす
その意味にくらべれば。
2015.3.12