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目指せ購買改革! ~会社を強くする調達・購買部門の作り方~ 第二巻

【第01回】第四十八話 トータルコストの最適化

2016.07.29 | 野町直弘

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最近よく考えることの一つとして「最適コストの実現」というものがあります。
今回は「最適コストの実現」をする上で重要になってくる「トータルコスト」の視点について話をします。
 
よく色々なコンサルティング会社が「トータルコスト」の低減を考えなさい、と言いますが、「トータルコスト」とは何でしょうか?
一般的には、本体価格A+付帯コストBであり、付帯コストBの中には物流a、在庫b、品質c、輸入諸掛d等のコストが含まれます。
特に海外からの調達を検討する上ではこのような付帯コストも含んだ「トータルコスト」での検討を進めなさい、ということになるのです。
しかし、この「トータルコスト」の中には重要なコストが含まれていません。
 
例えば売れ残ってしまったり、余計に購入して捨ててしまう在庫である「デッドストック品」のコスト。これは何らかの段階で棚卸減耗損としてコスト計上されます。つまり苦労して1円、10銭単位でコスト削減を果たしても1個余計に買ってしまい、それが使われなければ、廃棄コストに計上されるのです。このような場合、1円、10銭のコスト削減など水の泡になってしまいます。

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