いよいよイプシロンロケット試験機の再打ち上げ予定の9月14日13時45分まであとわずかとなってきました。前回中止に至った課題を綿密に調査して原因を特定し、発射直前までのリーハーサルも終了しています。打ち上げ施設のある鹿児島県内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町南方)の打ち上げ予定時間の天気は曇りのようですが、風速は5mぐらいで問題はなさそうです。
いよいよイプシロンロケット試験機の再打ち上げ予定の9月14日13時45分まであとわずかとなってきました。前回中止に至った課題を綿密に調査して原因を特定し、発射直前までのリーハーサルも終了しています。打ち上げ施設のある鹿児島県内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町南方)の打ち上げ予定時間の天気は曇りのようですが、風速は5mぐらいで問題はなさそうです。
8月27日に打ち上げが中止されたイプシロンロケット試験機の再打ち上げ日が9月14日13時45分になることが発表されました。9月8日には打ち上げ直前までの再リハーサルが終了し、後は本番を待つのみとなっています。日本中の大きな期待がかかっているだけに、次回は打ち上げまで至ることを祈っております。
本日8月12日の夜から13日の朝にかけて三大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大になります。今年は月明かりもなく、天気が良ければ1時間に50個以上見られるのではないでしょうか。13日の午前3時ごろがもっとも多く出現すると思われますが、15日ごろまでは引き続き多くの流星が見られると予想されています。
ペルセウス座流星群については昨年掲載した「8月はペルセウス座流星群と金星食の2大天文現象を同時に楽しもう」でも紹介しましたが、かなり大きな流星が流れる可能性も高く、時間があればぜひ観測に挑戦してみましょう国立天文台では、「ペルセウス座流星群キャンペーン夏の夜、流れ星を数えよう2013」を実施していますので、夏休み中のお子さんと一緒に観察するのにもよいのではないでしょうか。太陽が沈んで空が暗くなった21時ごろに東の空から放射点が昇ってくるので、比較的早い時間帯から観察できるというのも嬉しいところです。
3月10日あたりから見頃になっているはずのパンスターズ彗星ですが、なかなか見えなくて悩んでいます。すでに撮影に成功した方もいらっしゃるようですが、とにかく筆者の観測地点の条件がよくありません。晴れの日はそれなりに多いのですが、地平線に近い部分の空の透明度が悪いのです。ただでさえ沈んだばかりの太陽の光の影響が残っているというのに見るからに空がもやっています。地平線に近い空は、大気の厚さが増すため、条件がもともと良くないのですが、土埃なのか、黄砂なのか、雲なのか、とにかく透明度が高い時に見える山々も見えていない状況で、肉眼で捉えられるかどうか微妙な明るさのパンスターズ彗星などは、見える気がまったくしません。
話題になっている「パンスターズ彗星(C/2011 L4 (PANSTARRS) )」がいよいよ見頃の時期となってきました。彗星というと尾を引いた巨大な天体が空を駆け抜けるイメージが強いと思いますが、流星のように地球に向けて落下して来るわけではありません。流星は1ミリから数センチという小さな宇宙のゴミが引力によって地球によって引き込まれ、その際に大気との摩擦で燃えて明るく光るわけですが、彗星は直径が数キロメートルから数十キロメートルという天体です。
流星に比べると凄まじく大きいのですが、太陽系の主な天体である惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)や準惑星(冥王星、エリス、ケレス、マケマケ、ハウメア)といった天体は、小さなもので975キロメートル、大きなもので14万キロメートル近くにも及び、これらと比べると遥かに小さなものですが、今年の2月に地球に大接近して話題になった小惑星2012 DA14は45メートルぐらい、同じ頃にロシアに落下した隕石は15メートル前後と予想されており、それなりの大きさであることがわかります。