本日第39期女流名人位戦五番勝負の第５局が行われました。
インターネット中継もされていたので仕事の合間に観戦していたのですが、先手となった里見女流名人の居飛車に対し、後手の上田女王は十八番の振り飛車穴熊で対抗。最終局にふさわしい熱戦が繰り広げられました。
*
終盤上田女王が穴熊の遠さを生かして攻める展開になると、「広瀬流四間飛車穴熊勝局集」を読んでから振り穴党になったというＹ沢編集部員は、後手必勝を力強く主張。
*
しかし攻めきるのも大変そうに見えたので、激指12の検討モードで形勢を聞いてみると、なんと「互角」の判定。これはすごいと思い、激指を終了させて、中継を見守ることにしました。
*
結局、里見四冠が際どくしのいで４連覇。上田女王には残念な結果でしたが、近年まれに見る名局に感動しました。
