糸谷六段渾身の処女作「現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~」もうすぐ発売!


みなさま、こんにちは。将棋書籍編集部です。

本日は、「現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~」(糸谷哲郎著)をご紹介いたします。

――本稿においてのメインテーマは題目にもある通り一手損角換わりである。となれば、本稿の目的は一手損角換わりについての説明となるわけだが、その目的は何をもってすれば満たされるのだろうか? 単に戦術的な面について述べるに留まるのでは、一手損角換わりの一面についてしか描写出来ておらず、研究書ならばともかく解説書を名乗るには不満があるのではないだろうか。研究手順のみをつらつらと書き述べることもまた必要なのではあるが、研究手順は時代時代においてすぐに変革されていくため、本の価値を長く残そうと思うのであれば、研究手順の前に、「どうして一手損角換わりを指すのか」「一手損角換わりという戦法はどのようなことを狙っているのか」ということをおろそかにしてはならないだろう――

これはまえがきの書き出し部分で、糸谷六段の本書にかける強い意気込みが伝わってきます。

「一手損角換わりとは何か?」 この答えを著すために、現代将棋の状況から一手損角換わりの目的と歴史、そして最新のテーマについて述べています。

発売は23日(水)です。今しばらくお待ちください。

また本日は、先日告知した新年最初の新刊「終盤 逆転の妙手 基本編」の発売日です。こちらもよろしくお願いします。

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