週刊将棋2月1日号発売!


 皆様こんにちは。週刊将棋編集部です。さっきA編集長がずんだ団子くれました。
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 王将戦第2局が昨日終了しました。90手目辺りから、編集部数人でネット中継をしているパソコンを囲んで、次の手やら形勢やら言い合っていました。ブログ筆者は91手目の予想が当たり、「これで私もタイトル保持者」と誇らしげに言いましたが、相手にされませんでした。まるで銀冠から逃げてきたような不思議な玉を追う久保王将、じっと耐える佐藤挑戦者の白熱の終盤戦は見ものでした。はらはらの展開になった将棋は1~3面で解説しています!
 第2局が開催された大田原市のゆるキャラ「与一くん」が登場します。与一くんが写っている写真のキャプション(写真の説明書き)に、「与一くん(左)」と(左)を入れるか入れないでもめました。それもそのはず、複数人映っていても他はリアルな人。与一くんは人の何倍もある着ぐるみ。どれが与一くんなのかは一目瞭然。
 今週は校正の鬼O編集者が休みでした。O編集者だったら「こんなもん見りゃわかる、(左)はいらん!」と一喝するに違いない。しかしA編集長は「あからさまなのに(左)を入れることが笑えるんだ。O編集者がいない隙に…」と言って(左)を指示。結局他の編集部員の説得もあり、O編集者に後で怒られないよう(左)は泣く泣く削除しました。与一くんは2面に登場します。盤外もお楽しみ下さい!
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週刊将棋2月1日号

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 今週筆者は原稿を書いていて、担当の将棋の、本譜ではない別の手をなぜ指さないかがわからなくなりました。感想戦では触れられなく、そのときは疑問に思わなかったのですが実際記事を書く上で出てきた謎。編集長と検討しても答えは出ず。そういうとき、締め切りまで時間があると、編集部の記者はたまに対局者に電話をして直接意図を聞きます(いつも棋士の先生は丁寧に教えてくれます)。
 翌日筆者も初めて電話で聞いてみました。すると突然の電話にも快く解説を引き受けてくれ、直前の2手を言っただけですぐどの場面か把握し、指さなかった理由とその変化を教えてくれました。何がすごいってぱっと言ってすぐ盤面がわかること。しかも本譜ではない変化をつらつらとその場で言えること。強い人、なおさら棋士なら当たり前なことかもしれませんがとても感動しました。
 電話で教えていただいた変化は、すごく納得がいくもので記事に補足として載せることができ、説明を濃くすることができました。深いものになった記事は6面に掲載です!
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 他にも、
 エース中飛車を投入し里見三冠が1-1に戻した女流名人戦第2局、
 初参加の牧野四段・船江四段が勝った王位リーグ開幕戦@4局、
 マイナビ女子オープン準決勝観戦記・最もホットな16歳長谷川女流初段特集、
 郷田九段に直撃インタビュー「棋王戦五番勝負特集」、
 角換わり腰掛け銀が勢ぞろいの順位戦熱戦譜など、今週号も盛りだくさんでお届けします!

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