株式会社マイナビ出版(本社:東京都千代田区)は、マイナビ新書1月新刊、『科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!』を、2016年1月26日(火)に発売しました。
これまでの英語学習は、数多くの学習法が提示され、どれが本当に効果のある方法なのか、わかりにくくなってしまっている現状があります。
そんな疑問に真っ正面から答えようとする、「第二言語習得研究(SLA)」という学問があります。
そこでは、人間が言語を習得するプロセスやメカニズムが調査され、得られた知見の一部は、実際の英語学習に使える方法に応用されてきています。
本書は、この「第二言語習得研究(SLA)」をベースにした、科学的で効果的、実践的な英語学習方法について、立命館大学・言語教育情報研究科・教授、田浦秀幸氏に解説していただきました。
近年のグローバリゼーションの潮流の中、英語を身につけることはこれまでにも増して重要度の高いことになってきました。「これまで英語ができなくても何も問題がなかったのに、急に英語の力を求められて困っている」という声もたくさん耳にします。もはや一部の特別な人ができれば良いという時代ではありません。
本書では、まず「英語を学ぶのは小さい子供のころからはじめるべきだ」とか、「やはり英語はネイティブに習うべきだ」といった、英語学習の「常識」は科学的に見るとどうなのか、ということから考えています。それから、「聞く・読む・書く・話す」という4つのスキルそれぞれの伸ばし方について科学的なトレーニングの方法を示します。また、それらすべての前提となる文法の力を身につけるためのいくつかの方法も解説します。
これまでいろいろな方法で英語にチャレンジしたけれど、何度も挫折してしまったという人にこそ、本書を読んでいただきたいと思っています。正しい方法と順序でていねいに学ぶことで、着実に力がついてくることがおわかりいただけるでしょう。
■著者プロフィール
田浦 秀幸(たうら・ひでゆき)
シドニー・マッコリー大学で博士号(言語学)取得。大阪府立高校及び千里国際学園で英語教諭を務めた後、福井医科大学や大阪府立大学を経て、現在は立命館大学大学院・言語教育情報研究科・研究科長。伝統的な手法に加えて脳イメージング手法も併用することで、バイリンガルや日本人英語学習者を対象に言語習得・喪失に関する基礎研究に従事。その研究成果を英語教育現場に還元する応用研究も行っている。
http://research-db.ritsumei.ac.jp/Profiles/77/0007622/profile.html
■協力
StudyHacker ENGLISH COMPANY
2015 年6 月東京/四谷に開校した、英語の「ジム」。第二言語習得研究の科学的知見をベースに英語のト
レーニングを行う。パーソナルトレーナーが受講生それぞれに個別カリキュラムをデザインし、進捗をサ
ポート。サポートは、メッセージングアプリなどを用いて自宅でのトレーニングにまで及ぶ。TOEIC テス
トでは、わずか3 カ月でスコアを400 点あげるなど多数の大幅スコアアップで話題を呼び、受講生を爆発
的に増やしている。
■表紙イメージ
<書誌情報>
■書 名:科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!
■著 者:田浦秀幸
■協 力:StudyHacker ENGLISH COMPANY
■定 価:<税抜き>850円 <税込み>918円
■判 型:新書サイズページ
■ISBN: 978-4-8399-5737-7
■発売日: 2016年1月26日(火)
■目次:
第1章 その常識は非科学的です
第2章 第二言語習得研究で明らかになった最適な勉強法とは
第3章 「受験英語」は無駄じゃない
第4章 まず「文法」を伸ばせ! 科学的な3つの手法
第5章 「聞く力」は「脳の自動化」で伸ばそう
第6章 「読む力」は「チャンク読み」で伸ばそう
第7章 「書く力」は「プロセスライティング」で伸ばそう
第8章 最後に「話す力」を「総力戦」で伸ばそう
※詳細は「マイナビBOOKS」 https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=49346