ここ最近、新入社員や学生の方向けに書かれた「○○に役立つ○冊」といった、
若い人に読んでほしい名著を紹介する記事を見かけるようになりました。
そこで、マイナビ新書編集部でも、マイナビ新書シリーズのうち、
とくに新入社員の方に読んでいただきたいと編集部で考えたものを5冊ほど紹介したいと思います。
『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方』 (古川聡:著)
若田光一宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)船長就任など、何かと宇宙関連の話題の多い昨今。
JAXA宇宙飛行士の古川聡氏が、宇宙飛行士としての訓練やISSでの体験などを元に、
宇宙飛行士のストレスマネジメントについて解説された一冊です。
「宇宙空間」という想定外の職場、密閉空間での長期のコミュニケーションでのストレスに対処する方法は、
「会社」「職場」という、学生にとって未経験の環境でのストレスへの対処法として役立ちます!
『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』 (漆原直行:著)
会社に入ったばかりで、やる気に満ちて「自分磨き」に精を出すのはいいのですが、
そのための参考書を探そうにも、書店に並ぶ山のようなビジネス書を前に、どれを読めばいいのか・・・・・・
と立ちすくんでしまうのではないでしょうか。
本書で語られるのは、ゼロ年代ビジネス書の総括から、出版業界の裏側、振り回される読者の実態、
ビジネス書との賢い距離感の探り方、自己啓発・成功本における定番ストーリー解読、
古典的ビジネス書のエッセンスまで……いわば「ビジネス書の攻略本」ともいえる充実の内容です。
玉石混合なビジネス書の山の中から、あなたが読むべき一冊を教えてくれます!
『サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている』 (西内啓:著)
統計学のスペシャリストとして『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社)などのベストセラーを執筆されている西内啓氏が、
サラリーマンの一般的な悩みに、世界最高の学者たちが導きだした世界最高の「答え」を紹介するのが本書です。
「習うより慣れろ」で、自身の失敗を糧にノウハウやテクニックを身に付けるのも手ですが、
すでに答えを出ていることについては、効率よく吸収することもビジネスマンのスキルのひとつです。
新しい環境で、早くも自分で「答え」の出せないことに悩んでいるのなら、その答えを書いている本を読みましょう!
『官僚に学ぶ仕事術 ~最小のインプットで最良のアウトプットを実現する霞が関流テクニック~』 (久保田崇:著)
現在、陸前高田市副市長を勤める久保田氏が、中央省庁の現役キャリア官僚時代に、
霞が関で培ってきた仕事術について紹介しています。
日本最高峰の頭脳集団が実践する、最小のインプットで最良のアウトプットを生み出すテクニックを
身に着けましょう!
なお、久保田氏には、弊社で
より実践的な勉強法に興味のある方は、こちらもあわせてどうぞ。
『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』 (齊藤正明:著)
研究員として入社したはずなのに、上司の無茶な命令で、
なぜかマグロ船に乗ることになってしまった著者の齊藤正明氏。
しかし、そこは理想的な職場が広がっていたのです……。
大分の方言で語る、マグロ船の船長の言葉の数々は、仕事に、人生に、役立つヒントに満ちています。
齊藤氏には、そのほか、マグロ船に乗って成功する前に、自己啓発セミナーや教材にハマッて悪戦苦闘し、
総額600万円以上をつぎ込んだ日々から学んだことをまとめた、
マグロ船に乗った経験を生かして、現在のお仕事にされているコンサルティング業務をまとめた、
も、執筆していただいてます。
いかがでしたでしょうか?
いずれも、新人時代の悩みを吹き飛ばしてくれる、読むとスッキリした気分になる一冊になっています。
電子版も出ていて、お財布にもやさしくなっていますので、よろしければ!