こんにちは!年賀状書籍編集部です。気付けばもう師走。年賀状を作らなければ!と焦り始めた方もいらっしゃる頃ではないでしょうか。昨年に引き続き「年賀状の決まりごと」の更新をしれっと開始いたします。どうぞごひいきに…。
今回は、年賀状の宛名面に記入する「敬称」についてです。どなた宛にも失礼のない「~様」は万能プレーヤー。
————————-
鈴木 一郎様
————————-
しっくりしますね。
ただし、今年初めてビジネス年賀状を送付される方々はご注意ください。例えばこちらはどうでしょうか?
————————-
鈴木 一郎代表取締役社長 様
鈴木 一郎部長 様
————————-
違和感があります。何かがおかしい…。
肩書きを付けて投函する場合は、下記のように記入します。
————————-
株式会社□□商事 代表取締役
鈴木 一郎様
△△保険株式会社 ○○部 部長
鈴木 一郎 様
————————-
これで立派なビジネス年賀状です。
弊社の年賀状書籍に付属している宛名ソフト(「筆まめ Ver.22ベーシック」または「宛名職人MOOK版11」)では、住所録に「会社名」や「部署名」「役職名」欄がありますので、記入しておけばうまくバランスをとって自動的に配置してくれます。なお、会社や団体などの組織宛の場合は、「~御中」を使います。
敬称についてもう少し探ってみましょう。
「~殿」や「~大兄」「~君」といった敬称はどのように使い分けるのでしょうか? まず、「~殿」は目上の人が目下の人に使います。「~君」は友人、「~大兄」は年上や同輩に宛てる場合に使用できます。世代にもよると思うのですが、これらはいずれも「~様」で代用できるでしょう。
このほか、ご夫婦宛にしたいけれど夫人のお名前がわからない時には「御奥様」、相手の家族全員宛に送る場合は「ご一同様」という敬称が使えます。ご家族の名前は4名くらいまでであればそれぞれ記入しても良いでしょう。
敬称も重要ですが、本当に大切なのは相手の住所や名前を間違えないことかもしれません。住所録に入力して数年間、そのままになっていませんか? 先方からは指摘しにくいでしょうから、時々、確認してみることをおすすめいたします。m(..)m