秋華賞コラム(ゲートイン)

秋華賞(GⅠ)

競馬は堅い穴を取らないと勝てない」、文豪菊池寛の言葉である、至極名言。

 

今日はマイナビの競馬ファン同士諸君に、このカタイ穴を提供すべく G1秋華賞の探求を試みた。

 

まずかなり人気になるであろう岩田騎乗の④ヌーヴォとの対比だが、⑤マーブルは桜花賞で対戦。④の外14番でさほど速くはない流れで四角外0.4遅れは実走先着⑤>④

 

つづく対戦優駿牝馬ハイペースの2400、差し追い込み決着の流れで、⑤は向正面口割りカカリ気味の外先行粘り、勝ち馬④に0.9差遅れも実走互角

 

その後、桜花、優駿組は全てローズS、紫苑の三才→三才のローテも、⑤マーブルだけは古馬の胸を借るべく札幌クイーンSへ北上。そのクイーンでは⑤は大きく出遅れ、直線も伸びようとするところを挟まれそれでも盛り返し0.9差なら上々の鍛錬で、さらに力付けた今なら完全に、⑤>④の見解

 

⑩⑪⑮と先行馬揃いハイな流れの今回の秋華、直混濁の中から 割って先に抜け、勝利するは⑤マーブルカテドラルと見たが、どうだろう。

 

ゲートイン

—–

(編集部追記)

詳しい解説、最終結論はゲートインの予想をご覧ください。

カテゴリ: 重賞展望

秋華賞コラム(立山輝)

「G1解析シリーズ  秋華賞を斬る!」

今週から年末の有馬記念までG1ラッシュ。息もつかせぬ番組構成。
気の抜けない2ヶ月が始まります。

 

今週は、私の本拠地京都競馬場で行われる「秋華賞」3歳牝馬限定G1。
この秋華賞を撃破する私なりの帝具(テイグ=絶対サイン)を紹介し、秋華賞を斬ってみたい。

 

今回は、決まり目指名起点馬について紹介し、解析したい。
解析に当たり2014年度秋華賞へのスタンスがこうだ。

 

毎年桜花賞馬=秋華賞連対馬という強力なシナリオがあるが、今年は桜花賞馬ハープスターは登場せず、流れは

桜花賞連対馬VSクラシック未出走かつ秋トライアル優先出走権馬
の構造ではないかと予想できる。

ここから、3歳牝馬クラシックG1すべてに出走し、敗れている馬が決まり目指名起点を持つ馬ではないかという仮説を立て解析を始めた。


「決まり目指名起点馬とは、当該レースに出走することで馬券対象となる馬の配置位置を決める馬のことを言う」

ここから以下のような決まり目指名起点馬の存在を見つけ出した。


「マーブルカテドラル」

彼女の隣りが連対枠を指名する。

クイーンC
4枠マーブルカテドラル
5枠アロマティコ 2着

オークス
5枠ヌーヴォレコルト 1着
5枠ハープスター  2着
6枠マーブルカテドラル

桜花賞
6枠レッドリヴェール 2着
7枠マーブルカテドラル
8枠ハープスター 1着

となっている。

今回の秋華賞、3枠にマーブルカテドラル配置

 

狙いは「2枠・4枠」となる。
人気馬2頭の入った枠を指名している。

もう一頭牝馬クラシック路線ではなく、牡馬クラシック皐月賞にチャレンジした不思議な戦績を持つ


「バウンスシャッセ」

彼女も実は決まり目指名起点馬であった。

彼女の戦歴を洗ってみよう。

紫苑S 18頭立

15番バウンスシャッセ
16
17
18
01番マイネゲレヴィル

函館記念 16頭立

14番バウンスシャッセ
15
16
01
02番ステラウインド 3着

オークス 18頭立

5番バウンスシャッセ 3着



9番ヌーヴォレコルト 1着

桜花賞 18頭立

14番バウンスシャッセ
15
16
17
18番ウインフルブルーム 3着

となっている。つまり

 

バウンスシャッセから4つ隣が馬券対象となる

過去4連続で継続中の秀逸なサインだ

ここから今回の秋華賞は、

17番リラヴァティ
18
01
02
03番バウンスシャッセ
04
05
06
07番ディルガ

 

07番ディルガと17番リラヴァティ

が該当、すべてにおいて3着指名となっている点も見逃せない。

 

前走ローズS3着馬リラヴァティ」が同着順を踏む、実に強い流れだ。

当日は、さらなる数字的なサインや秀逸な別騎手の配置サインを駆使して、皆さんの一助となるよう予想を提供したいと思います。

 

「継続は馬券力なり」
秋華賞の主役と府中牝馬Sの役割を中心に次につながる解析を紹介したいと思います。

 

立山 輝

カテゴリ: 立山輝, 重賞展望

倉本匠馬コラム「各クラブを見ていこう(1)」

こんばんは!

倉本匠馬(アドマイヤ君)です!

 

今週から数回に分けて一口馬主の各クラブの注目馬、オススメ馬を取り上げて

5段階で評価、コメントしていきたいと思います。

第一弾として今回は東京サラブレッドクラブから見ていきます。

 

第7回:各クラブを見ていこう(1)

 

注目馬

①エリモピクシー13

父 ディープインパクト

母父 ダンシングブレーヴ

募集価格:7000万円(1口17万5000円)

入厩先→音無秀孝厩舎

 

評価

適性:芝

距離:マイル

評価:B

 

《コメント》

兄妹にリディル、レッドアリオン、クラレントがいる血統。

全兄のサトノルパンに似た馬体で悪くない。

牝馬であるが、怪我さえ無ければ活躍できそうで馬体・兄妹の活躍路線から見ても

芝のマイルがベストか。

 

②イタリアンレッド13

父 キングカメハメハ

母父 ネオユニヴァース

募集価格:3600万円(1口9万円)

入厩先→石坂正厩舎

 

評価

適性:ダート

距離:マイル~中距離

評価:D

 

《コメント》

母のイタリアンレッドは東京サラブレッドクラブ出身で重賞2勝し、サマー2000シリーズ制覇。

イタリアンレッドの初仔という事もありクラシック、芝路線での期待は大きくなるが、芝よりもダート向きの馬体。

芝でもやれない事もないがダートの1800m辺りが主戦場となりそう。

若干身体のバランスが悪いのでその点もやや心配。

 

③レッドディザイア13

父 ハービンジャー

母父 マンハッタンカフェ

募集価格:3000万(1口75000円)

入厩先→松永幹夫厩舎

 

評価

適性:芝

距離:マイル~中距離

評価:C

 

《コメント》

母のレッドディザイアはあのブエナビスタを倒し秋華賞を制覇。

ドバイでもG2を制覇しており世界で活躍した馬の待望の初仔。

ハービンジャー産駒らしい馬体で母同様芝のマイル~中距離路線で活躍しそう。

全体のバランス・柔らかさは微妙であるが、芝で走りそうな馬体をしており期待は出来そう。

 

④ディサソード13

父 スウィフトカレント

母父 Dixieland Band

募集価格:1800万円(一口4万5000円)

入厩先→須貝尚介厩舎

 

評価

適性:芝、ダート

距離:短距離~マイル

評価:D

 

《コメント》

昨年阪神JFを勝利したレッドリヴェールの半妹。

同じく須貝厩舎、1800万円の募集であり今年はスウィフトカレントとの子供。

馬体を見る限り芝・ダートどちらもこなせそうであるが、姉と比較するのはさすがに酷か。

距離は短い方が良さそう。

 

オススメ馬

①シークレットジプシー13

父 ディープインパクト

母父Sea of Secrets

募集価格:3000万円(1口7万5000円)

入厩先→国枝栄厩舎

 

評価

適性:芝

距離:中距離

評価:A

 

《コメント》

今年34頭の中で一番馬はディープインパクト産駒であるこの馬か。

母はアメリカのダート路線で活躍し8勝。

馬体を見ても芝の中距離で抜群の瞬発力を使えそうであり全体のバランスもバッチリ。

無事に行けばクラシック路線で活躍する可能性も。

 

②レインボーフェロー13

父 ステイゴールド

母父 メジロマックイーン

募集価格:2000万円(1口5万円)

入厩先→二ノ宮敬宇厩舎

 

評価

適性:芝

距離:マイル

評価:B

 

《コメント》

オルフェーヴル、ゴールドシップと同父・母父の黄金血統。

筋肉量と体重がまだ物足りないもののステイゴールド産駒らしい馬体で

芝のマイル辺りで活躍しそう。

募集総額2000万円でこの血統を買えるならば牝馬でも狙い目か。

 

以上6頭取り上げて見ていきました。

必ずしもこれが正しい訳ではありませんが、POGなどの参考にして頂ければ幸いです。

 

カテゴリ: 倉本匠馬

倉本匠馬コラム「障害競走vol.1」

今週のコラムは、8月に入り開催変わりとなった小倉の一発目の重賞・小倉サマージャンプについてのポイントです。

小倉の障害の注目点は何と言っても、

 

『ローカル競馬場なのに障害コースがある!』

 

ここがポイントです。中央場所のように大きい競馬場のダート内側にある障害コースが小倉にもあるということです。つまり、小回り競馬場の更に中に周回コースがあるということは、全10場の中で最も一周の距離が短いコースと言えます。これがレースにどのように影響が出てくるのか…ここが他の競馬場とは違う点なので、各馬の個性と吟味して小倉の障害を考察するポイントです。

他にも小倉ならではと言えば、襷コースです。他に襷コースがある競馬場は福島と阪神。大障害のみ使用される中山と合わせて4場です。
他の3場と異なる点が小倉の襷コースにはあります。それは、正面から向正面に抜けて行く点です。逆回りスタートで、順周りに戻すための襷コースですが小倉だけは方向が違います。従って、他の3場の襷コースの入り方とは違うので、手前の変え方が逆になるとこを上手くこなせるかが鍵になります。 

その辺りも考慮して小倉サマージャンプを予想したいと思います。
小倉サマージャンプの予想は競馬予想GP【厳選穴馬+障害+条件代わり穴馬(432円)】にて掲載してますので、よろしくお願いします!

 

 

えっ?それで、終わりなの?と思われた方へ!
ここでは、サマージャンプの代わりにサービスとしてもう一つの小倉で行われる障害戦の見解を掲載します。

 

小倉4レース 自信度☆☆

本命  ダイコウキ
対抗  マキオボーラー

◎8
○1
▲2
△4.6.9

推奨馬券
馬連
◎ー○▲△
ワイド
▲ー◎○△
各自馬券
3連単2頭軸マルチ(30点)
◎○ー▲△

土曜の小倉は台風12号が最接近する時間と重なり、馬場の悪化も懸念される。上記の小倉の障害でのポイントに加え、また考慮すべき材料が増えた。
人気になるであろう、△レッドキングダムは飛びが綺麗な走りをするだけにお世辞にも道悪が合うとは思えない。ならば、ここは人気にもなるので抑えに回して他から入りたい。
◎本命ダイコウキは徐々に競馬でも差を詰めることが出来ている。また、先行力も魅力。
○対抗マキオボーラーも同じことが言える。テン乗りとなるが、2週前から平沢騎手が攻め馬を付けているのでコンタクトは取れているはず。

 

 

カテゴリ: 倉本匠馬

「アイビスSDは“芝重賞”という概念を取っ払え!」 JIN

アイビスSDは“芝重賞”という概念を取っ払え!

今回は新潟芝1000Mで行われる真夏の名物重賞アイビスサマーダッシュについて書いていこう。

直線1000Mのコースというのは日本では新潟にしかない。

1000Mをひたすらダッシュするという特殊なコースだけあって、得意不得意が顕著に現れる傾向にある。

例えば父サンデーサイレンス系は過去10年のアイビスSDで(0?0?1?20)と散々な成績しか残せていない。

では、どういった血統の馬を狙っていくべきなのか?

ここでは新潟直千の“特注種牡馬”を取り上げたい。その馬の名は……

 

アフリート

 

アフリートはカナダで生産され、同国とアメリカで現役生活を送ったダートGI馬だ。

当然ながら芝よりダートの適性のほうが高い。芝とダートの勝利数を比較してみると、ダートで800勝以上を挙げているのに対し、芝ではわずか150勝程度にとどまっている。(※8月1日現在)

つまり、アフリートはダート種牡馬なのだ。

にもかかわらず、新潟芝1000Mではアフリート産駒が驚異的な成績を挙げている。

 

◆アフリート産駒成績
集計期間:1999. 7.18 ~ 2013. 9. 1
—————–
着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
—————–
10- 7-11-40/68 14.7% 41.2% 132 113
—————–
※単勝50倍以上除外

 

いかがだろうか? 初年度産駒からすべて集計したが、70頭近く出走しているにもかかわらず、複勝率41%、単複回収値100以上という秀逸な成績を残している。

アイビスSDでは2011年、アフリート産駒のエーブダッチマン(5番人気)とアポロフェニックス(11番人気)が2、3着に激走している。明らかに芝1000Mの適正が高いわけだ。

ダート種牡馬のアフリートが高い適性を示し、芝の王者であるサンデーサイレンス系が苦戦を強いられている――。

これが新潟芝1000Mの実情なのだ。

つまり、アイビスSDで狙うべきなのは芝血統ではない。ダート血統に重い印を打つことこそ、的中を勝ち取るための最短ルートなのだ。

実際、ここ2年と4年前は父ミスプロ系が連勝。3年前と5年前は勝ち馬の母父はミスプロ系だった。

 

まとめると、アイビスSDは芝重賞と思わない方がいい。ダート血統を狙っていくことが、的中へとつながっていく。

アイビスサマーダッシュの最終結論は「メインレース徹底検証&予想」、もしくは「注目メインレース徹底リサーチ」にて。また、私のブログではクイーンSの予想のポイントも公開しているので、そちらもチェックしてほしい。

 

カテゴリ: JIN