詰碁が苦手な人のための詰碁問題集「蘇耀国の詰碁」

 

前回紹介記事

 

来月発売予定の「楽しく解いて強くなる 蘇耀国の詰碁」。
本書の特徴を知っていただくために、まずは次の問題を考えてみてください。

今回の問題集は、形がシンプルで初手の候補も限られている問題がほとんどです。
上の問題もその類になります。

 

 

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少し詰碁に慣れていると、黒1とホウリコんでしまいませんか?というのが本問の意図するところ。
ですが、ご覧のようにコウになっては失敗となります。

単に黒1と切って、黒3まで押す手なし、というのが正解です。
何ともシンプルな三手の読みですが、実戦でもし現れるとコウで満足してしまうかもしれませんね。
このように正解が見つけやすい問題にも、罠がきっちり用意されています(笑)。

 

著者の蘇耀国九段もかつて詰碁が苦手だったそうです。ですので、本書にも、まずは読者が詰碁に親しんでもらえるよう配慮した問題が収録されています。
詰碁に苦手意識がある方、今回の問題集からスタートしてみてはいかがでしょうか?

 

カテゴリ: 新刊案内, 編集部から
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