【碁界ニュース】第38期碁聖戦、挑戦者は河野臨九段に決定!

こんにちは、囲碁人編集部です。

 

2013年6月3日、第38期碁聖戦挑戦者決定戦が行われました。

井山裕太碁聖への挑戦権を争ったのは、トーナメントを勝ち上がった河野臨九段と松本武久七段です。対局の模様は日本棋院のネット対局サービス「幽玄の間」でライブ中継され、結果は222手をもって黒番・河野九段の1目半勝ちとなりました。
河野九段は2012年に第38期天元戦に挑戦した時以来の挑戦手合で、碁聖戦は初挑戦となります。松本七段の初の挑戦手合出場はなりませんでした。
第38期碁聖戦挑戦手合五番勝負は、2013年7月6日より開幕します。

 

今対局で河野九段はスモール中国流の布石を用いました。
河野九段はマイナビで『スモール中国流布石徹底ガイド』という書籍を執筆されていて、なんと、今局の8手目までと全く同じ布石が書籍の中で解説されていました!
詳しい解説は後日ブログで紹介したいと思います。

 

様々な人気布石があり、何冊もの解説書籍が発行されています。
プロ棋士の対局を観戦していて、自分の勉強したことと同じ形になった時は観戦がより楽しくなると思います。また、勉強したことが実戦で上手に活かせた時も喜びはひとしおですね。
皆さんも色々な布石に触れ、観戦・実戦での楽しみを増やしていってください。

 

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