『30秒でわかる! やさしい局面判断』(溝上知親八段・著)問題紹介~正解編~

こんにちは、囲碁人編集部です。

 

前回は『30秒でわかる! やさしい局面判断』(溝上知親八段・著)の中から1問出題し、失敗例を紹介しました。今回は正解を解説していきたいと思います。
本書の判断方法とはずばり、「石数を数える」というものです。

 

テーマ図 黒番

碁盤を半分に切って考えてみましょう。上辺の黒白それぞれの石数を数えてみてください。

 

正解図

上辺の白石は6子、黒石は8子あります。本書で詳しく解説していますが、「石数が2子以上多い場合は強気で打つ」という法則から、黒1の攻めの態度が正解となります。

 

正解図続き

続いて白1には黒2とカケるのが厳しく、白は打つ手が難しくなっています。

 

本書ではどのような石が強く、どのような石が弱いのかを見極める判断方法が、石数を数えるだけの簡単な法則に則って解説されています。

 

布石において重要なのは、石の強弱の判断です。その判断を見誤ると、あっという間に形勢が逆転してしまうこともあります。

 

本書の正しい局面判断のための法則を身につけて、布石で優勢を築きましょう。

 

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