上達に必須! 守りの基本を学ぼう 『わかる! 勝てる!! 囲碁 守りの基本』

こんにちは 囲碁人編集部です。

前回は羽根直樹九段の著書シリーズ第2弾『わかる! 勝てる!! 囲碁 攻めの基本』を紹介しました。
攻めは石の効率を良くするために欠かせないテクニックです。しかし立場を変えて考えると、相手の攻めから身を守ることも大切です。
今回は守るための知識を凝縮した『わかる! 勝てる!! 囲碁 守りの基本』から1問紹介します。

 

テーマ図 白番

A、Bはどちらも好点ですが、先に打つべきなのはどちらでしょうか?

 

正解図

正解は白1(A)です。隅の白石(白△の2子)は封鎖されそうな弱い石であり、白1と補強する必要があります。黒2の後、白3の交換で上辺は十分です。

 

失敗図

白1(B)と打つと、隅の白石が封鎖されてしまいます。黒2、4は好手なので、黒番の時はこのように対応しましょう。

 

本書では守りの基本的な考え方、守りの道具となる手筋、少し上級の知識「捨て石」の使い方などについて解説されています。また、アマチュアの実戦を参考図としているため、初級者の方は親近感を持って学ぶことができると思います。

 

囲碁を始めた当初は石を取ることが楽しく、攻めの力が強くなるものですね。
しかし、棋力アップのためには守りの力も同じように身に付けていかなければなりません。
本書を通じて守りの基本をしっかりと学び、上達を目指してください。

 

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