「ヒカルの碁」に精神を学び、「石倉九段」の本でルールを学び、「AI囲碁」で対局する – 1【最強のアイテム】

こんにちは。ケイです。今さらですが、最近「ヒカルの碁」にハマっています。8年程前に連載は終了しているのですが、とても面白いマンガですね。囲碁ビギナーとしてはぜひ抑えておきたい作品です。ところで、なぜ「ヒカルの碁」かと言いますと、1人で囲碁を学ばなくてはならない私にとって、貴重な教本として役に立っているからです。

 

学校を卒業してから囲碁を学び始めた私は、通勤の限られた時間で1人で勉強するしかなかったのですが、なかなか良い方法が見つかりませんでした。基本的な知識に乏しいので詰め碁とか布石の本を読んでもなかなか理解できず、増してや碁会所に通って実際に打ちながら学ぶというのはほぼ不可能でした。

 

そんな時に先輩から進められたのが、石倉九段の「決定版! 囲碁入門その後の最速上達法」でした。自分の会社で出版しているから褒めるわけではないのですが、7ページでルールをすべて抑え、次に9路盤で打ち方の基本を徹底的に解説し、その後は練習問題を交えながら19路盤での打ち方を指導するといった構成になっています。初心者向けに非常にわかりやすく書かれており、この本を熟読すれば囲碁の基本的な話はほとんど習うことができます。しかし、個人的にはこの本では2つだけ物足りないものがありました。それは囲碁を打つ際の心構えと実際に誰かを相手にして打つという行為です。

 

そもそも入門用の書籍にこの2つを求めること自体が間違っているのですが、覚えたことを碁盤の上に石を置いて確かめたいと思うのは自然な流れだと思います。また、どういったモチベーションで打って行けばいいのか、入門書の知識だけで実際に一度も対局したことがない私としては気になって仕方がありませんでした。

 

そして出会ったのが、以前に週刊少年ジャンプで連載していた囲碁マンガ「ヒカルの碁」と囲碁ソフトの「AI囲碁」でした。実は、私は週刊少年ジャンプをずっと毎週買い続けているにも関わらず、あろうことか「ヒカルの碁」を読んだことがないのです。ええ、もちろん連載当時は毎週載っていましたよ。しかし、囲碁にまったく興味がなかった当時は、1ページたりとも読まないうちに連載は終了してしまいました。今から考えると非常にもったいないことをしたものです。「AI囲碁」もパソコン版が出ていたのは知っていましたが、プレイしたことは一度もありませんでした。

 

さて、マンガ本と囲碁ソフト、そして入門書籍の3つの組み合わせは、通勤時間だけで囲碁を学ぶことができる最強のアイテムとなりました。なぜこれらが最強(極私的ですが)なのか? 次回はこのあたりを詳しくお話したいと思います。

 


 

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