今月上旬発売される「アマの知らない打ち込み対策・大ヨセ事典」。
本書の打ち込みの部から、個人的に印象に残った形を取り上げたいと思います。
以前ご紹介したようにこの打ち込みの部では、実戦に頻出する形に対して、その形の「危険度」を％で明記しています。
例えばこの形。本書では危険度60％と紹介しています。
確かに白から左右に迫られると、いかにも手が発生しそうな形です。
白からの手の作り方は本書で確認していただくとして、検討したいのは次図。
黒のシマリから、さらに二間に開いた形です。ただし、前図同様、白にツメられています。
さて、この形は「危険度」でいうと何％でしょう？
いやいや、ここまでなると黒の確定地でしょ！
と思われるかもしれません。私もそうでした。
ですが、何とこの形でも白から手段が残っているのです。
上図のように、白からコウにする手です。
黒はあまり怖れる必要のないコウなので、本書では危険度10％となっています。
ならこの形、どう守れば確定地になるのか？という疑問を持つ方もいるでしょう。
そこは本書でもきちんとフォローしています。
今回の形では…
黒1と一間にトベば、隅の地は確保されます。
確定地にするのもなかなか大変ですね。
他にも堅そうな形で、実は手が残っている形を多く取り上げています。
帯でも強調していますが、まずは目次を見て！？となった形から読み始めるのがお勧めです（笑）。
