「囲碁電王戦」中継の視聴者3人に1人は囲碁のルールを知らない!?

こんにちは! 新人編集者のユウです。
昨日の囲碁電王戦ご覧になりましたか?
結果は、プロ側の4連勝と一方的な結果となりました。しかしその反響は大きく、NHKの夜のニュースでも取り上げられるほどでした。

●「囲碁電王戦」プロ棋士が圧勝  NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140211/k10015174611000.html
両プロは序盤数手から終局までを何通りもシミュレーションしてから対局に臨んだそうです。平田三段の一局目に『ZEN』に一番の勝機があり、終盤に解説の武宮九段が「ZEN勝ち」とまで言うほどでしたが、プロ側の逆転勝利となりました。やはりコウやヨセといった形勢判断を必要とする分野はまだ得意ではないようです。詳しい対局の裏側は大橋六段のブログに書かれています。

●ひろふみのブログ☆
http://blog.goo.ne.jp/minamijyuujisei_1984?fm=rss
昨日の対局はニコニコ動画で生中継されましたが、アンケートを見たところ、囲碁のルールを知らないという視聴者が一番多かったことに驚かされました。しかし、逆に考えると囲碁ファン以外に<囲碁>というコンテンツを広めるチャンスでもあります。電王戦を通じて囲碁に興味をもってもらい、あわよくば弊社出版の書籍で詳しいルールを知ってもらえたら…と思う次第です。余談ですが、<将棋>は<アニメ>、<政治>と並んでニコニコ生放送においての3大コンテンツの1つだそうです。我々も将棋に負けないよう、視聴者が楽しめる企画を考えていかなくてはいけません。

さて、日曜日の16日はいよいよ小沢一郎さんが『ZEN』と対局します。これは昨日以上の盛り上がりを見せるのではないでしょうか? 非常に楽しみです!

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小沢一郎は囲碁でも保守派なのか?

こんにちは! 新人編集者のユウです。

ご存知の方も多いと思いますが、明日11日と16日の2回にわたって「第一回囲碁電王戦」が開催されます。この模様はニコニコ動画で生中継されるので、お時間がある方は是非この注目の一戦を観戦しましょう!
●第一回囲碁電王戦
電王戦とは人間とコンピュータがマインドスポーツで勝負するという大会です。将棋では同大会が既に2回行われており、プロ棋士が初めてコンピュータに敗れたというニュースを耳にされた方も多いのではないでしょうか。
一方、囲碁の場合はプロ棋士とコンピュータの間にはまだ力の差があると言われていますが、今回の大会で使われる、囲碁ソフト『ZEN』は侮れません。2012年に武宮正樹九段との19路盤4子局に勝利するなど、近年では着実に人間との差を詰めています。一手の重みが大きい9路盤の互戦となると、最初の10手で勝負が決まるかもしれません。
そして個人的に一番注目しているのが、小沢一郎さんの対局です。氏はアマチュア五、六段の棋力と言われてますが、その棋風はあまり知られていません。勝敗だけでなく、その石運びにも注目したいと思います。
なお、前出の『ZEN』を思考エンジンとして搭載している『天頂の囲碁5』が弊社より発売されております。現在のコンピュータの力を肌で感じたい方は、ご購入を検討してみてはいかがでしょうか?
●天頂の囲碁5
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打ち込みに強くなろう!~『基礎からわかる辺の打ち込みの教科書』予約受付中

「色校(いろこう)」と呼ばれる、表紙の最終チェック用紙。編集者は、こんな印刷見本をチェックしているんです

こんにちは! 新人編集者のユウです。
25日発売予定の最新刊『基礎からわかる辺の打ち込みの教科書』(著: 秋山次郎 九段 )の編集作業が終了しました。
本書のテーマは、名前の通り「打ち込み」です。

囲碁は布石から始まり、相手の勢力圏への打ち込みによって戦いが始まります。
相手の石が多い場所に打ち込んで上手く生きることができると、それだけで流れを自分の方へ引き寄せることができますし、逆に自分の地だと思っていた所をガラガラに荒らされて悔しい思いをした方もいると思います。
本書では定石後によく現れる局面を取り上げて、打ち込み後の折衝を問題を解きながら学んでいきます。
有段者の方でもちょっと知らないような打ち込みの手筋もあるますので、棋力に関係なく読むことができるはず。
発売は2月25日を予定しています。
打ち込みに強くなると碁がより一層おもしろくなるので是非読んでみて下さい!

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