ふたりの少年の物語、『紫の咲く頃』


少年ふたりの友情を描いた小説、『紫の咲く頃(伊野瀬 凜・著)』が発売になりました。

 

 
夏休みに祖父の家に遊びに来ていた紅(コウ)はアオという少年と出会い、毎日のように遊んでいた。しかし、ある日アオが死んでしまい、紅の日常は一変する。自分の所為で死んでしまったと、その日を境に生きる気力を失くした紅はただ過ぎる毎日を過ごしていた。そんな時、転校生として「宮野蒼」というアオと同じ名前の人物がやってくる。別人だと分かっていても、ざわざわと心が揺れるのを止められなかった。
しかし、一度話してみれば蒼は本当に”いい奴”で、転校してすぐクラスの皆とも打ち解け、紅自身も穏やかな気持ちで過ごすことが出来た。完璧な人物像、隙が無い蒼だからこそ日に日に増していく違和感。果たして蒼とアオの関係は、紅は後悔の日々から抜け出すことは出来るのか。

 
■伊野瀬 凜さんからのコメント■

何気ない日常に潜む少し不思議な友情物語。

コウとアオの友情は、紅と蒼を通してどういう結末を迎えるのか。

 

 
価格は350円で、iPhone/iPad、Android、Kindle各端末に対応です。

 

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世紀の大発明の行方は……『百億のバラード』


サスペンス小説、『百億のバラード(釈 一極・著)』が発売になりました。

 

■あらすじ

百億円にもなろうかという大発明をした貝塚大二郎は、信頼を寄せている特許事務所の伊吹源蔵に出願を依頼したが、伊吹はその発明があまりにも偉大であったために弁理士としての立場を顧みず、発明者の貝塚を殺害してもその発明をわがものにしようとした。その殺害方法は弾痕などの証拠が残らない散弾銃を使用するのだが、捜査に当った警視庁の平野刑事は持って生まれた愚直なまでの執拗さで事件を解明していく……。

 
■釈 一極さんからのコメント■

発明の秘匿性は出願を依頼した弁理士によって破られることがないとは限らない。

その危険性が顕現化したとき、犯罪は発生する。

 
価格は350円で、iPhone/iPad、Android、Kindle各端末に対応です。

 

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一人ひとりの力が社会を変えていく……『千の手で』


SF小説、『千の手で(星海 惺音・著)』が発売になりました。

 

 

■あらすじ
登校拒否気味で引きこもりのクラスメイトと関わることになった、14歳、あめり。彼は夢に腕がたくさんある観音様が出てきたとある日、呟いていた。
その頃、地球は、約20年前に突然世界各地に飛来したピリオド星人と、人類との共生の道が模索されていた。銀色のオーラを放っている以外、殆ど人間と変わらない、アトランティスやムー大陸等の地球の古代文明さえ知るピリオド星人達。一方、ピリオド星人が何者なのか科学的に証明され、人類は驚愕する。それを契機に彼らの暗黙の支配のようなものがはじまりつつあった。友好・平和と競い・争うことの狭間でもがく人類。
学園の文化祭実行委員となったあめりは、ピリオド星人達にささやかながら一矢報いる出し物を企画する。その中で、何故クラスメイトが登校拒否をしていたのか、町の先人、おじいちゃん、おばあちゃん達が何を継承してくれていたのか気づき、子供達は立ち上がる。人類は本当に無力なのか。子供は本当に無力なのか。本当にそうなのか……? 静かに問いかける書……。

 
■星海 惺音さんからのコメント■

活気を失いかけている現在の日本社会。元気を失いかけている大人たち。

未来の象徴である子供の性格や行動、子供達の世界にも、深く影響を与えています。

しかし、学校生活、特に文化祭の企画を通じての子供達の何気ない気づきと、クラスメイトへの思いやりと行動等によって、まず身近な親が、そして町の大人たちの意識が次第に変化してゆきます。

一個人、一教室での変化の兆しと流れが、故郷を、日本を、世界を変えてゆくパワーがある、そんな大きな影響力があるんだ、という希望や再生の可能性をSFテイストの本作品にこめました。

 
価格は350円で、iPhone/iPad、Android、Kindle各端末に対応です。

 

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