無料のiPhoneアプリで3DCGがグリグリ見られる「Shade 3D mobile」


「Shade」という製品名を聞くと古くからのクリエイターは「ああ、あの3DCGソフトね」とすぐ思い出してもらえるでしょう。その歴史は古く、1986年の登場以来、累計出荷数は60万本を超え、ビギナーからプロフェッショナルに至るまで、多くのユーザーに愛用されてきました。これまでもくつぎけんいち氏のバーチャルアイドル「テライユキ」の制作ツールとして使用されたり、派生商品としてモビルスーツと背景を組み合わせて自由自在に戦闘シーンを描画できる「ガンダムバーチャルモデラー プロ」という製品が発売されるなど、幅広いジャンルで活躍してきたソフトであり、最近では、木城ゆきと氏の「銃夢 LastOrder」の制作にも利用されています。

 

Shadeシリーズの最新版「Shade 13」はイーフロンティアから発売されています。

 

さて、3DCGというと、描画ソフトのペンや筆で絵を描いたり、あるいはデジタル写真の加工をする作業に比べるとどうしても難しいという印象があります。確かにモデリングやレンダリングという用語を聞くだけでも二次元の描画よりもややこしいように感じられますが、「Shade」は自由曲面モデリングとポリゴンモデリングという2つのモデリング機能を装備するなど、専門家でなくても容易に三次元の描画ができるように工夫されています。ちょっとした素材を自分で用意したいと考えるクリエイターにとって、かなりハードルの低いソフトだと言えるでしょう。

 

「Shade 13」の操作画面です。感覚的に操作できるように工夫されています。

 

今回紹介する無料のiPhoneアプリ「Shade 3D mobile」は、このShadeで制作したファイルをiPhoneやiPadに読み込んで、グリグリさまざまな方向から見ることができるというものです。3DCGのデータというのは、二次元の絵として書き出してしまえば扱いは簡単ですが、プレゼンテーションなどで使用する場合には単なる静止画になってしまい、せっかくの3Dデータの良さを生かすことができません。しかし、3D情報を維持したままプレゼンテーションで使おうとするとそこそこパワーのあるパソコンを持ち歩く必要があります。しかし、この「Shade 3D mobile」を利用すれば、いつでもどこでも手軽に3Dデータを扱うことができるようになります。特にiPadは多くの企業に導入が始まっており、紙や既存のプレゼンテーションソフトを使用したこれまでの手法に留まらない新しいステージに移りつつあるだけに、従来とは違う活用方法が期待されます。

 

サンプルデータの1つです。iPad上で表示していますが、静止画像ではなくちゃんと3D画像となっています。

その証拠に指でグリグリいじるとこのように好きな角度から見ることができます。

こちらもサンプルデータとして添付されているカメの3D画像です。

好きな角度からカメを見ることができます。ライトの位置も好みの設定が可能です。動画でお見せできないのが残念です。

 

「Shade 3D mobile」はiPhoneやiPadをお持ちの方でしたら今すぐダウンロードできますので、ぜひ一度ご覧になってください。サンプルデータも4点添付されており、すぐにグリグリ感を体験することができます。3DCGの制作について興味のある方は、2012年9月21日にShadeをテーマにしたCreative Nowの特別セミナーを開催しますので、ぜひご参加いただければと思います。

 


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講師としてタナカカツキ氏と三澤崇史氏をお招きして2012年9月21日(金)19時〜21時に開催!基本的な使い方から、データ作成、などを詳しく紹介します。参加者には多数の特典もご用意しています。

 

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