アドビ システムズ「Adobe Creative Suite 6」を2012年5月11日に発売


アドビ システムズがクリエイティブツール群「Adobe Creative Suite 6 日本語版」を2012年5月11日に発売すると発表しました。「CS5.5」(いくつかのツールは「CS5」)から待望のバージョンアップとなる「CS6」は、どのような製品になっているのでしょうか。

 

当然のごとく、各ツールの大幅な改良や進化が期待できますが、今回の「CS6」で最も注目すべきは、新たに加わった販売方法でしょう。「CS6」では、これまでのパッケージ販売やアドビストアからのダウンロード販売に加えて、「Adobe Creative Cloud」を通じたサブスプリクションによる利用が加わります。

 

サブスプリクション自体は、以前から存在していましたが、「CS6」ではアドビの提供するクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」の「Adobe Creative Cloud メンバーシップ」を利用することで、かなりの低額で、ほとんどすべての「CS6」製品を使用することができます。

 

「Adobe Creative Cloud」では、ほぼすべての「CS6」製品が月数千円の定額で利用可能となっています。また、タブレット用の「Adobe Touch Apps」(全6種類)なども「CS6」と同様に利用することができます。

 

また、多くのクリエイティブツールを必要としないユーザーのために、さらに低価格の定額制で、単体ツールのサブスクリプションも用意されています。また単品パッケージでは提供されない、コード不要でWebサイトが構築できるツール「Muse(英語版)」などの製品の提供も予定されています。

 

「Adobe Creative Cloud メンバーシップ」では年間プランが月額5,000円、月々プラン が月額8,000円、学生・教職員個人版 年間プランが月額4,000円、発売記念版 年間プランが月額3,000円となっています(※発売記念版の購入対象は、「Creative Suite 3.x/4/5/6」ユーザーに対する、2012年8月31日までの期間限定)。

 

月額これだけの出費で、ほぼすべての「CS」製品が利用できる。本当に凄い時代が訪れました。たとえ学生さんでも、月に数千円程度の出費(例えば、高校生なら年間4万8,000円)で、総額30万円以上するプロ用ツールを自由に使い作品を作ることができるのです。

 

「Adobe Creative Suite 6 日本語版」や「Adobe Creative Cloud」の詳細な情報は、電子雑誌「Creative Now」でも、今後紹介していく予定です。

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