「Intuos4」や「Bamboo」シリーズなどのペンタブレット製品で知られるワコムが、プロフェッショナル用の液晶ペンタブレット「Cintiq 24HD」を、2011年10月1日に発売します。
手軽にお絵描きが電子ペンやタッチで楽しめる「Bamboo」シリーズ、プロフェッショナル向けの「Intuos」シリーズが有名なワコムですが、漫画家やCGなどの映像制作に携わる人にとって、電子ペンによる入力部分がそのまま液晶モニターになっている「Cintiq」シリーズは、高価ですが最も直感的に操作できるタブレット製品として評価されています。
今回発表された「Cintiq 24HD」はワコムのフラッグシップとなる製品で、これまでの最上位機種「Cintiq 21UX」のさらに上位製品となります。
「Cintiq 24HD」は、従来の「Cintiq 21UX」の液晶ディスプレイより、さらに大きく高性能なWUXGA(1920×1200ピクセル)対応24.1型ワイドIPS液晶ディスプレイを備え、1677万色フルカラーの表示が可能です。また、新設計のスタンドでは、自分の作業スタイルに合わせ、液晶ディスプレイの設置角度などを調整できるようになっています。その自由度はかなり高く、水平に近い角度からほぼ垂直位置までの角度設定が可能となっています。
電子ペンのスペックなどは「Intuos4」のテクノロジを採用。最小ON荷重は1gで、軽いタッチでも表現力を持った描画が可能とのこと。また、アートペン、エアブラシなどのオプションペンも利用可能となっています。タッチホイール、ファンクションキーなどを備えたエクスプレスパッドもさらに改良されているとのこと。
「Cintiq 24HD」は2011年10月1日発売。価格はオープンで、ワコムストアでの価格は27万8,000円となっています。これまでの最上位機種「Cintiq 21UX」が、昨年後半より人気による品薄状態が続いているという現状を考えると、「Cintiq 24HD」もクリエイターたち受け入れられるのではないでしょうか。