ソーラー&ポータブル蓄電池のおすすめ20選!選び方や注意点も徹底解説します。

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ポータブル電源はアウトドアだけでなく、昨今では防災グッズとしても注目されています。

しかしいざ購入しようとすると、商品がたくさんあり、どのように選べばよいのか悩む人も多いでしょう。

この記事では、ソーラーパネル&ポータブル電源セットのおすすめを20選ご紹介!

W(ワット)数ごとに分類したランキングや選び方、必要な蓄電池の容量なども解説しています。

初めて購入する人でも選びやすくなっていますので、ポータブル電源選びでお困りの方はぜひ参考にしてください。

目次

ソーラーパネル&ポータブル電源セットとは?

ソーラーパネル&ポータブル電源セットは、アウトドアや防災時の便利グッズとして知られています。

具体的にどのようなグッズなのかご存じでしょうか。

ここでは、ソーラーパネル&ポータブル電源セットの機能についてわかりやすく解説します。

太陽光を利用して蓄電・給電できる

今回記事で取り上げているソーラーパネル&ポータブル電源セットは、ソーラーパネルを使って太陽光をエネルギーとして取り入れ、蓄電や給電ができる優れものです。

ポータブル電源は出力できる電力や容量が製品によって異なり、製品が持つパワーを「W(ワット)」、製品が発揮できる容量を「Wh(ワットアワー)」で表記しています。

「W」「Wh」の数値が大きくなるほど、より長時間の給電が可能です。

W(ワット):電気が1秒間にする仕事の量
Wh(ワットアワー):1Wを1時間使ったときの電力量

また、このあと詳しく解説しますが、全ての製品でソーラーパネルとポータブル電源がセットになっているわけではありません。

ソーラーパネル単体で売られているものと、ポータブル電源単体で売られているものもあるため、商品を選ぶ際は注意が必要です。

災害・停電時やアウトドア、普段使いでも大活躍

ポータブル電源は、冒頭でもお伝えしたように災害時や停電時、アウトドア、自家発電を使った電気代の節約など、幅広い場面で役立ちます。

例えば太陽光のある日中にソーラーパネル&ポータブル電源で蓄電しておくことで、夜間や曇りの日に活用することも可能です。

また、災害時には電気や通信機器の電源として、アウトドア時には電気ポットや電気コンロなどの電源などにも使えます。

このように、ソーラーパネル&ポータブル電源は特別な時だけでなく、普段使いとしても活躍するため、一台持っておくと便利です。

ソーラーパネルのみでは蓄電不可!ポータブル電源とセット購入がおすすめ

ソーラーパネル単体で売られている製品の場合、ソーラーパネルのみでの蓄電はできません。

ソーラーパネル単体で、太陽光を取り入れている間のみ給電する使い方もありますが、基本的にはポータブル電源と一緒に購入するのがおすすめです。

ポータブル電源とセットで持っておくことで、より効率的な蓄電が可能になります。

2,000W~のソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキング

ソーラーパネル&ポータブル電源セットのおすすめランキングをW数ごとにご紹介します。

まずは、2,000W以上の製品をピックアップしました。

2,000W以上のソーラーパネル&ポータブル電源セットは、停電時や災害時の利用を目的とする人や、自家発電で多くの給電が必要な人におすすめです。

1位 Jackery|Solar Generator 2000 New

2,000W以上とハイパワー・大容量でありながら、同クラスの製品の中ではサイズがとてもコンパクト。

重量は17.9kgまで抑えられており、大容量のポータブル電源として扱いやすいのが特徴です。

「パススルー機能」により充電しながらの給電が可能で、停電が発生した際には自動で電力供給をポータブル電源に切り替えることができます。

普段から冷蔵庫などの家電に接続しておくことで、急な停電や災害時にも役立ちます。

200Wのソーラーパネルがセットになった製品です。

2位 ALLPOWERS|ポータブル電源R2500セット

2位はALLPOWERSのソーラーパネル&ポータブル電源セット。

2,500Wの容量を備えており、2,000Wでは物足りないという人におすすめです。

容量・パワーが大きいぶん、1位のソーラーパネル&ポータブル電源セットよりもサイズ感は少し大きくなりますが、例えば30Wのライトなら53時間もの長時間給電することができます。

また、ポータブル電源セットR2500は、ACアダプターなら1.5時間、ソーラーパネルなら2時間ほどの短時間で充電できるのも魅力。

こちらもソーラーパネルとセットの商品となっており、オプションでソーラーパネルの出力量が選べます。

1,000~2,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキング

続いて、1,000~2,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットのおすすめランキングをご紹介します。

1位から4位までピックアップしました。

2,000W以上の製品に比べて軽量なものも多く、停電時、災害時のほか、車中泊や連泊でのアウトドアなどにも使いやすいです。

1位 Jackery|Solar Generator 1000 New 200W

Jackeryは2,000W以上のソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキングで、当サイト1位を獲得しているメーカーですが、1,000Wクラスの製品も優秀です。

10年間毎日使っても劣化しにくい長寿命なリチウムイオン電池と、充電しながらの供給が可能な「パススルー機能」、バッテリー節約機能などを搭載した多機能なモデルとなっています。

10.8kgとお米くらいの重さなので、女性でも持ち運びしやすいです。

高速給電ポート(PD)は合計3つ搭載されているため、スマホやパソコンの急な充電にも役立ちます。

200Wのソーラーパネルが付属しています。

2位 EcoFlow|DELTA 3 Plus+220W片面ソーラーパネルGen2

EcoFlowのDELTA3Plusは、1,500Wの定格出力を備えたソーラーパネル&ポータブル電源セットです。

スリムなサイズ感で、車のトランクや後部座席の足元などにも収まりが良い点がポイント。

重量は12.5kg未満まで抑えられ、本体手前と背後に持ち手が付いているため、持ち運びもしやすくなっています。

また、専用アプリで簡単に電力を確認したり、設定を変更できるため便利です。

アプリで「Storm Guard」機能をオンにすると、悪天候で警報が発令された際にポータブル電源への充電を優先することもできます。

悪天候や災害時の備えとしてもおすすめです。

220Wの片面ソーラーパネルが付属します。

3位 PECRON|E2000LFPポータブル電源+200Wソーラーパネル1枚

2,000Wポータブル電源と200Wのソーラーパネルがセットになった製品です。

充放電が可能なサイクル数は3,500回以上で長寿命。

毎日使用しても10年間は使えることになっています。

同製品には拡張バッテリーもラインナップされており、拡張バッテリー2台を追加すると、災害時でも約4.5日間相当の電力供給が可能です。

出力ポートも非常に豊富で、ワイヤレス充電にも対応できるのは非常に魅力的ですね。

ただし重さは22kgと、ランクインしている製品の中では重めなので、頻繁に持ち運ぶような場面では注意しましょう。

4位 ALLPOWERS|ポータブル電源S2000セット

ALLPOWERSでは、2,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットも販売されています。

先にご紹介した2,500Wのハイパワーなポータブル電源では予算オーバーな人や、スペックを余らせてしまいそうな人におすすめです。

専用アプリを使って、手元で電力状況を確認したり、電源のオンオフや出力設定を切り替えたりできます。

ハイパワー・大容量でありつつ、14.5kgの重量と、左右についた持ち手で持ち運びに配慮されているのも嬉しいポイントです。

オプションにより、付属するソーラーパネルの出力量も選べます。

500~1,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキング

500~1,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキングを1位から4位までご紹介します。

500~1,000W以下のポータブル電源は、日帰りのアウトドアで少し余裕を持たせたいときや、ポータブル電源の設置で場所を取りたくない人携帯性を重視したい人におすすめです。

1位 Jackery|Solar Generator 600 Plus 100W(サンドゴールド)

今回のランキングでお馴染みのJackeryから販売されている、800Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットです。

これまでご紹介してきたJackery製品と同様、充電しながらの給電が可能なパススルー機能と、自動でポータブル電源に切り替えてくれるUPS機能、長寿命なリチウムイオン電池の搭載は変わらず、手軽に持ち運ぶのに最適なサイズ感となっています。

重量は7.3kg。

500~1,000Wのランキングの中で最軽量のALLPOWERSの次に軽く、機能性と携帯性のバランスに優れた製品です。

2位 EcoFlow|RIVER2 Pro+220W両面受光型ソーラーパネル

EcoFlowのRIVER2Proは、両面受光が可能な220Wのソーラーパネルが付属した、800Wのポータブル電源セットです。

両面受光型のソーラーパネルは、名前の通り表裏から太陽光を受光できるため、電力への変換効率が高く、ソーラーパネルの出力まで高めてくれます。

EcoFlowの他製品と同様、専用アプリで電力状況のモニタリングや、充電速度の調節も簡単です。

出力ポート数は同クラスの製品の中では豊富で、ACアダプター、USB-Aケーブルを使った複数の給電に向いています。

3位 PECRON|E600LFPポータブル電源+200W ソーラーパネル1枚

こちらは1,200Wのポータブル電源と200Wのソーラーパネルがセットになった製品。

「2,000Wではちょっと大きい」「もう少しだけ予算を抑えたい」そんな方に最適なスペックです。

9.4kgと、同クラスの製品の中では重量がありますが、1,200Wの定格出力を備えているため安心感は大きいですよね。

充電スピードと安全性のバランスに優れ、ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルいずれの方法でも比較的短時間で充電できます。

バッテリー保護、過放電保護、過熱保護など、安全管理システムを多数備えたハイスペックなソーラーパネル&ポータブル電源セットです。

4位 ALLPOWERS|ポータブル電源S700セット

ALLPOWERSのソーラーパネル&ポータブル電源セットは、700Wの出力で最大9台の同時給電が可能です。

価格は56,000円で、同クラスの製品の中でも手に取りやすいのが魅力のひとつ。

価格とスペックのバランスに優れています。

また、重量は5.3kgと圧倒的に軽く、女性でも手軽に持ち運べるのも嬉しいポイントです。

「あまり予算はかけられないけれど、高品質で丁度良いスペックのポータブル電源が欲しい」そんな方におすすめしたい製品となっています。

~500Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキング

500W以下のソーラーパネル&ポータブル電源セットおすすめランキングをご紹介します。

日帰りアウトドアでちょっとした電気製品を使いたい人や、緊急時の備えとして念のため持っておきたいという人におすすめです。

災害時にしっかり備えたい場合は1,000W以上のポータブル電源を選ぶと良いでしょう。

1位 Jackery|Solar Generator 300 Plus 100W

Jackeryから販売されている、300Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットです。

同メーカーが得意とするコンパクトな設計でリュックにも収まりやすいので、アウトドアなどでの利用だけでなく、緊急時には災害用リュックなどに入れて持ち運ぶこともできます。

300Wあればスマホ約14回、タブレット約4回、ノートPC約2回の充電が可能です。

他のモデルと同様、専用アプリを使った遠隔操作や、緊急時に自動でポータブル電源に切り替えるEPS機能も搭載しており、小さいながら機能性も高められています。

2位 EcoFlow|RIVER2+110Wソーラーパネル

EcoFlowの300Wタイプのソーラーパネル&ポータブル電源セットです。ソーラーパネル&ポータブル電源セットは110Wとなっています。

ACアダプターの場合は60分、ソーラーパネルでも最短3時間で満充電が可能なスピード充電が魅力。

3.5kgと携帯しやすい重量なのも嬉しいポイントですね。

こちらもEPS機能搭載で、緊急時には自動でポータブル電源に切り替えることが可能です。

1位の「Solar Generator 300 Plus 100W」とスペックが似ていますが、Jackeryの製品はEcoFlowの製品よりも高いぶん、最大出力も高くなっています。

予算と用途にあわせて選んでいただくのが良いでしょう。

3位 PECRON|E300LFPポータブル電源+100Wソーラーパネル1枚

PECRONのソーラーパネル&ポータブル電源セットは、定格出力600W、最大出力1,200Wのパワーがありながら、40,900円と格安な点が大きな魅力です。

パススルー充電、UPS機能、ワイヤレス充電対応、ECOモードなど、ポータブル電源にあると嬉しい機能の多くを備えており、予算を抑えたい人にはとてもおすすめの製品となっています。

ただし、300Wの製品に比べると、やはりハイパワーなぶん、重量は重くなります。それでも5kg以下なので持ち運ぶには十分な軽さです。

4位 ALLPOWERS|ポータブル電源R600(パールホワイト)

ALLPOWERSのソーラーパネル&ポータブル電源セットで、定格出力600W、最大出力1,200Wの製品。

この手のポータブル電源には珍しいホワイトカラーで、外観にもこだわりたいという人におすすめです。

ACアダプターで1時間、シガーソケットでも1時間、ソーラーパネルでも90分と、同クラスのポータブル電源の中では充電スピードが速いのも特徴です。

懐中電灯、SOS点滅モードも搭載しており、アウトドアや災害など幅広く使える製品となっています。

ソーラーパネルおすすめランキング

ここでは、ソーラーパネル単体で売られている製品の中でおすすめのランキングをご紹介します。

ポータブル電源とのセットではありませんが、太陽光を利用することで、自宅の電源を使わずに蓄電池に充電ができるグッズです。

1位~6位までピックアップしているので、ソーラーパネル単体での購入をお求めの方は参考にしてみてください。

1位 Jackery|SolarSaga 200Wソーラーパネル

Jackeryの200Wソーラーパネルは、最大200Wと最大24.3%の高い変換効率で、スピーディーに効率良く太陽光をエネルギーに変えてくれます。

パネル部分はIP68の防水基準に準拠し、雨天時の利用も心強いです。

冒頭でご紹介したJackeryのポータブル電源のほか、Jackeryで販売されているすべてのポータブル電源と互換性があるので、Jackery製品との組み合わせがおすすめです。

2位 EcoFlow|220W片面ソーラーパネルGen2

EcoFlowから販売されている220Wのソーラーパネルは、片面タイプでありながら、最大変換効率25%を誇る高性能な製品です。

耐高温はもちろんのこと、防水・防塵性能にも優れ、扱いやすいのも特徴。

本体にはガイド機能がついており、最適な角度がひと目でわかるようになっているのも嬉しいポイント。

専用保護ケース付きで、保管もしやすいです。

3位 PECRON|200Wソーラーパネル38.8V

高いコストパフォーマンスで人気のPECRONの200Wソーラーパネル。

34,900円のお手頃価格でありながら、IP67の防水・防塵性能、22%の変換効率、過充電・過負荷・過電流保護機能など、できる限りの機能が詰め込まれている点が大きな魅力です。

折り畳み時のコンパクトさでいうと、1位のJackeryには劣りますが、低コストを重視する人にはおすすめしたい製品となっています。

4位 PowerArQ|Solar 210W ソーラーパネル 折りたたみ式

PowerArQのソーラーパネルは、楽天市場の「発電機・ポータブル電源ランキング」「DIY・工具ランキング」「電動工具本体ランキング」など、複数のランキングで何度もランクインしている人気の製品です。

210Wの高出力で、スマホやタブレットのケーブルを直接挿して充電できる点もポイント。

USB-C、USB-A高速充電、USB-A、ACアダプターのポートを備えています。

新品はもちろんのこと、公式的に整備された中古品の販売もあります。

5位 BLUETTI|PV200Dソーラーパネル200W

BLUETTIの200Wソーラーパネルです。

IP65の防水・防塵性能と、ランキング上位の製品に比べて性能は若干劣りますが、耐久性の高いETFE素材採用、23.4%の変換効率で、価格と性能のバランスがとれた製品といえるでしょう。

折り畳み時は45mmと薄型になるため、収納もしやすいです。

6位 ALLPOWERS|200W ソーラーパネルAP200

ALLPOWERSの200Wソーラーパネルは、今回のランキングの中でも29,999円の圧倒的な安さが特徴。

まとめ買いの割引も用意されており、安さ、お得さを重視したい人におすすめです。

5525/5521mm、8mm、3.5×1.35mmの入力コネクタに対応し、市販されているほとんどのポータブル電源に対応できます。

折り畳み時はトートバッグのように持ち運べる丈夫な取っ手と、ケーブルを収納できるチャック付きポケットがついており携帯性にも優れています。

変換効率は最大22%と他社製品には劣るものの、安さと汎用性の高さは魅力的です。

ソーラーパネル&ポータブル電源セットの選び方

ご紹介したランキングの中で目ぼしい商品は見つけられましたか?

とくに初めて購入するような方は、正直なところ、商品ごとの違いがあまりわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、ソーラーパネル&ポータブル電源セットを選ぶポイントをいくつかご紹介します。

使用したい電気機器に合わせて容量を選ぶ

ポータブル電源のスペックには、出力パワーを「W(ワット)」で表した数値と、家電を使える時間を「Wh(ワットアワー)」で表した数値があります。

このうち、ポータブル電源の容量を表しているのが「Wh」で表す数値です。

この容量を表す数値が大きいほど、家電を使える時間は長くなります。

例えば「タブレットやパソコンを2回~3回ほど充電できれば良い」という人なら、あまり大きな容量はいりません。

電気ヒーターやコンロなど、長時間使いそうな機器を使用したい場合、容量が大きいほうが安心です。

ポータブル電源の容量は100Wh前後のものから、拡張バッテリーによって2400Wh前後までのものまで種類があります。

まずは、主に使用したい電気機器にあわせて容量を選択してみましょう。

使用したい電気機器に合わせて定格出力を選ぶ

「定格出力」とは、ポータブル電源が安定して出力し続けられるパワーを「W(ワット)」の単位で表したものです。

W数が大きいほど、使える家電は幅広くなります。

電気機器も同じように「W」で消費電力を表し、ポータブル電源を選ぶ際は、定格出力の数値が、使用したい電気機器の消費電力を上回るものを選びましょう。

ポータブル電源の定格出力が、使用したい電気機器の消費電力を下回っていると、その電気器を稼働させることはできません。

例えば家庭用冷蔵庫の消費電力は150W~500Wといわれているので、ポータブル電源で稼働したい場合は500W以上の定格出力を持った製品が必要です。

ソーラーパネルは変換効率の良さで選ぶ

記事の中でも度々登場した「変換効率」の言葉。

これは、ソーラーパネルが太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換する割合を表す数値です。

変換効率の数値が高いほど、充電スピードが速くなります。

効率良く、よりスピーディーに充電をしたいなら、変換効率20%以上を謳うソーラーパネルを選択しましょう。

出力ポートの種類と数をチェック

出力ポートが多ければ、より多くの機器を同時に充電できます。

また、出力ポートの種類が多ければ、より幅広い機器の充電に対応が可能です。

昨今では、USB-Cケーブルや、ワイヤレス充電対応の機器も増えてきました。

また、ACアダプターの出力ポートがあれば、扇風機や電気毛布といった家庭で使用する家電にも給電しやすいです。

AC、USB-A、USB-Cのほかにも、シガーソケット出力や、ワイヤレス充電出力対応のポータブル電源も出てきていますので、必要に応じてチェックしてみましょう。

サイズ・重さをチェック

同じようなスペックの製品でも、サイズや重さはメーカーによってさまざまです。

基本的には、容量の大きさに比例して重量も重くなります。

例えば2000Wのポータブル電源は、災害時や停電時、自家発電など多用途で使えて便利な反面、20kg前後の重量があります。

一方で300Wのポータブル電源は4kg~5kg前後と女性でも問題なく持ち運べる重量ですが、長時間の利用には不向きです。

用途をよくイメージして、頻繁に持ち運ぶのかそうでないかによってサイズや重さもチェックすると良いでしょう。

防塵・防水性で選ぶ

防塵・防水性能は「IP〇〇」と表記され、この数値のうち、左側の数字が防塵性能の高さ、右側の数字が防水性能の高さを表します。

JIS規格では、防塵性能「IP5X」以上、防水性能「IPX6」以上の製品が目安とされています。

ソーラーパネルはときに雨風にさらされることもあるでしょう。

IP56以上の性能であれば、風で砂埃が舞っても本体に侵入しにくく、強い雨風にも耐えられます。

ソーラーパネルを選ぶ際は防塵・防水性能にも注目してみてください。

リン酸鉄リチウム製バッテリーを選ぶ

ポータブル電源に内蔵されているバッテリーはメーカーによって異なります。

中でも「リン酸鉄リチウム製バッテリー」を採用した製品なら、1日1回使用しても10年はバッテリー性能を維持できるといわれており、非常に高耐久です。

ソーラーパネル&ポータブル電源セットは基本的に高価な製品なので、ぜひバッテリーにもこだわって選ぶようにしましょう。

便利機能の有無で選ぶ

ポータブル電源の便利機能にも注目してみてください。

例えば車中泊をする人なら、車から充電ができる「カーチャージ機能」を備えたポータブル電源があると安心。

アウトドアはもちろんのこと、災害時にも役立ちます。

このほかにも、LEDライトやワイヤレス充電ポートなど、利用シーンや接続機器にあわせた便利機能付きの製品をチェックしておくと良いですよ。

保証期間やアフターサービスをチェック

先述の通り、ポータブル電源は高価な商品なので、保証期間やアフターサービスの有無も重要です。

例えば当サイトのランキング1位に選ばれているJackeryのソーラーパネル&ポータブル電源セットは、5年間の長期保証に加え、修理サービスや故障時の製品回収サービスも用意されており、購入後も安心できます。

ソーラーパネルを単体で購入する際の注意点

すでにポータブル電源を持っている場合、ソーラーパネルを単体で購入しようと考える人もいますよね。

ソーラーパネルを単体で購入する際は、以下の注意点をチェックしておきましょう。

ソーラーパネルの出力ワット数がポータブル電源の入力容量に一致するか

ポータブル電源と同じように、ソーラーパネルにも出力ワット数(W)があります。

ソーラーパネルの出力ワット数と、ポータブル電源の入力容量が一致していると、より効率良くソーラーパネルからポータブル電源へ充電できます。

例えばソーラーパネルの出力ワット数が200Wあるにも関わらず、ポータブル電源の最大入力容量が200Wを下回っていると、ソーラーパネルの方がスペックオーバーとなってしまい、効率の良い充電ができません。

入力電圧範囲と最大入力電流が合うか

ポータブル電源の仕様書や商品仕様ページから、ソーラーパネルの入力電圧範囲をチェックしましょう。

また、ソーラーパネルの方は最大入力電流を確認してください。

例えばポータブル電源の入力電圧範囲が12~60V、最大入力電流が12Aの場合、ソーラーパネルの最大出力電圧12~60Vの範囲内で、最大出力電流は12A以内のものを選ぶ必要があります。

ポータブル電源とソーラーパネルの接続端子が一致しているか

ポータブル電源とソーラーパネルで異なるメーカーを使用しようとすると、互換性がないケースがあります。

ポータブル電源とソーラーパネルの接続端子が一致していることを確認しましょう。

現在販売されているソーラーパネルの多くはMC4端子が採用されていますが、中にはDC端子のものもあります。

接続端子が一致しない場合は、接続端子が一致するソーラーパネルを選ぶか、互換性のある接続ケーブルを別途購入する必要があるでしょう。

ソーラーパネル&ポータブル電源をセット購入するメリット

ソーラーパネル&ポータブル電源セットは安い買い物とはいえませんが、ひとつ持っているだけで得られるメリットがたくさんあります。

代表的なメリットは以下の通りです。

  • 太陽光発電で電気代を節約できる
  • コンセントがない場所でも電気が使える
  • 災害・停電時の非常用電源になる

これらのメリットにより、万が一の事態に備えたり、趣味の幅を広げたりすることに役立ちます。

太陽光で発電可能!電気代を節約できる

ソーラーパネル&ポータブル電源セットがあれば、家庭の電源を使わずに自然の太陽光で発電ができ、電気代の節約に繋がります。

物価高騰の話題が尽きない昨今では、長期的な電気代の節約を考えてソーラーパネル&ポータブル電源を導入する家庭も増えているようです。

購入した瞬間は高額な出費ですが、高耐久な製品を選ぶことで、年単位で節約に役立つグッズとして活躍してくれますよ。

コンセントがない場所でも電気を使える

ポータブル電源には蓄電と給電の機能が備わっており、ソーラーパネルや自宅の電源から蓄電しておくことで、コンセントがない場所で電気を使用できます。

とくにアウトドアでは電気機器を使って防寒対策や暑さ対策、調理などの場面で役立てられ、手軽にお湯を沸かしたり、夜間の電気点灯に利用したり、快適に過ごすには非常に便利です。

このほかにも、コンセントが利用できないベランダで趣味や作業をするなど、幅広い場面で活用できます。

災害・停電時の非常用電源になる

災害・停電時には非常用電源として役立ちます。

防寒対策、暑さ対策、調理、通信機器の充電、電気の点灯、懐中電灯への充電など、使える用途が豊富で、ひとつ持っておけば万が一の事態でも安心材料に。

また、ソーラーパネルとセットで利用することで、長期間の停電にも耐えられます。

度々各地で起こる自然災害で、防災意識が高まっている人も多いのではないでしょうか。

ぜひこの機会にソーラーパネル&ポータブル電源セットの利用を検討してみてください。

ソーラーパネル&ポータブル電源セットのデメリット

ソーラーパネル&ポータブル電源セットには、製品が持つ特性ならではのデメリットもいくつか挙げられます。

  • 天候によっては発電ができない
  • ソーラーパネルがかさばる
  • 容量の大きさやソーラーパネルの枚数によっては高額になる

ソーラーパネル&ポータブル電源セットは便利な反面、高額な製品も多いため、デメリットも理解したうえで後悔のないお買い物をしましょう。

天候によっては発電ができない

ソーラーパネルは太陽光で最高のパフォーマンスを発揮するため、雨天時や曇りの日には、太陽光がある日のように発電が上手くいかないことがあります。

曇りの日の発電量は、ソーラーパネルが本来持っているスペックの40%~60%程度に、雨の日には10%~20%程度にまでスペックが落ちるといわれています。

雨天時や曇りの日の発電力は製品の品質によって異なりますが、基本的には太陽光がない日の発電はあまり期待しないようにしましょう。

ソーラーパネルがかさばる

ソーラーパネルは基本的に折り畳めるものが多いですが、折り畳んでもそこそこの大きさがあり、保管や持ち運びをするにも場所の確保が必要です。

また、発電のために広げるとさらに横長に大きくなり、設置場所の確保が必要となります。

ソーラーパネルで効率良く発電するには、太陽光に向けて適切な角度で、できるだけ広い面で光を受けなければなりません。

ソーラーパネルの設置、保管場所の確保は購入前にイメージしておいた方が良いでしょう。

容量の大きさやソーラーパネルの枚数によっては高額になる

ポータブル電源は容量が大きければそれだけ長時間の給電ができますし、ソーラーパネルの枚数が多ければよりスピーディーな発電ができます。

しかしながら、ポータブル電源の容量の大きさやソーラーパネルの枚数によっては購入金額が高額になる点は大きなデメリットです。

例えば2,000W以上のソーラーパネル&ポータブル電源セットを購入しようとすると、ソーラーパネル1枚の付属でも20万円前後~30万円以上する製品も珍しくありません。

予算、スペック、用途を考えて、無理なく購入できる製品を選択しましょう。

長期間安全に利用するための保管方法と使い方のコツ

ポータブル電源はバッテリーを搭載しているため、使い方によっては製品が故障したり、早期の劣化に繋がってしまったりすることもあります。

次に解説するポイントを押さえ、長期間安全に使用できるように心がけましょう。

高温多湿な環境を避けて使用・保管する

ポータブル電源は、温度変化の激しい場所や、高温・低温での使用、保管を避けましょう。

過度の温度変化によって汗をかき、故障に繋がることがあります。また、極端に高温・低温な場所で使用することでバッテリーの劣化が加速する可能性があるため注意が必要です。

一般的には、5℃~35℃の間で管理をするのが適しているといわれています。

バッテリー残量を60〜80%にして保管する

バッテリー残量が100%のまま、あるいは0%のまま保管をすると、バッテリーの劣化に繋がる可能性も。

リチウムイオン電池は保管をしている間も徐々に放電し、バッテリー残量が減っていきます。

とくにバッテリー残量が0%のまま放置をしてしまうと、そのまま作動しなくなってしまうケースもあるため注意しましょう。

ポータブル電源の充電が完了したら充電器を外し、バッテリー残量60%~80%の間で保管をしておくのがおすすめです。

充電と給電を同時に行わない

充電と給電を同時に行うと、バッテリーに大きな負荷がかかり、バッテリーの劣化を早めることがあります。

ポータブル電源のバッテリー残量が少ない状態でも、緊急時などでどうしても電源が必要という場合は、「パススルー機能」を備えた製品を選びましょう。

パススルー機能では、できるだけ負荷を抑えながら充電と給電を同時にできる充電機能のことです。

例えばJackeryのポータブル電源「Pro」「Plus」シリーズではパススルー機能が搭載されています。

充電したまま放置はNG

ポータブル電源充電する際は、100%まで充電したまま放置しないようにしましょう。

満充電のまま充電を続ける状態を「過充電」と呼び、この状態もまたバッテリーが劣化する原因となってしまうのです。

充電時も、保管時も、充電のしなさすぎ、充電しすぎの状態はあまり良いものではありません。

メンテナンスのつもりで、適度にバッテリーを使用していただくことをおすすめします。

定期的に充放電を行い動作を確認する

ポータブル電源は、電気代の節約以外の用途で使用する場合、使用頻度が少ないという人も多いでしょう。

使わないからといって放置をしていると、いざ使うタイミングが来た時に動作しないケースもあるため注意が必要です。

ここまでご紹介したポイントを押さえ、適切な方法で定期的に充放電をすることで、ポータブル電源のメンテナンスと、動作確認が行えます。

ポータブル電源を適切な方法で管理し、長く愛用してくださいね。

シチュエーション別に必要な蓄電池の容量を紹介

本記事では、2,000Wh前後の大容量モデルから、300Wh前後のコンパクトなモデルまで、さまざまな製品のランキングをご紹介しました。

アウトドアにも災害時の備えにも使いたいけど、やっぱり2,000Wh以上の容量が必要なの?

災害・停電時に備えておきたいけれど、どのくらいの容量が適しているのか全くわからない

たくさんの製品がある中では、このようにお悩みの方も多いでしょう。

ここでは、シチュエーション別に必要な蓄電池の容量をご紹介します。

電気機器の消費電力の目安を知っておこう

~60Wスマホ/ランタン/タブレット/扇風機/ノートパソコン/電気毛布
60W~250W液晶テレビ(40V型)/ドローン/小型冷温庫
250W~500W草刈り機/ミキサー/電動ドリル/小型ヒーター/家庭用冷蔵庫
500W~1,000W電気ヒーター/電子レンジ/コーヒーメーカー/炊飯器
1,000W~炊飯器/電気ケトル/ドライヤー/ホットプレート/エアコン/電動のこぎり

電気機器の消費電力はもちろん製品によって異なりますが、目安としては表にある通りです。

電子レンジなど、製品によっては起動するための電力が消費電力の1.1倍以上必要となることもあります。

ポータブル電源の容量は、使いたい電気機器の消費電力を上回る必要があります。

停電・災害時に使うなら1,000Wh以上がおすすめ

災害時・停電時は、被災の状況により数日間以上電気を使用できなくなることも珍しくありません。

災害・停電時に備えたい人は1,000Wh以上のポータブル電源を選ぶと安心です。

2,000Wh前後のものであれば、家庭に必要な電力を3日~4日間ほど使い続けられるといわれています。

緊急時に向けて最低限備えておきたい人や、しっかりと安心できる程度に備えたい人は1,000Wh以上のポータブル電源を選びましょう。

2,000W以上のソーラーパネル&ポータブル電源セットランキング

1,000W~2,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットランキング

車中泊で使うなら600Wh以上がおすすめ

車中泊の場合、スマホ、ライト、ノートパソコン、ポータブル扇風機、ポータブル冷蔵庫といった電気機器の使用が予想されます。

最低でも500Wh、できれば600Wh以上のポータブル電源があると安心・快適に過ごせるでしょう。

寒さ・暑さ対策、食料の安全な保管、パソコンやタブレットを使った作業や動画視聴などをイメージして大きめな容量の製品を選ぶのがおすすめです。

500W~1,000Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットランキング

日帰りアウトドアで使うなら200Wh〜500Wh程度がおすすめ

日帰りアウトドアでの使用を想定している人は、携帯性に優れ、小型機器の電源として幅広く使いやすい200W~500Wh程度のポータブル電源が良いでしょう。

もちろん使用する電気機器にもよりますが、500Whほどあれば、スマホやノートパソコンなどの充電のほか、小型冷温庫やランタン、小型の電気コンロなども使用できます。

~500Wのソーラーパネル&ポータブル電源セットランキング

ソーラーパネル&ポータブル電源セットのよくある質問

ここではソーラーパネル&ポータブル電源セットでよくある質問と回答をまとめています。

  • ポータブル電源とモバイルバッテリーの違い
  • ポータブル電源の寿命
  • ポータブル電源の処分方法

これらについて回答していますので、気になる項目があれば参考にしてみましょう。

ポータブル電源とモバイルバッテリーはどう違うの?

ポータブル電源とモバイルバッテリーでは、定格出力の大きさや充電ポートの数・種類、バッテリー容量などが大きく異なります。

ポータブル電源と同様に、モバイルバッテリーも容量が大きくなるにつれて重さが増しますが、ポータブル電源よりもはるかに携帯性に優れ、小型のバッグにも難なく収納可能です。

しかしながら、モバイルバッテリーには、ポータブル電源のようにACダプターの端子が備わっていないことがほとんどです。

また、定格出力も低いため、基本的にはドライヤーなどの消費電力が大きい電気機器は充電はできません。

ポータブル電源の寿命はどれくらい?

ポータブル電源の寿命は製品によってさまざまです。

500サイクルのものもあれば、4,000サイクルのものもあります。

ポータブル電源の寿命は、一般的にサイクル数で表します。

100%まで充電したバッテリーを0%に使い切るまでを1サイクルとして、サイクル数が多いほど長寿命です。

3,500サイクルほどのポータブル電源であれば、1日1回使用しても10年は持つ計算となっています。

ポータブル電源の処分方法は?

ポータブル電源はバッテリーを搭載する製品なので、自治体の一般ごみに捨てることはできません。

爆発や発火の危険があるためです。

ポータブル電源を処分する際は、自治体のごみ収集施設へ持ち込むか、専用の回収サービスを利用するなどしましょう。

なお、Jackeryのソーラーパネル&ポータブル電源セットなら、アフターサービスで故障したポータブル電源を回収してくれるのでおすすめですよ。

まとめ

ポータブル電源は500W以下のものから2,000W以上のものまで、さまざまな製品があります。

ソーラーパネル単体では蓄電ができないので、ポータブル電源とセットでの購入がおすすめです。

ソーラーパネル&ポータブル電源のセットがあれば、アウトドアや災害・停電・ベランダなど、コンセントや電源のない場所でも電気を使用できます。

また、長期的な電気代の節約にも役立ちますので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

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