IIJmioで通信速度制限にかかるのは、契約プランのデータ容量を使い切ったときや、低速モード利用時に特定のデータ通信量を超えたときです。
この記事では、IIJmioの通信速度制限の仕組みを詳しく解説。
3日間の速度制限や、制限時の解除方法、制限にかかっているか確認する方法などもご紹介しています。
IIJmioの通信速度制限について気になる方はチェックしておきましょう。
なお、以下の記事ではIIJmioの利用ユーザー51人に聞いた口コミや評判をまとめました。
これからIIJmioを契約しようか迷っている方は、ぜひこちらもあわせて参考にしてくださいね。
IIJmioで通信速度制限にかかるのはどんなとき?
IIJmioで通信速度制限にかかる条件は以下の通りです。
- 低速モード利用時のデータ通信量が3日間で366MBを超えたとき
- 契約しているデータ容量(バンドルクーポン)を使い切ったとき
- クーポン残量がないときのデータ通信量が3日間で366MBを超えたとき
なお、IIJmioでは高速データ通信を行うために必要なデータ容量のことを「クーポン」と呼びます。
契約しているデータ容量を指す「バンドルクーポン」のほか、コンビニや家電量販店などで購入できる「クーポンカード」、会員ページから追加購入できる「追加クーポン」などの残量がないときは、通信速度制限にかかります。
また、低速モード時はデータ通信量が消費されませんが、3日間で366MB以上のデータ通信量を利用した場合、またはクーポン残量がないときに、3日間で366MB以上のデータ通信量を利用した場合は、さらに通信速度制限にかかるため注意しましょう。
IIJmioの通信速度制限の詳細
ここでは、IIJmioの通信速度制限について、気になる以下の項目を深掘りし解説します。
- 速度制限の対象となるプラン
- 速度制限開始のタイミング
- 速度制限解除のタイミング
- 速度制限時の通信速度
- 速度制限時に使える「バースト転送」について
通信速度制限対象のプラン
プラン名 | 対象のプラン |
---|---|
ギガプラン | 全プラン |
mioモバイル | ミニマムスタートプラン/ライトスタートプラン/ファミリーシェアプラン |
mioモバイルプラス | 従量制プラン/エコプラン |
mio IoT | 上り高速プランS、上り高速プランM、上り高速プランL |
表にあるプランを契約していて、クーポン残量がないとき、または低速モード利用時に、3日間で366MB以上のデータ通信を行うと速度制限にかかります。
通信速度制限開始のタイミング
契約しているデータ容量を使い切ったときの速度制限開始のタイミングは、使い切ったそのときです。
また、データ容量を使い切ったあと、または低速モード利用時に3日間で366MBのデータ通信量を超えたときは、翌日以降さらに低速な速度制限にかかります。
通信速度制限はいつまで?
契約しているデータ容量を使い切ったときは、翌月1日より契約しているデータ容量が復活します。
データ容量を使い切ったあと、または低速モード利用時に3日間で366MBのデータ通信量を超えて速度制限にかかったときは、3日間のデータ通信量が366MBを下回った時点で制限が解除されます。
通信速度制限時の通信速度
契約しているデータ容量を使い切ったときは、最大300kbpsまで通信速度が低下します。
ただし、データ容量を使い切ったあと、または低速モード利用時に3日間で366MBのデータ通信量を超えたときの通信速度は非公開です。
通常の通信速度制限時の通信速度が最大300kbpsなので、「3日で速度制限」にかかった場合は300kbpsよりもさらに遅くなると考えておきましょう。
通信速度制限時は「バースト転送」が使える
通信速度制限にかかっていても「バースト転送」機能は利用できます。
バースト転送とは、データを初めて読み込む際に、一定のデータ通信量分だけ高速データ通信を適用し、低速時の読み込みをサポートしてくれる機能のことです。
このため、低速モードや通信速度制限時でも、テキストメインのサイト表示ややり取りであれば、それほどストレスなく利用できるでしょう。
IIJmioで通信速度制限になったときの解除方法
IIJmioで通信速度制限にかかった際の解除方法について解説します。
低速モード時の速度制限にかかった場合
データ容量を使い切ったあと、または低速モード利用時に、3日間で366MB以上のデータ通信量を利用して速度制限にかかった時は、自分で速度制限を解除することはできません。
WiFiなどを利用してパケットの消費を控え、3日間のデータ通信量が366MBを下回るのを待ちましょう。
契約プランのデータ容量を使い切った場合
契約プランのデータ容量を使い切った場合は、追加のクーポンを購入することで、クーポン残量分の高速データ通信を利用できます。
会員ページや会員アプリから購入できる「追加クーポン」や、コンビニ・家電量販店などで購入できる「クーポンカード」で、データ容量をチャージしましょう。
なお、追加クーポンは1GBあたり220円で購入が可能です。
IIJmioの通信速度制限時にできること
IIJmioの通信速度制限にかかると、最大300kbps、または300kbps以下の通信速度になります。
速度制限時にできる主なアクションは以下の通りです。
- Web検索
- SNS(テキストのみの表示)
- メッセージアプリでのテキスト・画像送信
- データ通信を利用した音声通話
- 音楽ストリーミングの再生
- テキストのみのニュースページ
- YouTube動画(144~360p/最大300kbps時)
300kbps前後の速度なら、低画質~普通画質での動画視聴や、メッセージアプリでの画像送信も問題なく利用できるでしょう。
ただし、データ容量を使い切ったあと、または低速モード利用時に3日間で366MB以上を利用して通信速度制限にかかった際は、3日間のデータ通信量が366MBを下回るまで、制限が解除されません。
特に動画視聴や音楽ストリーミングを楽しみたい場合は、クーポン残量が復活するまでWi-Fiに接続するなどの対策を取ることをおすすめします。
IIJmioで通信速度制限にならないための対策
通信即制限にかかった場合でも、テキストメインのアクションであれば、問題なく行えます。
しかし、高速データ通信時と比べて速度がかなり劣るため、できれば速度制限にかかるのは避けたいところです。
以下のポイントに注目し、IIJmioで通信速度制限にかからないための対策を検討しましょう。
1.プランの見直しを行う
IIJmioでは、人それぞれのニーズにあわせて豊富なデータ容量を用意しています。
IIJmioで選べるデータ容量は以下の通りです。
- 2GB
- 5GB
- 10GB
- 15GB
- 20GB
- 30GB
- 40GB
- 50GB
まずは現在契約しているプランが、ご自身の使い方にあっているか見直しを行ってみましょう。
またIIJmioではデータ容量の繰り越しができるため、データ容量が余っても無駄にしてしまうリスクを軽減できます。
現在よりも少し大きめのデータ容量に変更するのもひとつの手段です。
2.低速モードを上手く活用する
低速モード利用時は、3日間で366MB以上のデータ通信を行うと速度制限にかかります。
しかし、3日間で366MBを超えなければ、基本的にパケットの消費はカウントされません。
この仕組みを理解したうえで、高速データ通信と上手く併用すれば、契約しているデータ容量の使い切りによる通信速度制限を回避しやすくなるでしょう。
3.WiFiを活用する
自宅にWiFiや光回線がある人は、自宅のインターネット回線を積極的に活用しましょう。
また、外出先でフリーWiFiを利用する際は、VPNなどのセキュリティ対策を施したうえで接続すれば、安全に利用できますよ。
フリーWiFiを利用する際のセキュリティ対策については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。
IIJmioの通信速度制限に関するQ&A
ここでは、IIJmioの通信速度制限に関して、よくある3つの疑問に回答しています。
- Q.通信速度制限にかかっているか確認する方法は?
- Q.低速モードや速度制限時にYouTubeを視聴できる?
- Q.通信速度制限対象の回線は?
気になる項目があれば、チェックしておきましょう。
通信速度制限にかかっているか確認する方法は?
「My IIJmio」アプリ、またはIIJmioウェブサイトの会員ページから確認が可能です。
データ残量が0GBになっている場合は、通信速度制限にかかっています。
また、低速モード利用時に3日間で366MBのデータ通信を利用して速度制限にかかった場合はデータ残量の表示箇所に「低速時通信規制中」と表示されます。
低速モードや速度制限時にYouTubeを視聴できる?
最大300kbpsの低速モード時であれば、低画質~普通画質のYouTube動画は視聴できます。
ただし、通信速度が300kbps以下の場合は、動画視聴は難しい可能性が高いです。
通信速度制限対象の回線は?
IIJmioではドコモ回線とau回線のサービスを提供しており、どちらも通信速度制限の対象となっています。
IIJmioの通信速度制限について徹底的に調べた私の感想
IIJmioで通信速度制限にかかるのは、以下いずれかの条件に当てはまるときです。
- 低速モード利用時に、3日間で366MB以上のデータ通信を利用したとき(制限時速度:非公開/300kbps以下と考えられる)
- 契約しているデータ容量を使い切ったとき(制限時速度:最大300kbps)
- クーポン残量がないときに、3日間で366MB以上のデータ通信を利用したとき(制限時速度:非公開/300kbps以下と考えられる)
単純に契約しているデータ容量を使い切ってしまったときは、追加クーポンやクーポンカードの購入によって、高速データ通信を利用できます。
3日間で366MB以上のデータ通信を利用して速度制限にかかってしまったときは、3日間のデータ通信量が366MBを下回るまで速度制限は解除されないため、気をつけましょう。
なお、以下の記事ではIIJmioのメリットやデメリットを深掘りしています。
これからIIJmioを契約しようか迷われている方は、ぜひあわせて参考にしてください。
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