海外に渡航する際、スマホのデータ通信について悩む方も多いのではないでしょうか。
できれば簡単に海外で使えて、オプション料金など別途費用がかからない方法があれば便利ですよね。
その条件をすべてクリアしているのが格安SIMの「ahamo」です。
ahamoには、海外で利用する際に以下のようなメリットがあります。
- 申し込み・追加オプション料金なし
- 最大30GBまでデータ通信が可能
- 91の国と地域が対象
- テザリングも無料で利用可能
- データプラス回線でも利用可能
この記事では、上記の項目を含むahamoの海外利用についての詳細を解説します。
また、海外で利用する際の注意点や、データ容量の節約方法、高額請求を避ける方法なども紹介します。
海外で利用できるスマホ選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、海外利用以外のahamoのメリット・デメリットなどについては下記の記事で詳しく解説しています。
実際のユーザーのリアルな口コミも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

海外ローミングを使うならahamoがおすすめな理由

ahamoは格安SIMの中でも、旅行や出張などの海外渡航に適したキャリアです。
その理由は、ahamoの海外ローミング機能にあります。
ahamoの海外ローミングの特徴は以下の通り。
- 申し込みが不要
- 追加料金なしで最大30GB使用可能
- 91の国と地域が対象
- テザリングも使える
- データプラス回線でも利用できる
各項目を分かりやすく解説します。
申し込みがいらない
格安SIMや携帯キャリアのデータ通信を海外で利用する場合、有料・無料を問わず、オプションとして申し込みが必要なことがほとんどです。
しかし、ahamoではそういった手続きは必要なく、プランを契約した時点でサービスを利用できるようになります。
設定方法はとても簡単で、海外についたら端末の「データローミング」をオンにするだけでOK。
申し込みなどの手間がかからないので、急に海外渡航が決まった方でも安心ですよ。
追加料金なしで最大30GBまで使用可能
ahamoには30GB(月額2,970円)、110GB(月額4,950円)の2つの料金プランがありますが、どちらを選んでも追加料金なしで最大30GBまで海外でデータ通信を利用できます。
たとえば、渡航月に国内ですでに5GBを使用していた場合、海外では25GBまで速度制限なしに利用できます。
国内外での合計データ通信量が30GBを超えた場合は通信速度が最大1Mbpsに制限されますが、30GBプランであればデータ容量を追加購入(1GBあたり550円)することで速度制限の解除ができますよ。
ただし、大盛オプションに加入して110GBプランを利用している場合は当月末まで解除されないので注意してください。
日本人の渡航先約98%をカバー!海外91の国と地域でデータ通信を利用できる
ahamoの海外ローミングは、2025年4月時点で91の国と地域で利用できるようになっています。
- 北米(グアム・サイパン・ハワイ含む)
-
アメリカ(本土)・アラスカ・カナダ・グアム・サイパン・ハワイ
- アジア・オセアニア
-
インド・インドネシア・カンボジア・シンガポール・タイ・バングラデシュ・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・マカオ・マレーシア・ミャンマー・モンゴル・ラオス・韓国・香港・台湾・中国・オーストラリア・ナウル・ニュージーランド・フィジー
- ヨーロッパ
-
アイスランド・アイルランド・アゾレス諸島・アンドラ・イギリス・イタリア・ウクライナ・エストニア・オーストリア・オランダ・カザフスタン・カナリア諸島・キプロス・ギリシャ・クロアチア・サンマリノ・ジョージア・スイス・スウェーデン・スペイン・スペイン領北アフリカ・スロバキア・スロベニア・チェコ・デンマーク・ドイツ・トルコ・ノルウェー・バチカン・ハンガリー・フィンランド・フランス・ブルガリア・ベルギー・ポーランド・ポルトガル・マディラ諸島・モナコ・ラトビア・リトアニア・リヒトシュタイン・ルーマニア・ルクセンブルク・ロシア
- 中南米
-
米領バージン諸島・エクアドル・チリ・プエルトリコ・ブラジル・ペルー・メキシコ
- 中東
-
アラブ首長国連邦・イスラエル・オマーン・カタール・サウジアラビア・ヨルダン
- アフリカ
-
エジプト・ガーナ・ナイジェリア・南アフリカ・モロッコ・レソト
対象国に関しては、ahamoが調査した日本人に人気の渡航エリアを約98%もカバーしています(※)。
もちろん、どの国でも、どの地域でも料金や利用可能なデータ通信が変動することはありませんので、ご安心ください。
国をまたぐ場合でもSIMの切り替えなどの手間はかからないので、国際線の乗り継ぎはもちろん、旅行や出張で複数の国を周るときでも快適ですよ。
ただし、以下の点については注意しておきましょう。
- 現地の通信事業者によって通信状況が異なるため、電波が悪い可能性がある
- 現地の情勢によっては通信ができない可能性がある
テザリングも無料で使える
ahamoでは、海外でも国内と同様に無料でテザリングを利用できます。
テザリングとは、スマホの契約データ容量を消費して外部機器をインターネットにつなぐ機能です。
テザリングを利用すれば、パソコンやタブレットを使うためにポケット型Wi-Fiを手配したりWi-Fiスポットを探したりする手間がかかりません。
海外出張中にパソコンやタブレットを使いたい方はもちろん、旅行中に複数人でスマホを使いたい方にも便利ですよ。
データ容量の上限は30GBなので使い過ぎには注意が必要ですが、海外でも複数のデバイスをスムーズにインターネットにつなげたい方にとっては非常に便利な機能と言えるでしょう。
データプラス回線でも海外ローミングを使える
データプラスとは、メインのスマホと2台目の端末(スマホ、タブレットなど)でデータ容量をシェアできるプラン(月額1,100円)です。
ahamoでは、メインのスマホ同様、データプラスで利用している2台目の端末でも海外ローミングを追加料金なしに利用できます。
海外出張でスマホは連絡用に、タブレットはプレゼンや資料確認用に使いたいという方には嬉しいサービスです。
ただし、利用できるデータ容量は1台目と2台目合わせて30GBまでという点には注意しましょう。
大盛りオプションを契約して月に110GB使える場合でも30GBまでなので、使い過ぎには気をつけてください。
人気格安SIMの海外ローミングを比較してみた
海外ローミングを利用できる格安SIMはahamo以外にもあります。
「本当にahamoを選んで失敗しないかな?」と気になる方のために、各社の特徴を比較してみました。
料金プランは渡航先や利用できるGB数、利用期間によって異なるので、詳細は公式ホームページでチェックしてみてください。
キャリア名 | 月額料金 | 申込手続き | 料金プランの一例 | 注意事項 |
---|---|---|---|---|
ahamo | 2,970円~ | 不要 | ・30GBまで無料で利用可能 ・1GB550円で追加チャージ可能(110GBプランは不可) | ・15日以降は速度制限あり |
LINEMO | 990円~ | 必要 | 【海外あんしん定額L】 3GB(24時間):980円 9GB(72時間):2,940円 12GB(96時間):3,920円 【海外あんしん定額S】 1MB:1,980円 5MB:9,800円 10MB:19,600円 【海外パケットし放題】 12.5MBまで:最大1,980円/日 12.5MB以降:最大2,980円/日 | ・エリア、有効期限、GBによって料金が異なる ・LINEMO新規契約者は5ヶ月目から利用可能 |
povo | 0円~ | 不要(海外用のトッピング購入が必要) | 【エリアトッピング】 ・韓国 1GB(3日間):680円 3GB(7日間):1,980円 ・アメリカ 1GB(3日間):760円 3GB(7日間):2,200円 【レギュラートッピング】 ※複数の国 ・地域用 0.5GB(24時間):640円 1GB(3日間):640円 | ・エリア、有効期限、GBによって料金が異なる ・レギュラートッピングは90以上、ワイドトッピングは160以上の国と地域で利用可能 ・渡航前でも後でもデータ購入が可能 ・基本料金が0円のため、自分に合わせてGB数を選択する |
楽天モバイル | 1,078円~ | 不要 | ・月に2GBまで海外で利用可能(無料) ・2GB/月を超えると速度制限(最大128kbps) ・1GBあたり500円で追加可能 | ・Rakuten Link同士なら国際通話 ・SMS送受信が無料 |
Y!mobile | 2,365円~ | 必要 | 【海外あんしん定額L】 3GB(24時間):980円 9GB(72時間):2,940円 12GB(96時間):3,920円 【海外あんしん定額S】 1MB:1,980円 5MB:9,800円 10MB:19,600円 【海外パケットし放題】 12.5MBまで:最大1,980円/日 12.5MB以降:最大2,980円/日 | ・エリア、有効期限、GBによって料金が異なる ・Y!Mobile新規契約者は5ヶ月目から利用可能 |
UQmobile | 2,365円~ | 必要 | 【au海外放題】 ・事前予約あり 800~1,000円/24時間 ・事前予約なし 1,200円/24時間 【海外ダブル定額】 約24.4MBまで:最大1,980円/日 約24.4MB以降:最大2,980円/日 | ・エリア、有効期限、GBによって料金が異なる |
格安SIMによって料金体系は異なりますが、契約申し込みが不要で海外でも最大30GBまで無料で高速通信を利用できるもはahamoだけです。
国内利用時の月額料金は2,970円~かかりますが、海外でもデータ容量をしっかり使いたい方や海外へ行く機会が多い方はコスパ良く使えるはずです。
ahamoの海外ローミングの注意点

海外でahamoの海外ローミングを利用する際に注意してもらいたい点をまとめました。
- 月30GBを超えると速度制限がかかる
- 15日間を超えると速度制限がかかる
- 電話・SMSの月間利用額が5万円を超えると翌月まで利用停止になる
- ahamoではドコモの海外プランは利用できない
上記の項目はすべて重要なポイントとなりますので、必ずチェックしておいてください。
月30GBを超えると速度制限がかかる(最大1Mbps)
ahamoでは30GBと110GBの料金プランがありますが、どちらのプランを契約していても海外で使えるデータ容量は月30GBまでです。
月30GBを超えた場合には通信速度が最大1Mbpsに制限されるので注意しましょう。
なお、30GBプランの場合はデータを追加購入すれば制限を解除できますが、110GBプランの場合は追加購入しても当月末まで解除できない点にも注意してください。
15日間を超えると速度制限がかかる(最大128kbps)
ahamoの海外ローミングでは高速通信を利用できる期間が決まっている点に注意しましょう。
具体的な利用期限は、海外で最初にデータ通信を行った日(日本時間)から15日間です。
16日目からは使えるデータ容量の残量に関わらず通信速度が最大128kbpsに制限されます。
この速度制限は日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。
データ容量を追加購入しても、海外滞在中に月をまたいだ場合でも解除されないので注意しましょう。
もし、15日間の間にデータ通信を使わなかった日があったとしてもその日を除外することはできず、1日分としてカウントされる点にも注意してください。
15日以上の長期滞在を予定している場合は、後述する「海外ローミング以外で海外でデータ通信をする方法は?」で紹介している方法を検討してみましょう。
電話・SMSの月間利用額が5万円を超えると翌月まで利用停止になる
ahamoの海外ローミングを利用するとデータ通信は追加料金なしに使えますが、電話番号を使った音声通話やSMSの送受信では別途料金がかかります。
海外での通話とSMSの利用額が月に5万円を超えた場合には、電話・SMSだけではなくデータ通信も利用停止になる点に注意が必要です。
月の契約データ容量が残っている場合やデータ容量を追加購入した場合でも、この利用制限は解除できません。
そのため、海外ではなるべく長時間の通話を控え、データ通信を利用して通話・メッセージのやりとりができるLINEなどのアプリを活用すると良いでしょう。
ahamoではドコモの海外プランは利用できない
ahamoは日本人の渡航先約98%のエリアをカバーしているものの、利用できるのは91の国・地域に限られます(※1)。
一方、ドコモの海外向けのプラン「世界そのままギガ」 「世界ギガし放題」は200以上の国・地域に対応している(※2)ので、渡航先によってはドコモのプランを利用したいと考える方もいるでしょう。
ですが、ahamoユーザーはドコモの海外向けのプランは利用できません。
ドコモからahamoへの乗り換えを検討している方などはくれぐれも注意してください。
ahamoを使って海外で電話・SMSを利用する方法と注意点
ここからは、ahamoを使った海外での電話やSMSについて解説します。
海外データローミングとは異なり、渡航先での通話やSMSには料金が必ず発生します。
通話料やSMS料金で高額請求とならないよう、必ず目を通しておきましょう。
なお、ahamoはドコモのサブブランドであるため、通話やSMSの料金などはドコモ公式サイトに記載されているものを参考にしています。
海外から電話をかける方法
ahamoでは、200以上の国と地域で電話機能を利用できます。
ただし、発信時だけでなく着信時も料金が発生するため、注意が必要です。
また、海外での電話利用時に発生する料金は、利用する国や地域によって異なることも理解しておきましょう。
ここで、地域ごとの発生料金の一部を紹介します。
音声通話(円/分) | アメリカ(本土) | ハワイ | グアム | 韓国 | 中国 |
---|---|---|---|---|---|
国内 | 125円 | 125円 | 80円 | 50円 | 75円 |
日本向け | 140円 | 140円 | 180円 | 125円 | 175円 |
その他の国向け | 265円 | 265円 | 280円 | 265円 | 265円 |
着信時 | 175円 | 175円 | 130円 | 70円 | 145円 |
上記以外の国の通話料金は下記の公式ホームページで確認できますよ。
1分単位で見ればそこまで通話料が負担に感じないかもしれません。
しかし、長電話をしてしまうと気づかぬ内に高額料金となってしまう場合があるので、通話時はご注意ください。
なお、海外から電話をかける際は通常のかけ方ではなく、海外用で行う必要があります。
各状況に応じたかけ方も紹介します。
- 海外から日本の携帯・一般電話へかける場合
-
- 「+」→「81(日本の国番号)」→「相手の電話番号を入力」→「発信」
- 相手先の電話番号が「0」から始まる場合は、最初の「0」を除いて入力
- 「+」の表示方法は「0」を長押し。※機種によって異なる
例:080の番号にかける場合)+81 80 〇〇〇〇 〇〇〇〇
- 同行者など、海外で日本の携帯を使っている方へかける場合
-
- 「+」→「81(日本の国番号)」→「相手の電話番号を入力」→「発信」
- 相手先の電話番号が「0」から始まる場合は、最初の「0」を除いて入力
- 「+」の表示方法は「0」を長押し。※機種によって異なる
- 相手側に着信料金が発生する
例:080の番号にかける場合)+81 80 〇〇〇〇 〇〇〇〇
- 海外で滞在国の携帯・一般電話にかける場合
-
- 「相手の電話番号を市外局番から入力」→発信
- かからない場合は滞在国の「国番号」を入力してから相手の番号にかける
- ハワイで発信する場合は、国番号「1」を入力してから相手の番号にかける
例)212(市外局番) 〇〇〇 〇〇〇〇(電話番号)
- 海外から日本の携帯・一般電話へかける場合
-
- 「+」→「相手先の国番号を入力」→「相手先の電話番号を入力」→「発信」
- 相手先の電話番号が「0」から始まる場合は、最初の「0」を除いて入力
- 「+」の表示方法は「0」を長押し。※機種によって異なる
例)+44(イギリスの番号) 20(市外局番) 〇〇 〇〇〇 〇〇〇(電話番号)
なお、「国際ダイヤルアシスト設定」に対応している場合は、かける相手の電話番号の先頭が「国番号」に置き換わります。
ただし、すべての国の番号に対応しているわけではないため、事前の確認が必要です。
また、スマホによっては「国際ダイヤルアシスト設定」がない場合があります。
対応機種は下記の公式ホームページで確認できるのでチェックしてみてください。
海外電話のかけ方に関する詳細は、ahamoの親キャリアであるドコモ公式サイトで確認できます。
海外でSMSを使う方法
ahamoでは、200以上の国と地域でSMS(ショートメッセージ)機能を利用できます。
電話の通話料とは異なり、SMSの場合は料金が一律に設定されています。
- 送信:100円/1通
- 受信:無料
渡航先では、その国の事情でLINEなどのサービスが利用できないこともあるため、このような場合にはSMSが有効となります。
SMSを受信する場合はとくに注意事項はありませんが、SMSを送信する場合は相手がどこの国の回線を使っているかによって方法が異なります。
相手が日本の携帯を使用している場合は、日本にいるときと同様に相手の電話番号宛に送信するだけで可能です。
しかし、海外の携帯に送信する場合は、以下の方法で行ってください。
- 海外の携帯番号にSMSを送信する場合
-
- 「+」→「相手先の国番号を入力」→「相手先の電話番号を入力」→「送信」
- 送信先の電話番号が「0」から始まる場合は、最初の「0」を除いて入力
- 「+」の表示方法は「0」を長押し。※機種によって異なる
- 「+」の代わりに「010」でも送信可能
例:07〇〇〇へ送信する場合)+44(イギリスの国番号) 7〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇
なお、国や事業者によってはSMSを送受信できないケースもあるので、対応の可否は公式ホームページで確認しておくと良いでしょう。
海外の通話ではかけ放題オプションは適用されない
ahamoでは通話かけ放題の特典やオプションとして下記のサービスが用意されていますが、どちらも海外での通話には適用されません。
- 5分以内の国内通話がかけ放題(無料付帯)
- かけ放題オプション(月額1,100円)
海外での通話ではエリアごとの通話料金が発生するので、くれぐれも長電話には注意しましょう。
海外での通話では、自分から電話をかけたときも相手から電話を受けたときも料金が発生するので注意してください。
もしも海外での通話とSMSの利用で月の利用額が5万円を超えた場合には、通話・SMSだけではなくデータ通信も利用できなくなるので気を付けましょう。
なお、エリアごとの通話料金は下記のホームページで確認ができます。
ahamoの海外ローミングでデータ消費量を節約する方法は?
ahamoでは海外で30GBまでデータ容量を使えますが、使いすぎると速度制限がかかってしまいます。
海外滞在中も快適に使いたい場合は、データ消費量を意識して節約することが重要です。
ここでは、海外での利用する頻度が高い用途ごとに、データ消費量を抑える設定や使い方のコツを解説します。
- データ通信を利用したいとき
- Wi-Fiスポットを利用できるとき
- 通話を利用したいとき
- データ通信も通話も使わないとき
利用目的に応じて必要な機能のみオンにし、ほかはオフにすることで賢くデータ消費量を抑えることが可能です。
ぜひ参考にしてください。
データ通信を利用したいとき
インターネット検索や地図アプリ、SNSなどの利用でデータ通信を使いたいときは下記のように設定しましょう。
- モバイルデータ通信:オン
- 海外ローミング:オン
テザリングを利用する場合は必要なときだけオンにする習慣を付ければデータ消費量を最小限に抑えられるでしょう。
Wi-Fiスポットを利用できるとき
ホテルなどのWi-Fiスポットを利用できるときは下記の設定がおすすめです。
- Wi-Fi:オン
- モバイルデータ通信:オフ
- 海外ローミング:オフ
フリーWi-Fiを利用しているときでも、接続が不安定な場合は自動でモバイルデータ通信に切り替わることがあります。
そのため、モバイルデータ通信と海外ローミングは忘れずにオフにしておきましょう。
通話を利用したいとき
電話番号を使って通話したい場合には、下記のように設定しておきましょう。
- モバイルデータ通信:オフ
- 海外ローミング:オフ
もし、LINEなどの通話アプリを使う場合はデータ通信が必要になるので、モバイルデータ通信も海外ローミングもオンに設定してください。
Wi-Fiを利用してアプリ通話をする場合は、Wi-Fiをオン、モバイルデータ通信と海外ローミングをオフにすればOKです。
データ通信も通話も使わないとき
カメラやアラーム、計算機などデータ通信が不要な機能を使う場合や、就寝時などデータ通信も通話も使わない場合は下記のように設定しておきましょう。
- 機内モード:オン
機内モードをオンにするとモバイルデータ通信やWi-Fi機能、通話機能を一斉にオフにできるので便利です。
ただし、機内モードがオンの状態では着信やメッセージの受信などもできなくなるため、緊急連絡が届く可能性がある場合はオフにしておきましょう。
そのほかデータ消費量を節約するためにできること
そのほか、データ消費量を節約するためには下記の方法も有効です。
- バックグラウンド通信を制限する
- 動画視聴時は画質を低く設定する
- アプリのアップデートや同期はWi-Fi環境下で行う
- SNSの自動再生機能をオフにする
- 海外で使わないアプリからの通知をオフにする など
細かな設定の積み重ねがデータ容量の節約につながるので、ぜひ試してみてください。
海外でahamoを使うときに高額請求を避ける方法は?
海外でahamoの高額請求を避けるために重要なのは下記の2点です。
- データチャージをしすぎない
- 電話・SMSを使いすぎない
ahamoでは追加費用なしに海外で30GBまでデータ通信を利用できますが、この30GBは日本国内と海外で使えるデータ容量の合計です。
つまり、日本ですでに10GBを使っている場合、海外で利用できるのは20GBまでで、さらにデータ容量を増やしたい場合は追加でデータを購入しなくてはいけません(※)。
データチャージでは1BGあたり550円がかかるので、使いすぎると請求額が高額になる可能性があるので注意しましょう。
また、電話番号を使った通話やSMSの利用時には別途料金が発生します。
通話料金は発信側も受信側もエリアに応じた料金が発生するので、渡航先の料金を事前に把握しておくことをおすすめします。
なお、海外では通話かけ放題オプションなどは適用されないので、使い過ぎには注意が必要です。
通話やメッセージのやりとりが必要な場合は、Wi-Fi環境下でLINEアプリを使うなど工夫してみましょう。
- 大盛りオプションで110GBプランを利用している場合は追加チャージの利用は不可
海外でahamoがつながらなくなったときの対処方法は?
海外でahamoのデータ通信がつながらなくなったときは、下記の内容を確認してみてください。
- ahamoの海外ローミングの対応国・エリアかを再確認する
- 飛行機の乗り継ぎで国をまたぐ場合、複数の国を周る場合など
- 海外ローミングを使い始めてから15日以上経っていないか確認する
- 通信速度制限がかかっていないか確認する
- 海外ローミングがオンになっているか確認する
- Wi-FiスポットではWi-Fiがオンになっているか確認する
- 機内モードがオフになっているか確認する
- スマホを再起動する
- 電波状況が良い場所に移動する など
もしも改善が見られない場合は、Wi-Fi環境下でahamoのチャットサポートに問合せしてみましょう。
実際に海外でahamoを使った方の口コミをチェック
ここでは、実際に海外でahamoを使ったことがある方の口コミをX(旧Twitter)で集めてみました。
「日本と同じように使える」「追加料金が発生しない」「eSIMやポケット型Wi-Fiの契約が不要」という点に高い評価が集まっていました。
費用と手間をなるべくかけたくない方にとってはahamoはかなりおすすめできると思います。
ちょっと香港来てます。我家2年前に携帯会社をahamoに変えたのですが、ahamo が海外でも使えると最近知りまして、半ば信じられず事前にdocomoの人にも確認して笑、実際使ってみたら日本と全く変わらないネット快適環境で使えてビックリ。
— すずまり@カメラママン2025 marippe la caméra maman (@suzumari26) March 16, 2025
格安なのにahamo最強説。
おはようございます🇭🇰 pic.twitter.com/5pmNUgPZH0
いろいろ調べたけど、台北きて、ahamoの海外ローミングが便利で驚いた!空港ついて、海外ローミングオンにした途端、日本と同じに使える。
— ネコまんま (@3qbDtS7AquSupzs) March 25, 2025
市内も九份も十份も問題なし。
ahamoにしてよかった。eSIMとかしなくていいし、無料なのが嬉しい。 ahamoの海外ローミングおすすめです。
一方、国や地域によってはつながらない国もある点や、15日以上たつと高速通信が使えなくなる点についての口コミもありました。
この記事で紹介しているほかの注意点も参考にして、自分のニーズに合っているかどうか判断すると良いでしょう。
ahamoだと海外行っても追加料金なしでそのまま使えるのは便利♫Wi-Fi借りる必要無いし、ドコモだと+12k円💦日本人渡航先の98%をカバー♫ がしかし英国領ジブラルタルへ行った時には繋がらなくなった💦 どうやら残りの2%だった模様🤣 でもスペインだけならめっちゃお得☺️ pic.twitter.com/bFD5G7rAgg
— たぬきとしっぽ (@maruo0420) February 25, 2025
ahamo海外でも普通に使えて最強だぜー!って思ってたら15日過ぎると強制的に低速になっちゃうようだ。しかもギガ追加できないって。アメリカで電波なくて困ってる。
— 【河谷あづみ】 (@vvvlovekaelavvv) March 25, 2025
海外ローミングを使うならahamoがおすすめな方の特徴
これまで紹介したahamoの特徴や注意点を考慮すると、ahamoがおすすめな方の特徴は下記のとおりです。
- 海外でのデータ通信料を安く抑えたい方
- 海外での滞在期間が15日以内の方
- 頻繁に海外出張・旅行に行く方
- 渡航先がahamoの対象になっている方
- 契約・解約など手続きの手間をかけたくない方
- 普段使っているスマホ・電話番号をそのまま使いたい方
- スマホの難しい設定が苦手な方
海外で30GBもの容量を追加料金なしで使える格安SIMはほかにはありません。
事前の申し込み手続きも不要なので、ahamoはコスパと利便性に優れた選択肢と言えます。
海外でも手軽にスマホを使いたい方はぜひ検討してみてください。
ahamoの海外ローミングの設定方法
ここで、ahamoの海外ローミング設定方法を解説します。
- iPhoneの場合
-
- ホーム画面からiPhoneの設定画面へ進む
- 一覧から「モバイル通信」を選択する
- 「データローミング」をオンにする
- Androidの場合※機種によって異なる場合がある
-
- ホーム画面からアンドロイドの設定画面へ進む
- 一覧から「ネットワークとモバイルネットワーク」を選択する
- 「データローミング」をオンにする
設定自体を忘れないように、ご注意ください。
よく「どのタイミングで海外ローミングをオンにすればいいか」と質問がありますが、日本を出発する直前、または現地到着後すぐがおすすめです。
日本にいるときに海外ローミングをオンにしても高額な請求は発生しないので、ご安心ください。
ローミング以外で海外でデータ通信をする方法はある?
ここからは、ahamoの海外ローミング機能以外で海外でデータ通信を行う方法を解説します。
- ポケット型Wi-Fi
- 海外のSIM・eSIM
- 現地のフリーWi-Fi
ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説するので気になる方はチェックしてみてください。
ローミング | ポケット型Wi-Fi | 海外のSIM・eSIM | 現地のフリーWi-Fi | |
---|---|---|---|---|
メリット | 日本と同じスマホや電話番号を使える | 複数人、複数端末で利用しやすい | ・長期利用だとコスパが良い ・現地の電話番号が使える | 無料で利用できる |
デメリット | プランによっては高額になる | ・端末の充電や持ち運びが必要 ・破損、紛失時は弁償が必要 ・帰国後は返却手続きが必要 | ・SIMフリーの端末が必要 ・初心者には設定が難しいケースも | ・セキュリティ面で不安がある ・使える場所が限られる |
各キャリアで海外ローミングの仕組みは異なりますが、最大20GBまで無料で利用できるのはahamoのみです。
申し込みも不要で、簡単に海外用に設定できる点も含めて考えると、海外で利用できる格安SIMの中では、ahamoがベストな選択と言えるでしょう。
他社の格安SIMと比較したい方は、以下の記事もおすすめです。

海外用のポケット型Wi-Fi
海外で通信ができるポケット型をレンタルする方法です。
ローミングと比べるとWi-Fi端末の受取や返却に手間がかかる、充電や持ち運びが必要、端末を破損・紛失した場合は弁償が必要などの点はデメリットですが、複数人・複数端末でデータ通信を利用したい場合には便利です。
ここで、当サイトがおすすめする海外で使えるポケット型Wi-Fiを3つご紹介します。
サービス名 | 料金プランの一例 | 概要 |
---|---|---|
ZEUS Wi-Fi | 【韓国】 ・300MB:340円/日 ・500MB:380円/日 ・1GB:620円/日 ・無制限:800円/日 【アメリカ本土・ハワイ】 ・300MB:350円/日 ・500MB:380円/日 ・1GB:610円/日 ・無制限:850円/日 | ・135の国や地域に対応 |
THE Wi-Fi | 1GB:850円/日(東南アジア17ヵ国)1GB:1,250円/日(その他の国) | ・1日あたり最大3GBまで利用可能 ・1GB利用ごとに料金が発生 ・132ヵ国で利用可能 |
縛りなしWi-Fi | 【韓国】 ・1日300MB:330円 ・7日1GB:680円 ・30日3GB:1,490円 【アメリカ本土】 ・1日300MB:540円 ・7日1GB:1,210円 ・30日3GB:2,840円 | ・106ヵ国で利用可能 |
なお、ポケット型Wi-Fiを利用する際は、スマホのモバイルデータ通信をオフにするか、機内モードにしておきましょう。
もし不具合でWi-Fiが切れてしまった場合、スマホが自動でモバイルデータ通信に切り替わってしまい、信料が発生する可能性があります。

海外のSIM・eSIM
現地のSIMを利用するのも海外でデータ通信を行うのに非常に有効です。
現地の空港などで販売しており、購入してスマホに設定すれば、現地のデータ回線を利用することが可能です。
料金プランによっては長期利用の場合にコスパが良いものもあるので、海外に長期滞在予定の場合は検討してみると良いでしょう。
とくに、ahamoでは海外で15日間以上過ごす場合は通信速度が制限されるため、15日以上海外に滞在予定の方は注目してみてください。
現地の電話番号が必要になる場合にもおすすめですよ。
なお、利用できるSIMタイプは以下の2つとなります。
- SIMカード:カード型タイプで、現物をスマホのSIM挿入口に挿入して利用する
- eSIM:データ型タイプで、スマホに内蔵されている設定を書き換えて利用する
おすすめは、手軽に入れ替えることのできるカード型のSIMカードです。
ただ、頻繁に海外旅行に行く方は、事前予約設定なども可能なeSIMの利用に慣れておくと便利ですよ。
ただし、利用にはSIMフリーの端末が必要になります。
それほど難しい作業ではありませんが、SIMカードの入れ替え作業やeSIMの設定が不安な場合はほかの方法を検討すると良いでしょう。
現地のフリーWiFi
海外によっては、ホテル以外にもレストランやカフェ、ギフトショップ、路上でもフリーWi-Fiが提供されていることがあります。
フリーWi-Fiは誰でも無料で利用できる手軽さが魅力ですが、セキュリティの観点から使用はあまりおすすめできません。
もしどうしても利用する場合は、VPNなどのオンライン上のセキュリティを強化するサービスを併用しましょう。
以下の記事では、フリーWi-Fiの危険について詳しくまとめています。

また、海外旅行や出張で使えるおすすめのVPNについては下記の記事で解説していますので、海外渡航の予定がある方はぜひご覧ください。

ahamoの海外ローミングについてのQ&A
ahamoの海外ローミングについての疑問点をまとめました。
質問に対する回答形式でご紹介していきます。
- 動画配信サービスも利用できる?
- 渡航先でデータ容量は確認できる?
- 海外からahamoへの問い合わせ方法はある?
気になる質問があればチェックしてみてください。
まとめ
今回は、ahamoの海外利用について解説しました。
旅行や出張などの目的で海外を訪れる際は、ahamoの海外ローミング機能がおすすめです。
ここまでその理由を解説してきましたが、最後におさらいをしておきましょう。
- 最大30GBが利用可能
- スマホで「データローミング」をオンにするだけで利用可能
- 日本人に人気のエリアを98%カバーしている
- 申し込みが不要
- 追加料金がない
- テザリングも使える
- データプラス回線でも利用できる
上記のメリットが揃うのは、格安SIMの中でもahamoだけです。
海外によく渡航する方は、ぜひahamoとの契約を検討してみてください。