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決定版! 厚みの教科書 基本戦略からアルファ碁流まで ~厚みの1から10が分かる本~

3月の新刊『決定版! 厚みの教科書 基本戦略からアルファ碁流まで』から。本書の見所をピックアップしています。

こんにちは。花粉症で目が貯金箱になっている囲碁編集部の山本です。

3月13日発売の新刊!
加藤充志著「決定版! 厚みの教科書 基本戦略からアルファ碁流まで」




本書は"教科書”と銘打っているだけあって、厚みに関するいろいろなことを分かりやすく解説しています。「厚みとは何か?」という基本的な考え方から、実戦での活用法、そしてAIの影響によって生まれた最新の考え方まで。
章立てはこんな感じです。

序章 どっちが厚い?
第1章 厚みの碁 ~Zenの実戦に学ぶ~
第2章 厚みと模様
第3章 厚みと地
第4章 厚み派の考え方
第5章 自戦解説
終章 変化する厚みの価値

今回のブログでは、本書の見所をダイジェストでお送りしたいと思います。

~序章~


これら二つの定石、黒と白どっちが厚いですか?
まあ、黒が厚いです、という内容なら普通すぎるので、白が厚いという答えなのですが、
「なぜか?」というところから、「厚み」と「薄み」を解説しています。

~第1章~


Zenの黒番。現状、右下白と右上黒が同じくらい。下辺黒と左下白が同じくらい。大体ですが、左上の分、地合いでは白がリードしています。
黒は白10ときた石を攻めないと、厳しい形勢に思えます。中央は黒のほうが力関係は上なので、今がチャンスと言えますが、Zenはどのように厚みを活用したのでしょうか?

これは本当に必見です! 加藤先生はこの本局を「神の一局」と称しています。

~第2章~



黒は厚み派棋士の代表格、大竹英雄先生です。ここまで黒は手厚く打っています。
「黒は二線や三線ばかりなのに厚いの!?」と疑問に思った方は本書を読む前の私です。是非、本書をご覧ください。

さて、ここで黒はどこに打ったのでしょうか?
ポイントは、「黒に弱い石があるか」「下辺の白は厚み? それとも・・・?」
黒の次の一手とそれに対する白の対応から、「厚みと模様」の違いが分かりやすく理解できると思います。

~終章~

いきなり飛びましたが、白1と打った局面。
これは、Master(アルファ碁)と棋士の60局の中で有名な一局なので、ご存知の方もいるかもしれません。

白△の一団は強い石(厚み)に思えますが、実際はどうなのでしょうか? そして黒の次の一手は?

さあ、いろいろ疑問を残していきましたが、その答えは是非本書をご覧ください。
生粋の厚み派棋士、加藤先生の力作。「決定版!」のタイトルに偽りはありません!!

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