一間バサミ1

黒1の一間バサミは、以前からよく打たれていた手です。AIも有力と判断するため、さらに見る機会が増えました。
黒9ではAが従来の定石でしたが、AIの影響でプロの対局では図の進行が一般的になっています。
ハイの方が安定するうえ、変化も少ないので取り入れやすい打ち方です。

1図【白の狙い】
従来の定石の場合、白1が急所になります。
黒は手抜きが普通ですが、白3からのヨリツキがそれなりに厳しい手段です。

2図【黒つらい】
黒1と受ければ固いですが、いかにも利かされでつらい格好です。
黒1ではaなどとはたらいて打ちたいですが、白bのアジが残ります。

3図【トビで受ける】
黒▲で受けた場合は白1が急所になりますが、黒2と受けて不満ありません。2図より黒の効率が良くなっています。白1でaにも黒2です。

4図【白満足】
黒が他所に打つと白3が後続手段です。
黒模様を制限して白満足な分かれです。
黒8や10でaと切る手は白bと捨てて十分です。

5図【捨て石で黒良し】
の弱点は白5の断点ですが、そこを衝く具体的な手段は難しい。
図は手順をつくして3子を取りましたが、ポン抜きが大きく黒有利。

6図【黒有利】
白1とツグ方が勝りますが、黒2から中央を厚くして黒有利です。
白は生きている石から地を増やした格好で、効率が悪いです。
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