バーゼルIIIの衝撃
東洋経済新報社
- 大山剛(著者)
2012年末より導入される新BIS規制(バーゼルIII)の大枠について解説するとともに、新しい金融規制ルールによって、日本の金融の将来像を予測。生き残りの道も提示する。
大変動、大再編時代の幕開けか!?
日銀を代表してバーゼルIIの実施に
携わってきた著者が解き明かす、
バーゼル新規制の全容と日本金融の未来像。
2007年以降に発生した「グローバル金融危機」に対応して策定された「バーゼルIII」が2012年末より導入される。この新BIS規制(バーゼルIII)の大枠について、
(1)所要自己資本の質と水準、
(2)金融規制の単純化・裁量余地の最小化、
(3)リスク・スコープの拡大、
などについて解説するとともに、新しい金融規制ルールが、日本のマクロ経済や金融システムにもたらす影響を大胆予測。日本の銀行監督当局や邦銀が、いかに上手くバーゼルIIIを利用しながら、今後の難局に対峙していく生き残りの道を提示する。
発売日:2011-03-03
目次
第1章 金融危機とは何だったのか
第2章 金融危機を解析する視点
第3章 バーゼルIIIとは何か~問題意識と内容の分析
第4章 バーゼルIIIの問題点
第5章 バーゼルIIIのインパクト
第6章 日本・邦銀に残された道
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