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田中角栄と河井継之助、山本五十六

東洋経済新報社

同郷の3人の英雄を通して、日本を呪縛する「怨念の構造」を壮大なスケールで描く。ロッキード事件の真相も激白。解説:半藤一利。

今こそ世に問う!
角栄を最もよく知る著者、最後の書き下ろし。待望の復刊!(『怨念の系譜』を改題)

「英雄たちの復権なくして、日本の繁栄はなし」

新政府軍に敗れた長岡藩・河井継之助の無念が、その後、同じ土地に生まれた五十六、角栄の更なる悲劇につながった!
明治維新から現在まで、日本そして世界を呪縛する“怨念の構造”を壮大なスケールで描いた感動の大作。
ロッキード事件の真実が初めて語られる……。

解説:半藤一利。


新潟が生んだ三人の偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。彼らに共通するのは、リーダーとしての先見性、決断力と実行力、世界を意識した国家戦略など優れた資質を持っていたことだ。そしていずれもが「独立」と「富国」を志すが、歴史の大波に翻弄され、劇的な生涯を閉じている。
時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにしていくノンフィクション。ロッキード事件の真実が初めて語られる……。


〈著者の言葉〉
山本五十六と同様、巨大な風車に立ち向かった角栄は、力及ばずなぎ倒された。後継者は見当たらない。

発売日:2016-11-03

目次

序 章 継之助、五十六、そして角栄へ――歴史は繰り返す
第一章 河井継之助――逆賊と貶(おとし)められた先覚者
第二章 山本五十六――太平洋戦争の軍神にされた男
第三章 田中角栄――金権政治の権化と蔑(さげす)まれた異能鬼才
終章 そして怨念が残った
あとがき
参考文献
解 説――半藤一利